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カテゴリ:フランス人・フランス観察( 103 )

Méditerranéen : 地中海沿岸の人達

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Méditerranée (地中海)は、私にとってのリラックスワードです。

旅行先には大好きなノルマンディーですが、食べ物はガレット、クレープ、伝統料理とか食べていると二日目には私の胃は重く感じ始めて、いつも自分のサラダが食べたくて堪らなくなります。

地中海沿岸の食べ物は、乳製品以外は自分の胃が喜び、胃が軽いまま。

フランス人、または地中海沿岸の90歳を越えた人達の、心身ともに元気ハツラツな様子は、ずっと気になっていて、私は仕事場にいらっしゃる90歳過ぎたムッシュウマダムに、世間話の間に良く質問をして来ました。
友人のお義父さんも95歳なので、何を召し上がっているのか、などお会い出来た時にはインタビューしています。

皆さん共通しているのは、まず90歳以上の、その年齢に見えないハツラツさと姿勢の良さ。良く歩き、海辺のヴァカンスは人生で最高の時間、泳ぎ歩き、パートナーがいればダンスもして、美味しいものも大好き。食事の時に必ず赤ワインを一杯。でも普段の食事はシンプルです。デザートもしっかり食べます。

地中海沿岸の人達の食べているものは、栄養学的に本当に素晴らしくて、バランスが取れています。
日本食は健康、グルテンフリーブームにのって、バランス良い健康食の代表みたいに言われているけれど、和食の落とし穴(塩分、カルシウム不足)に気づいてからは、私の中では和食より地中海沿岸の食べ物の方が優れている、と言う位置関係になっています。

私自身、和食好き、パンよりご飯大好きです。
でも、忙しい時は特にこちらの素材で素材そのものを生かした簡単な調理法の野菜を食べたり、食のベースは完全にオリーヴオイル。和食と地中海沿岸のいい所取りの、自分流ミックスになって来ました。

時代の流れで、今はパリでは有機野菜もあちこちで安く買えます。以前は日本食材屋さんに行くしかなかった昆布や味噌だってBioのお店で買えるようになりました。

今の自分のシンプルな調理法の質素な食卓、これが今は一番、どんな星付きレストランよりも自分には贅沢で身体が喜ぶ、旅行先からも帰って早く食べたい、と思えるもの。

ただ、シンプルなものこそ、素材勝負で差がすぐに明らかになりますね。


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by 40ansparis | 2019-02-19 06:34 | フランス人・フランス観察 | Comments(4)

ジャン コクトーからジャン マレへ

バレンタインデーは、フランスの場合、男性がブーケを、またはブーケとショコラのボックスを女性に、、などが定番でした。
今では、日本ほどの盛り上がりは前日まで無いものの、他業種も沢山のバレンタイン商戦で売り上げを上げようとはしています。

普段、感情表現が豊かなフランス人でも、何かオリジナリティあるプレゼントはないかな、とお店を見に来る様子は、見ていて可愛いですね。

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手持ちの著名人のラヴレターや別れの手紙などの本から、誰のを紹介しようかしら、、、と考えていました。
作家、アーティスト、政治家、、、色々な方が書いているラヴレターですが、ラヴレターは案外同じような感じ。

その中から、一番、恋する切なさが感じられるフレーズを選んでみました。
ジャン コクトーが当時の恋人の美男俳優ジャン マレに当てた手紙の追伸から。

Une seule petite bêtise que je te demande.
L’attente est pour moi une chose maladive. Si tu rentres très tard, donne un simple petit coup de téléphone que j’entende ta voix.

