ce que je n'aime pas....

小説が映画化されるとフランスの文庫本はすぐに、その映画のポスターの表紙になって店頭に並びます。

映画も本も私は好きですが、私はこれが好きじゃないんです。

秋冬の映画まとめに書いた、文豪フランソワ モーリアックの"Thérèse ...."も
もちろんこの様に。
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今年初めに観たアンナカレニーナもそうですし、公開されて2週間程経つ、ボリス ヴィアンの"L'ecume des jours"(泡の日々)も、既に。
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その他沢山。

映画化されてから、読もうとした場合は、私はですから出版社の違う普通の表紙のものがあればそちらを選ぶか、ブックオフなどの古本を扱うお店で古いバージョンを探して購入します。

でも、きっと映画の表紙にした方が、映画を観た人も見つけやすく、売上もいいのでしょうね。

ところで、ボリス ヴィアンと言えば私にはジャズマンとしての方がイメージ出来るのですが、今回、シューレアリズムの傑作と言われる小説の映画化、、、現実離れした世界をどんな風に映像にしているのか?誰もが気になるところ。

観た人達の反応がすこぶる悪く、、途中退場する人も何人もいる、と耳にしていたので躊躇していましたが、他に観たい映画もなく、、、。

観て来ましたが、、、半分も経たない内に私も退屈してしまい、そう思い始めた頃、三人が出て行きました。。。
ここまで、と言うのはホントに珍しい。私は一応最後まで観ることは観ましたが。

イマジネーションを掻き立てる小説の方を読んだ方がいいのでは、、と思いました。

ゲームやアニメ世代には良いのかもしれませんが、、ボリス ヴィアンの小説に愛着があればある程、何コレ!と思ってしまうかも。。。
ポスターはフランスの売れっ子二人が主演ですから良く出来てますけど、、。

視点を変えて見れば、メロドラマを撮る方がむしろシンプルだと思うので、こんな映像を撮れるのは、ある意味天才かも?映像にしようと言う勇気はブラヴォーですね。

ボリス ヴィアンの小説でイメージしながら読む方が、美しい物語として心に残る気がします。
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# by 40ansparis | 2013-05-10 19:07 | 本 livre | Comments(14)

"もしも、あの時、、、" / 三都物語

L'essai (Florence), la cuisine (Tokyo),
Le dessin ( Paris)

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"序文"

人生の様々な段階で、私達はその都度ひとつの選択をし、または岐路に立ち、幾つかの可能性から選択を繰り返して今に至ります。

誰もがふと、振り返る時、もしもあの時、、、だったら、、あっちを選んでいたら、、、と、想像を巡らせたり後悔したりすることが必ずあるはずです。

そんなエピソードのひとつを、それぞれ語って欲しくなり、今回ホスト役の私は、他メンバーのおふたりにこのお題を投げかけました。

今年第2弾の三都物語、前回同様にそれぞれが同じテーマで語らせて頂いています。それぞれを三都市分
(イタリア、フィレンツェ: ihokoさん
日本、東京: whiteさん)
巡って頂けると嬉しいです。

三都物語の回は普段よりちょっと長くなりますが、お付き合い下さい。

皆さんの"もしも、あの時、、、"も
聞かせて頂きたいなあ。
様々なドラマがありそう。

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社会人になって2年ほど過ぎた頃、海外旅行に行こうと友人二人と計画を立てた。私達は、卒業旅行は国内だったので、初めての海外旅行だった。

その女子三人の旅行先はすんなり英国に決まった。
私以外の二人はロンドンに、私はロンドンよりも田舎にある、ピーターラビットのモデルになった村に興味があった。

三人とも違う会社で仕事をしていたので決めた日程は動かし様がなかったが、どういう訳か旅行会社の手違いでオーバーブッキングとなり、同日程の英国行きで三人分の確保が難しいと言う。
他の都市への変更は可能性として考えられるか?と聞かれ、計画は振り出しに戻ることになった。

私は、何処でもいいよ、二人で決めて、と匙を投げ、行き先の再決定は二人に任せた。

二人がそれなら、と決めたのはフランスのパリだった。
ちょうど格安のチケットが手配出来るとのアドヴァイスもあり、すんなり決まったようだった。
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一週間私達はパリど真ん中の観光エリアではなく、勧められたモンパルナス界隈のプティホテルに滞在した。

