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本まとめ 2018 S/S *2


この春夏、3月から8月までの本まとめ、続きです。

新作が出たのを見て、かなり前に読んで印象的だった作家フィリップ ベッソンをまた思い出し一冊過去に読んだ本を読んだら、もう一冊もう一冊と止まらなくなり一気にかなり読みました。
彼の本はどれも薄くて文章もシンプルで読みやすく、時に詩のように美しい。デュラスの文章を思わせるような雰囲気があるし、実際に作家自身が好きなのではないか、と思います。プロローグにある引用文にも使われていましたし。

驚いたのは、マクロン大統領と親しいらしくマクロンについての本も出しているのは知っていましたが、つい最近、マクロン大統領がロスアンゼルスのフランス領事に推薦したとか、、。作家としては好きだけれど、、、その選択はどうかしら、、、と新聞を読みました。
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不思議なシンクロも沢山ありました。
バラバラに手元に来た本が中の言葉や場所や人で繋がったりして。

アヌシーに居る時、読んでいた本にはアヌシーが出てきて、ジョルジュ サンドとミュッセを読んでいる時に両方の本に少し出てくる詩人のバイロン男爵が、その時に観た映画に出てくるし、キヨスクには別冊でジョルジュ サンドの特集号が出てくるし、、シンクロがあり過ぎてドキドキしました。

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仕事場近くに住む常連マダムに頂いた本は、あのマリーアントワネットの時代に既にボーヴォワールの第二の性のような女性の権利を主張していた女性の本。全く知らなかった作家や哲学者を知ったのも今シーズンの収穫です。

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分厚い本を読むと、また軽い本を読んで、、と色々読みました。
対戦中のドラマ、パストゥールの人生、アニーエルノーなどなど。
大好きなベルモンドの自伝はポッシュで発売されたのを発見して直ぐに。

ヌーヴェルヴァーグの映画でブレイクする前、子供時代、そしてゴダールやトリュフォーなど監督との出会い、逸話、、、舞台裏が覗けて興味深い本でした。

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秋冬は、仕事量も増えるシーズン。
暗いし眠い、、、でもだからこそ、静かに目で文字を追う時間は私には必要なビタミンとミネラルです。

心揺さぶられる本と出会えるのを楽しみに、時間を見つけていきたいものです。







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by 40ansparis | 2018-09-06 05:06 | 本 livre | Comments(12)
Commented by Cecile at 2018-09-06 11:25 x
うわぁ、圧巻なリスト。活字中毒とはラパンさんのことね。
La Nuit、私も読みました。編集、対訳を重ねに重ねた最終版は100ページあまり。その内容の重みに心がずっしりと沈んでしまったことを思い出しました。
Phippe Bessonも面白そうね。ああ、文章もみがかなくては 笑。
Commented by 三毛子 at 2018-09-06 13:33 x
ラパンさんお元気ですか? ラパンさんが読まれた本の中では、エリゼ宮の食卓を読みました。昨日、上野の都立美術館でレオナール・藤田を見てきました。そして今、何度目かの永井荷風ブームです。ぜーーんぶフランス♬
Commented by 40ansparis at 2018-09-07 00:58
Cecileさん、そうね〜中毒症状は中々おさまりませんね〜、笑。ただ、フランス人の読書量と言うのは私など足元にも及ばないくらいですから、私程度で中毒と言って良いのか、、、というフランスです。
そうでした、夜はCecileさんも読んでいらしたのを見て、読もう読もうと、、今になってしまいました。凄い重さの衝撃とショックの余韻が残っています。
Commented by 40ansparis at 2018-09-07 01:03
三毛子さん、お元気ですか?エリゼ宮の食卓、読まれましたか⁈凄く興味深い本でしたよね。私の場合は日本から来た友人が置いていってくれたのです。本の感じ方は人それぞれで勧めるのは難しいですが、読書家の人の勧める本にはやはりヒントが沢山ありますね。永井荷風ですかあ、、、これは読むなら日本語で読みたいです〜〜。
フジタ展、、盛況みたいですね。観たいです〜!
Commented by francana at 2018-09-07 01:36
ラパンさんの本のお話、たのしみにしていました。
エリ・ヴィーゼル、そうですか、気持ちのコンディションが整わないと読めない一冊でしょうね。
ミュッセとサンドといえば、いつかビノシュとマジメルで映画がありましたね。本のほうはミュッセのほうがずっとロマンチスト・・・なるほど。
ツヴァイクは読んだことがありませんが、読んでみようかなぁと思いました。
山本一力氏、「草笛の音次郎」と「あかね空」を読みました(特にあかね空はおすすめです)。この作品も良さそうですね。日本語の本や映画、時々無性に欲します。
フランス語のほうは、今読んでいるものと、待機しているものが数冊、冬の前に読み終えたいです(笑)。
Commented by 40ansparis at 2018-09-07 06:04
francanaさん、エリーヴィーゼル、確かに春夏の陽気とは真逆の別世界でしたけど、冬なんかに読んでしまったら、もう立ち上がれなくなりそうです。
ミュッセとサンドのその映画、実は知らなくて、livre de poche版の表紙にポスターでしょうか、写真が表紙になっているのを見て知りました。
映画のポスターが表紙で嫌いなのと、自分の中の19世紀のイメージを持ったまま読みたかったので、その表紙を見なかった事にしてガリマール社の方で読みました、笑。ミュッセはやはり詩人だから、失恋した自分が、傷ついた小鳥の様だ、、なんて言ったり書いたり、、でも恋愛哲学をも学べた気がします。人間の心理を突いていたり、台詞が深かったり。ステファンツヴァイグは大好きで小説は全て読んでしまったので寂しくて、、こちらは20世紀初頭のエレガントな時代に浸ります。
山本一力氏、お読みになっていましたか⁈私は日本から来た友人が置いていってくれた本で知った作家でした。ドラマティックで余韻が残る物語でした。あかね空、francana さんがおススメなのでしたらいつか読みたいと思います!ありがとうございます。春夏は私も無性に日本語が読みたくていましたよ。
Commented by ミラベル at 2018-09-09 01:19 x
はじめまして!ラパンさんのブログをもう何年も楽しみに読ませて頂いてます^^
離れた日本に今のパリ、フランスの空気を届けて下さる写真と文章が大好きです。