たった一つ、キミにバカな事を頼みたい。
待つ事、それは僕にとっては気が狂い病気になってしまう事なんだ。もし、キミが深夜に帰宅するなら、ちょっとキミの声だけ聞けるように電話を入れて。


当時のスター俳優ジャン マレは何人もの恋人がいたそうで、コクトーはそれを知りながら苦しんでいたそう。
でも問い詰めたり逆上するのではなくて、こんな追伸を書くなんて切ないなあ、、、と読みながら心が痛むほど共感しました。

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(ふたつの小さな古い17世紀くらいの男女を描いたイラストの額は、文庫ほどの小ささで、数年前に蚤の市で安く購入したものです。)
この二つのイラストを見ていると大好きな本、危険な関係、を思い出します。












by 40ansparis | 2019-02-14 07:35 | フランス人・フランス観察 | Comments(2)

ミシェル ルグラン氏逝く

シェルブールの雨傘の作曲などで知られるミシェル ルグラン氏が亡くなったニュースを今夜ラジオで聞きました。

現在の夫人は女優のマシャ メリル。ミシェル ルグランの4人目の人生の中の女性。

この2人の愛の物語が凄いのですね。
単にフランス人らしいと言うだけでは語る事の出来ない思いの深さと言うか。

60年代、シェルブールの雨傘の映画の為に行ったリオ デ ジャネイロの映画フェスティバルで2人は出会う、、、でもその時既にミシェルには妻と2人子供が居た。

その後ミシェルは2人の女性と出会い人生のひと時を過ごす。マシャはイタリア人監督と結婚している。

2014年(つい最近ですね)、2人ともパートナーの居ない独身同士でまた出会う。
ミシェルが82歳、マシャは74歳。
50年もの気持ちを持ちながら2人はやっと結婚。

今年は2019だから、2人がようやく一緒に生きて僅か5年の夫婦生活だったのです。
が50年分の思いが凝縮された5年だった事でしょう。

今夜は、この2人のラヴストーリーに感動しながら、、、
お休みなさい。

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結婚した頃の、カンヌ映画祭でのおふたり。(写真お借りしました。)

こう言う話は、有名人に限らず、フランス人の80,90歳のお客様から身の上話を聞いたりすると結構あって、普通のフランス人の人生そのものがフランス映画になり得るなあ、と良く思う事があります。

フランス人は、浮気と言う言葉が存在しないようにさえ感じるほどに、毎回、常に、本気なのです。



















by 40ansparis | 2019-01-27 08:25 | フランス人・フランス観察 | Comments(4)

家庭の中で

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年末、知人のお家へお邪魔した時の事。

学校での出来事を、中学生になったばかりの女の子が話していたのです。

その時、その子のママが言った言葉。

< 人と違う事、人と違う意見を持っている事を言うのをためらう必要なんて無いのよ!違っていても良いじゃない?>

聞きながらハッとしました。

個性や自己主張を育てるフランスの家庭らしい光景を見ました。
ですからフランス人は大人たちも、かなり個性的です。

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by 40ansparis | 2019-01-10 20:46 | フランス人・フランス観察 | Comments(4)

En voiture ! 2019 : さあ、出発 2019

年末年始、この二、三日目で食べたものを思い出すと、、、一年に一度のご馳走パレードです。カロリーの事は考えないようにしましょう、笑。

クリスマスから年末年始のパーティのこの時期は、フランス人の胃袋の強さ、食いしん坊ぶりに驚き感嘆するばかり。

牡蠣などの魚介類やスモークサーモン、帆立に海老、フォアグラ、ビュッシュ、ショコラにガトーショコラ、早くもガレットも既に頂きました。シャンパンにブルゴーニュワインに、、、。
私でもお腹がはち切れそうになるのに、フランス人は90歳以上のかなり年配の方でも美味しそうにペロリと平らげ、ワインやシャンパンを堪能しています。
胃袋がやはり肉食なのです。

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2019年最初のカフェ一杯は、パリのカフェではなくて、ヴェルサイユの街を散策した帰りに寄った小さなリゾートスパホテルのカフェで。

ヴェルサイユの街ではいつものイタリアンでは無くて、モロッコの人が作るクスクスも食べに行きました。今まで食べたクスクスの中で一番の美味しさ!