モンパルナス界隈は、言わずと知れた6区と14区のちょうど堺目にある、昔からアーティストがたむろしていたボヘミアンな地区。

ヘミングウェイやフランスの文学をかじっていた若き三人は、毎朝の様にヘミングウェイもエッセイに書いている彼が呑んだくれたり、せっせとノートに書きものをしていたカフェのひとつに通い、テラスで道ゆくパリジャンを眺めながら朝食をとったり、歩き疲れた身体を安める為にカフェで語らった。
この滞在中、パリの本場のカフェ文化の洗礼を受け、その喧騒の中に居る心地良さを満喫した。

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日本へ帰り、またそれぞれが日々の忙しさに揉まれて行き、その後その友人二人はパリには来ていない。

二人が決めて、私は一度行ってみるのもいいかもネ、と二人が決めた船に乗っただけだったのに、
結果、一番パリから離れられなくなってしまったのは私だった。

その後は一週間位の有休がもらえるとパリに来たり、機会に恵まれて仕事としても何度も出張にパリに来て、と
パリは私にとって、自分の田舎と同じ位に居心地の良い無くてはならない場所になっていった。
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そして今私はパリに住んでいると言う人生の不思議。

初めて来たパリで通った同じカフェに、私は20数年経った今現在も通い、同じテラスから変わらない景色を眺め、時々ここに居る意味を思う。
古いスタッフも、よく知っている。

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もしも、あの時、、、
旅行会社のオーバーブッキングがなくスムーズに英国に旅行していたら、
今、私はパリには居なかったかもしれない。

パリに住む様になってから、何度もまた読み直してみたヘミングウェイの描いたパリ。

ヘミングウェイも、有名になる前に、ただひとりの外国人としてパリの街を歩き、異邦人としての目線でパリを感じていたからこそ、今の私の心にも響き、共感させられたり、同じ道を歩きながら愛着を感じたりするのだろうと思う。
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彼の言葉がいつも流れてくる。
" 若い頃、もし君がパリに出会ったならパリはその後一生君についてまわる。
何故ならパリは移動祝祭日だから。"

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今回のイラストは、今回描いたものではなく、何回かパリに来ていた頃に毎回描いていたスケッチブックから載せました。
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# by 40ansparis | 2013-05-02 00:02 | 三都物語 | Comments(24)

変わらないパリ

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こんな小道に舞い込むと、紳士淑女の
時代の山高帽の男性やドレスの女性に
出会いそうに思えます。

本来この街並みには、そういうスタイルの方が合うのだから。

Tシャツにデニムじゃなくて。

パリはこんな小道で、時代ものの撮影が出来るくらい変わっていないんですよね。
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# by 40ansparis | 2013-04-30 16:08 | お散歩の時間 promenarde | Comments(20)

パリのキオスク

新聞や雑誌を買えるパリの街角あちこちに存在するキオスク。

今年はこのキオスクが出来て、ちょうど150年だそうです。
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# by 40ansparis | 2013-04-27 19:40 | お散歩の時間 promenarde | Comments(16)

何ヶ月に一度、、、

急に思い立ち、食べたくなるパンケーキ。
本当は秋冬の寒い朝の朝食に合うのだけど、繁忙期には作る気になれず。

ゆっくり起きたブランチに、、、。
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日本のホットケーキミックスは便利だけど、そんなのあるはず無いし。

私は厚みがあってふわふわのよりも薄いパンケーキが食べたいので当然自分で。

こちらで手に入るもので、何と無く大体の分量で、、笑。

私の自己流は、溶かしバターも入れません。バターは上に乗せますし。
その代わり、牛乳ではなくて、生クリームを使ったり。

シロップもレモンにしたり、気にいっているコンフィチュールにしてみたり、クレープみたいな感覚で食べてます。

最近の自分の変化は、、、

混ぜて焼いてあるからなのか、クロワッサンのバターが凄く胃に重く感じます。最近ずっと食べたいと思わず、買っていません。

でも、バゲットにたっぷりバターを乗せて食べるのは大好きで平気。
医学的に、消化の段階か何か違いがあるのかしら?
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# by 40ansparis | 2013-04-23 18:10 | 食べ物エトセトラ | Comments(22)