クロード ルルーシュ監督が 26歳で!男と女 でパルムドールを受賞したのは私が産まれた年。 この映画は多分、、、 私が一番最初に聞いて覚えた、フランス映画の音楽で、 私が一番今までにみた回数が多い映画で、 私が最初にビデオを買った、私には個人的に特別な映画です。 その男と女の50年後の映画をまたクロード ルルーシュ監督が撮った、と聞いて最初に私が感じた事は、 残酷な事、するなあ、、、。 愛、過去の時間と思い出、老い、死、再会、生きなければならない人の性。 この映画の中の二人を観ながら、いろいろ切なくて、私はずっと涙が出て止まりませんでした。 ジャン ルイ トリンティニャン演ずる、軽いアルツハイマーの老人が話す台詞が深くて、また素直で率直で、心に響きました。 こんな風に80歳を過ぎてから、昔愛した人に再会したら、どんな会話をするのでしょう。 男と女のワンシーンや、クロード ルルーシュ監督が自分でバイクに乗りながら早朝のパリの街を撮ったショートフィルムの一部も織り交ぜながら、あの二人の50年後を描いた、人生へのオマージュを捧げる映画です。 ジャンルイ トリンティニャンは88歳で、アヌーク エーメが87歳。二人ともまだまだチャーミングで素敵です。 パリの街を早朝バイクで走るナレーションに、そうそう!と叫びたくなりました。 私も早起きの朝まさに同じ事を考える。 C’est beau , Paris. 6heure de matin, y a personne. Paris m’appartient . (パリは美しい。朝の6時、誰もいない。パリは私のものだ。)
by 40ansparis
| 2019-06-10 04:32
| cinema
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Comments(17)
Mexico CityのホテルのTV、フランス語チャンネルでAnouk Aimeeが登場していたのはこの映画の話だったに違いありません! カナダでも観られるいいな…
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francana at 2019-06-10 05:15
ラパンさんの感想を読んで、断然見たくなりました。
伝説の映画をふたたび同じ俳優でというと、失敗にも終わりかねないのに、それだけしみじみと良かったのですね。 人生賛歌・・・80歳を超えた二人が演じたから説得力があるのでしょうね。 ↓先日の風は強かったですね~ 南仏のミストラルを呼んでしまった~なんて慌てるの、チャーミングなラパンさんです(笑)。 来週も雨の予報ですが、半袖はいつ着られるのかと思ってしまいます。
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matantz7 at 2019-06-10 09:24
中学生の僕にはフォードのGT40にしか目がいかなかったのですが、「男と女」は若い頃よりも50歳を過ぎてから色々なことを感じた映画ですね。元々亡くなってる役でしたが、ピエール・バルーも亡くなってしまいました。これまた後になって「サラヴァ」を見て、カエターノ・ヴェローゾの妹のマリア・ベターニャや若いパウリーニョ・ダ・ヴィオラが出ていたり、もういろいろ、いろいろです。
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matantz7 at 2019-06-10 10:33
連投失礼、YouTubeで予告編見てドキドキしました。こんな気分は久しぶり。
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40ansparis at 2019-06-10 14:59
Cecileさん、ああきっと、この映画がカンヌ映画祭のコンペティションに出品されていたから、カンヌの時期なら間違い無くこの映画の話でしょうね。男と女を若い時に観た年配層をターゲットにすれば、、カナダでも上映されるかもしれませんねえ。
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40ansparis at 2019-06-10 15:21
francana さん、六月になっても肌寒いなんて、ねえ。パリでもあんな強風が吹くのかと驚きましたね。この映画が成功しているかどうかは私には分かりませんけれど、50年前のあの映画より現実的な描写になっています。直面する老い、過去へのそれぞれの思いが描かれて、あの映画の二人は程なくして別れたらしい事が会話から分かります。展開もゆったりしていますし、退屈した観客もいるかもしれません。でもその老いの現実や過去への思いの違いとかを観ていて切なくなりました。映画で描かれているご老人はまだ恵まれた環境の中に居られる人達でしょうけれど、残酷な老いの現実を前に、どんな会話になるのかと思いましたが、会話が深くてあらためてクロード ルルーシュ監督の美学って好きだな、と思いましたよ。
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40ansparis at 2019-06-10 15:27
matantz7 さん、確かに50年前のバージョンの方も年を重ねてから観た方が良さが分かる映画だと思います。この映画の予告編も御覧になられた様ですね。映画は予告編よりも、もう少し現実的でのんびりと進行します。残酷な会話や現実もありますが、だからこそ観ている側も皆んな、過ぎた時間が愛しくなるのだと思いますね。男の子なら車に目が行きますよね。レーサー役ですからね。実際にジャンルイ トランティニャンのお父様はレーサーだったそうですよ。チャーミングな老人を演じています。日本なら公開されるのではないでしょうか。
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トミミン
at 2019-06-11 01:39
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「男と女」の続編!