本の感想を書かれる時は、ズラッと並んだ表紙に圧倒されますし、読破なさる仏語力に憧れます。
いつかお伺いしたいなぁと思っていたのですが、初めの頃、
どのように一冊の本を仏語で完読なさいましたか?

私は日常会話は仏語である程度出来ますが、読み切った本は恥ずかしながら"プチニコラ"ぐらいなのです。
よろしかったら中級レベルの壁を破るための心得?など教えて下さいm(_ _)m


Commented by 40ansparis at 2018-09-09 05:37
ミラベルさん、初めまして。何年も前から読んで下さっているのですか!?ありがとうございます。
そうですね、中級って一番自分でもレベルが分からなくなり迷う頃かもしれませんね。
一番最初に私が一冊仏語で読み切ったのは、中級クラスの初頭、まだB1-2だったでしょうか。連休前の授業で先生が"この連休中に薄いので良いから何か一冊読んできて下さい"と宿題を出した時でした。え?もう読むのですか?読めるんでしょうか?と生徒達はビックリ。
でも軽いものなら、単語を調べながらアルファベットというのは読めてしまうのでした。もちろんフレーズをスラスラとは行かず、単語を調べてばかりで中々進みませんでしたが、笑。
私は元々が本好きでしたから、この一冊を読み切った後に、急に読める!と楽しくなり、少しずつ自分で本屋さんへ通い翻訳本で知っている作家の本から読み始めました。
でも、もちろん私も中級では一番迷い、焦り、落ち込んでばかりいたのですよ。中級ってクラスの一人一人のレベルが一番バラツキがあって教える側にも厄介なレベルだと思います。その頃を振り返って今、私が言える事は、私がそうだったのですが、まず人と比べて焦ったりしない事、自分のペースで時間をかけてコツコツ好きな形で楽しんで取り組む事です。
私は理解するまで人より時間がかかる方で、焦って落ち込む割には、それでいて何処が自分の弱点だ、とか出来ていないとか把握出来ていなかったのです。
以前も書いたのですが、かけた時間の分だけ、きちんと後から自分に返ってきます。だから自分を信じて続けるしかないのだと私は思います。後日またあらためてブログに書きますね!
Commented by whitelacenonyo at 2018-09-10 17:26
いつもの読書量、、その上、読後感は明確に表していて、読んだ後にメモをしているのでしょうか、、ラパンさんならきっとそうよ、勉強家ですもの、、と勝手に納得しています。

そしてあの本も見えて、、嬉しくなりました。
なおプラスしてジャンポール・ベルモンドの顔も!
Commented by ミラベル at 2018-09-10 23:09 x
ラパンさま
ていねいに書いて下さった質問に対する文章を何度も読み返しました。

"楽しんで取り組む"、忘れてしまいがちなんですけれど、おそらく1番大切なことだなぁと改めて思いました。
コツコツ積み重ねる事にまたトライしてみようと、本棚をゴソゴソと始めたところです^^

どこの国の言葉も美しいけれど、フランス語を耳にすると、あぁ私はこの言葉が好きだなぁといつだってうっとりします。

経験を積まれた方のアドバイスには力があって、とても励まされる思いです。
心から感謝の気持ちでいっぱいです!
Commented by 40ansparis at 2018-09-11 04:31
whiteさん、以前は読んだ本や映画をノートに書いていましたが、それを止めてブログに本まとめ、映画まとめという形にしました。後からビジュアルで表紙やポスターを確認出来るのでこの方法は気に入っています。今はまとめの為に、一冊読み終わる毎に写真は撮っておきますが、メモはしていません。まとめを書く時に本をまたチラッと開いたりはしています。あの本、やっと読めて満足しています。教えて頂かなければ自分で出会わない本は世の中に沢山ありますよね。映画より、そう言う意味で本は出会いと縁ですね。
Commented by 40ansparis at 2018-09-11 04:41
ミラベルさん、先日の返事では足りない位にもう少しお伝えしたい事がありますので、後日きちんと書くつもりです。何故なら、ご質問を読ませて頂いた時に、自分もやはりそうだったなあ、ととても気持ちが分かったからなのです。でも、私も今はフランスの会社でフランス人の中で仕事をし生活していますが、未だに自分が、それじゃあ上級なのか?と言われたら、自分でも良く分かりません。中級の中でも初級寄りの人も居ますし、かなり上級に近い中級の人も居ますしね。だから、ある時から私は人と比べても仕方ないなあ、と思い、自分が楽しみながらフランス語に触れてきました。それが私にとっては映画と本、あとは音楽を通してフランス語に触れるという方法でした。仕事を始めたら、語学学校には毎週同じ曜日には通えなくなりましたし、映画も本も自分のフランス語の授業の代わり、という感覚で時間を作ってきました。好きな物だから苦にならなかったのです。
そんな風に過ごして来て思うことをまた少し書いて見ようと思いますのでお待ち下さいね。
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