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古本に挟んであった栞

秋冬に読んだ古いガリマール社のポール ヴァレリーの詩集。1942年出版のもの。

ページの端っこは現代の本のように揃っては居なくてギザギザです。

こんなレトロなしおりが挟まれていたのでした。

c0181947_06271367.jpg


良く見るとこれは、しおりでは無くてGelle Frères というコスメティック専門店の香水瓶のパッケージを切り抜いてしおりにしたものでした。

ミモザ トリアノンと書いてあるので、ミモザの香りのものだった様です。

これは他の本には使わずに、元の持ち主の女性の思いを引き継いで、このままこの本に挟んでおく事としました。

本だけ古本屋さんで出会っても、どんな人が読んでいたのかな、と思ってしまいますが、しおりが挟まれていた事で、この香りを纏ってヴァレリーの詩集を読んでいた女性、、とさらに思いを馳せました。

しおりから、女性像が浮かびあがるような気がしました。





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by 40ansparis | 2018-05-29 06:14 | 本 livre | Comments(4)
Commented by shinn-lily at 2018-05-29 07:42
以前の本の持ち主からの素敵なメッセージですね。
言葉のない会話が出来るようですね。
線が引いてある場所から、この本の持ち主は男性・女性?
どんな人?どんな考え?などと想いを馳せるのも楽しい瞬間です。
Commented by yumibag at 2018-05-29 08:27
同じ本を選んで手にして、、
時間を超えて栞をキッカケに想いが馳せる なんだかロマンチック
またいつか ラパンさんの想いも時間を駆け抜けて 誰かに繋がっていくのかしら。。。
Commented by 40ansparis at 2018-05-29 14:22
lily さん、蚤の市などで古いものと出会うのと全く同じような感じでした。その時代の空気、この香りを纏っていた女性、服装、、、とその方の日々にまで想像が膨らみます。
以前ちらっと書いた事があるのですがフランス語の古本なのに、今は亡き銀座の洋書専門店イエナのしおりが出てきたのを、近所の古本屋ムッシュウに頂いた事があります。当時イエナで購入したフランス人がフランスに戻り本を売って、、回り回って私の手元に来た、、感慨深い出来事でした。
Commented by 40ansparis at 2018-05-29 14:25
yumiさん、メインは本なのにたったひとつの挟んであったしおりが持つメッセージって凄いですね。
しばらくの間、眺めてしまいました。調べたら同じ名前のお店はパリにまだ存在する様なのですが、ネットで見た限りではやはりパッケージはもう変わっていました。本を読む、、これだけの行為から沢山の想像をしましたよ。
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