フランスは、学校はもう一週間ヴァカンスの続きですが、会社は明日2日から始業です。

美味しいものを食べ過ぎた後は、また働いて消化しなくては、ね。

美味しいね、と大切な人達と美味しく楽しい時間を分かち合う事、、、そんな時間が穏やかに普通に過ごせた事に感謝しています。

2019年も、宜しくお願い致します。














by 40ansparis | 2019-01-02 05:49 | フランス人・フランス観察 | Comments(6)

冬のソレイユ

気温が上がらなくなって来ました。

冬特有のきーんと冷え乾燥した空気。
でも雨が無くなって太陽が出て来ました。
寒くても、その方が気持ちは軽くなりますね。

夕方は夕陽が当たって景色がオレンジに染まるほど。

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フランスは、まだまだグルメのシーズンが続くので、皆んな食べまくりますよ。

ノエルが終わり、皆んなホッとした表情に見えます。
接客していると、プレゼントやショコラなど買いながらも、本当はノエルなんて嫌いなのよ、、、と愚痴を言う人の多い事に驚きます。

でも、フランスは家族構成も家族関係も複雑だから、ある意味頷けますけれどね。
お客様の身の上話を聞きながら、聞いているだけで、大変だなあ、、、とため息が出ます。本当にどの家庭も小説になりそう。

ノエルが終わり、私はすっかり年が明けた様な気分です。








by 40ansparis | 2018-12-26 22:38 | フランス人・フランス観察 | Comments(2)

意外な12月の始まり

ご存知の通り、今フランスは大規模なスト中。

エンジン、ガソリン、ディーゼル燃料の値上げへの反対、怒り、そして毎年上がり続ける様々な税金、価格に対するうっぷんが溜まりに溜まって爆発している気がします。
私は、彼らの主張は理解しているつもりです。例えば日本の様に稼げて居ない人達があまりに多いフランスで車の移動が欠かせない人達にとって、2割近い燃料の値上げがどんなに辛いか、、、政治家を始め、稼げている人達には分からない事です。

先週がシャンゼリゼ界隈を中心に破壊行為などがあり、今週末はかなりの店舗や美術館などがクローズ。テロがあった時より凄い光景、13年住んでこんなに全部閉まってしまうのは見た事が無いです。

一方自分は普段通りに仕事場に行って仕事をしているだけですが、先週末から冬の乾燥、疲れが溜まってか、扁桃腺が腫れてしまい、気管支炎に進み、喉に悩まされていました。

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去年、一か月も酷い咳に苦しんだので、今回はその時に効いたナチュラルなBioの薬を始めから飲んで、一日4回ハチミツレモン、そして咳が出そうな時には仕事場でもユーカリプスののど飴、ハチミツをしょっちゅう舐めて、、、今回は4日でほぼ治しました。

ストのもう一面を見ると、12月に入ってクリスマス商戦が本格化するこの時期に大型デパートやショッピングセンター、商店が開店出来ないこの状況は、、フランスの経済にも打撃です。フランスはまた今、市民のフランス革命中です。

フランス革命がどんな風に起こったか、まさに目の前で見ているような感じです。フランス人って変わっていないんですよね。主張しないではいられない。

さてパリはどんな年末になりますか。


皆さまも冬の疲れ、乾燥、喉にお気をつけてお過ごし下さいね。






by 40ansparis | 2018-12-08 19:52 | フランス人・フランス観察 | Comments(14)

フランシス レイ氏逝く

先日書いた、人生の中で、、とフランス人が良く会話に使う件、早速目に入ってきた記事がひとつありました。

今月7日、映画音楽を中心に知られる作曲家フランシス レイが亡くなりました。
映画 男と女のダバダバダ、ダバダバダ、、、と言えば直ぐにお分りいただけますか。

その訃報に際しての、映画監督クロード ルルーシュのコメントです。

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<私達は35本もの映画を一緒に作り、50年ものラヴストーリーを一緒に生きた。
彼は私の人生の男であり、フランスで最も偉大な作曲家だ。>