初めて知りました。 う~ん、私はどうなんだろう。 必然的に老いがテーマになるのでしょうからあまり観たくないような気がします。 でもDVDになったらもしかしたら観るかも知れません。 私は、何度もあの映画を観ましたが 全編カッコよくて、あの海辺のレストランの場面も、それからドーバーの海辺をアヌーク エーメが二人の子供を連れて波打ち際で戯れている場面も好きで、いつか、私もあのドーバーの風に吹かれてみたいって思いました。憧れですね。 何はともあれお洒落な映画であることには変わりないですね。
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40ansparis at 2019-06-11 04:32
トミミンさん、続編って邪道な気がしていたし、私も老いた二人を撮る、、残酷な事するなあ、と観たいような観たくない様な気持ちでいました。フランスではカンヌで上映されて直ぐに公開されて既に二週間くらい経っているんですよ。
でも観たら、監督が自身の若かりし日への郷愁も含めて、主演の二人が存命のうちに二人を撮っておきたかったのだろう、と理解出来ました。ヌーヴェルヴァーグの映画を作り上げた人達が、この数年次々と亡くなっていますから、尚更そう思ったのではないかと思っています。 私も、海辺を子供の手を取って戯れているシーン、そこにトランティニャンが車で浜辺まで着いて大人二人と子供二人が駆け寄るシーン、、好きなシーンが沢山あります。当時は誰も出資してくれず、最低予算で撮った映画だと言いますけれど、映像のクオリティがどうとか、そういう事をこの映画は超えてしまっていますよね。 現実的な部分もありましたけれど、二人の笑顔がいいので、是非機会がありましたら御覧になってみて欲しいです。
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トミミン
at 2019-06-11 12:16
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ラパンさん ごめんなさい。
今 自分のコメントを読んで 顔から火が出そうなぐらい恥ずかしい。 なんで ドーヴィルをドーバーなんて書いたのかしら。 人名 地名は特に気をつけて書かなければ! 恥ずかしい限りです。以後 気をつけます。
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40ansparis at 2019-06-11 14:00
トミミンさん、私も恥ずかしい間違い、しょっちゅうしていますよ。お気になさらずにどうぞ。
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Qtaro-mama at 2019-06-12 06:40
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40ansparis at 2019-06-12 15:03
Qtaro-mamaさん、ジャンルイ トリンティニャンが若い時って本当に格好良くて見とれますよね。あのそれぞれの子供たちの二人は、そうなのかなあ、と思いながら観ましたが、やはり当時の、あの同じ子役の二人だったのですね。そうならビックリです。中々映画に行けずにいるので、選んだものを観ています。
このUn homme et Une femmeのポスター、大事に持っていたわ。
ラパンちゃんが書いている「80歳を過ぎてから、昔愛した人に再会したら、どんな会話をするのでしょう。」…偶然にも先日、F2が撮った映像で、93歳のアメリカ軍人が第二次世界大戦中にBrieyでいた時、知り合ったフランス人女性と恋愛したものの、軍が村を離れるため、別れ別れになり、75年後に西海、その様子をF2がカメラで追っていたの。 会話は、元気だったから始まり、当時の思い出を振り返って話していた。人生の最後に再会でき感無量だよね。 F2で、6/10だったからもう終わっちゃったけどね。。。
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40ansparis at 2019-06-17 15:39
mimiちゃん!その話、テレビのは見ていないけど、インターネットニュースの記事で読んだわ。短いビデオだけで一部二人の再会を観たけど感動的だった。空いた時間の中に沢山の思いが詰まっているのを感じたよね。こう言う話は戦争中には世界中あちこちであっただろうけれど、こんな風に再会出来た人はあまり居ないだろうからね。フランス人女性の娘さんも泣いてたね。
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aoneko
at 2019-06-17 18:09
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僕もクロード・ルルーシュは好きで何本か見ました。フランシス・レイの音楽がすごくいいですね。この映画はぜひ見たいと思います。確か「男と女2」もあったように記憶しています、見てはいませんが。
今度フィリップ・ガレルの初期の作品を見に行きます。
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40ansparis at 2019-06-17 22:40
aonekoさん、やっぱり堪らなく良いのは、あの音楽なんですよね〜。日本でも上映されるようですから時間を見つけて行けると良いですね!フィリップ ガレルの初期の!ええ?どれかなあ。何度でも観たいですが、最近フィリップ ガレルのはパリでも中々上映が無いです。頂いた本の中の猫の、読んだ後もまたパラパラと読み返していますよ。優しい気持ちになったり、落ち着くのです。あらためてありがとうございました!また映画の話など色々したいですねえ。
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