普通は、私の人生の男 l’homme de ma vie と言えば女性が使う訳です。
ルルーシュ監督とフランシス レイが恋愛関係にあった訳でも無く、数々のラヴストーリーの映画を二人で手掛けて来た同士としての思いを敢えて、わざとこんな風に表現したのでしょう。

こう言った言い方をする所が如何にもフランス人らしく、詩的な表現を普段からするフランス人の洒落気を感じたコメントでした。


皆さんの心の中に、l’homme de ma vie, la femme de ma vie (私の人生の男、私の人生の女)はいらっしゃいますか?







by 40ansparis | 2018-11-14 07:11 | フランス人・フランス観察 | Comments(2)

貴方の人生の•••は何ですか

フランス人は、良く普段の会話の中でも
<人生の中で、、、>と言う、日本語に訳すと大袈裟に聞こえる言い方を良くします。

あなたは人生の中で何をしてますか?(何の仕事をしていますか?と言う意味なのです。)
あなたの人生の本は?

私の人生の男、女。(これは上手く日本語に出来ない感覚だけれど、人生で一番の運命の人、と言う感じでしょうか)

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雑誌に著名人へのインタビューがあると、フランスの場合は質問も同様にまた面白いのです。

Q) Le casting d’un dîner idéal chez vous?
(あなたのお家でディナーをするとしたら、理想のキャスティングは?)

例えば、シェークスピアにカトリーヌ ドゥヌーヴにうちの母に、作家の、、、などと答えたりしています。

Q) Une musique dans votre vie ? (あなたの人生の音楽は?)

Q) Le livre qui vous accompagne ? (あなたと常に一緒にいる本は?)

Q) sur une île déserte, qu’en emporteriez-vous?
(離れ島にあなたは何を持って行きますか?)


皆さんの答えも聞いてみたいものです。

この質問に対しての答えには、その人の人生哲学が垣間見えて、とても興味深いのです。

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私の答えは、もったいぶって後日にでもこっそり付け加えておくとしましょう、笑。


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もうこの記事は誰も読んで居ないかもしれないけれど、後々の自分の記憶確認の為にも忘れないうちに書いておく事にします。

Q) ディナーの理想のキャスティング: マルグリッド デュラス、エリック ロメール、ルイ ガレル、ジュリエット グレコ
(夢みたい、、、)

Q) 人生の音楽は : ゲンズブール、グレコのLa javanaise

Q) 常に一緒にいる本 : Insoutenable de légèreté d’etre 存在の耐えられない軽さ(Milan Kundera), 海の贈りもの リンドバーグ夫人

Q) 離れ島に持って行くもの : プルーストの失われた時を求めて全集(これでやっと生きているうちに全集読み切れるかも)、クレールフォンテーヌの分厚いノートと万年筆




























by 40ansparis | 2018-11-08 06:36 | フランス人・フランス観察 | Comments(8)

ニックネーム

ヴァカンスに入った週末、お天気も良くて人手が多かったのでバタバタでした。

今朝はまるで春先かの様な、優しい桃色の朝焼けの空でした。

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仕事場近くのカフェで久しぶりに見かけたソフィに、10年近く知ったカフェ仲間が親しげにSoso !(ソソ!)と呼んでいました。
キャビア屋さんの髭のムッシュウはジョゼフ、こちらも10年近くの常連仲間がJojoジョジョなんて呼んでいます。貫禄ある年配のムッシュウでもこんな呼び方をされると何ともチャーミングで聞いていて面白いのです。

日本でも、キョンキョンとか繰り返すニックネームがありますが、フランス人も同じようなニックネームで呼んだりするのです。

そういえば、パリ狂乱の時代を名だたるアーティスト達と過ごしていた画家のフジタもアーティスト仲間の友人達や踊り子達から親しみを込めてFoufouフーフーと呼ばれていた事が知られています。

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by 40ansparis | 2018-10-22 05:54 | フランス人・フランス観察 | Comments(2)