読みました。
日本から友人と一緒にパリに来た数冊のうちの一冊。 向田邦子さんの本は二十代のうちにほとんど読みましたね。 向田邦子さんも猫好きでいらしたそう。 バタバタし始めたのと、夏のようにじっくり読める時期ではなくなったので、細切れに読めるエッセイを選んでいました。 本は重いのに、何冊も私の好きな作家の本などお持ち下さって、、、。 そして、今年の初めに作家ダニエル キースが亡くなった、と知り、再読したくていた本。 二十代の頃に読んで感動した"アルジャーノンに花束を" 夏にブックオフでやっと見つけたのであらためて感動しながら読みました。 一般的な価値観と、真の自分の幸せとは違う、、、考えさせられます。 心の在り方なのだ、と。 不思議と、フランスではダニエル キースの死はあまり話題になりませんでした。アルジャーノン、、の本も、存在はしているようですが店頭にないのです。 でもこの本は、日本語訳で変化を付けている部分が素晴らしいので、日本語で読みたかったのです。 こんな本にはなかなか出会えません。
by 40ansparis
| 2014-10-05 04:52
| 本 livre
|
Comments(27)
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nararanran at 2014-10-05 06:45
ラパンさん♪ こんにちは~。
わたしも「アルジャーノンの花束を」を読んだ時の感動は忘れられません。 プロフィール欄にも好きな本の中の一冊に。 ダニエル キースの死は日本では 小さいながらも記事になっていました。 この本を教えてくれた同僚は20代半ばで脳出血に 思い出がつまった一冊の本の思い出です。
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hairpriori at 2014-10-05 08:01
どちらも名作ですね
パリで日本の本買うと高いですよね^^
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40ansparis at 2014-10-05 14:56
らんさん、そうですか、そんな思い出が詰まった大切な本なのですね。この本が日本で出版された頃よりも医学も進化していますけど、この本のような事にならない事を願っています。
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40ansparis at 2014-10-05 14:58
hairprioriさん、特にアルジャーノン、、、また読めて本当に嬉しかったのです。
パリで買うと本と液体類が一番高いそうです。関税が重さに寄るので、、、。ですからパリのブックオフ、とても助かります。
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ihoko
at 2014-10-05 15:05
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向田さん。私も大好きです。なんとも言えない心の機微を書くのが本当にうまくてね~。日本から本を持参くださったんですね。限られた重量の中で、何を持って行ったら一番喜ぶか?を考えてくれた、本当に、気持ちの篭ったプレゼントってすごく嬉しいですよね。
私も、本を頂くのが一番嬉しいな・・(あっ・・梅干は別、モモの出しの素も別だけど・・) お忙しいでしょうが、ささっと読める日本語の本で・・読書の秋満喫してね~。
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fuki
at 2014-10-05 17:53
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ああ、私もアルジャーノン、読み直してみようかなぁ・・・秋だし☆
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kanmyougam at 2014-10-05 21:20
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whitelacenonyo at 2014-10-05 23:59
こちらのコメントされた方達。やはり向田ファンが多いので嬉しくなりますね。
ふと読み返したくなる向田邦子さん。 読むとなんだか昭和に生きていて良かったと思えるのですから、、 アルジャーノン・・私ももう一度。
ああ、この表紙、アルジャーノン! 懐かしい1冊。向田さんの本は母、姉と3人で回し読みをし面白い文章を3人で言い合っては笑ったものです。きっぱりとした書きっぷりが魅力ですよね。
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kanafr at 2014-10-06 02:32
映画や芝居で活躍されていらっしゃる脚本家の方が書かれた本を読むと、アレ!?やっぱりこの人脚本の方が向いているんだろうなあって思う事も多いんですが、向田邦子さんがそういう方と違うという感じがしました。
私も若い頃、ダニエル・キースのアルジャーノン、そして24人のビリー・ミリガンも読みました。日本の本って、こちらでまともに買ったら高いじゃないですか。若い頃読んだ本に出会えて、お手頃価格で買えるブックオフは有り難いですよね。私も利用させてもらっています。
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40ansparis at 2014-10-06 05:37
ihokoさん、やはりお好きですよね。誰もが持っている昭和の頃の家庭や出来事の記憶と重なり、郷愁をそそるせいでしょうか。何度読んでも、テレビドラマも何度観ても飽きない魅力があるのですよね。
私も日本語の本や読み物は本当に嬉しいです。また、物もそうですが、重い荷物の中に入れようと考えて下さったそのお気持ちが有難くて。読書も眠気との戦いになってきました。フランス語の本も並行して読んでいるのですが、まあ、進みませんねえ、笑。
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40ansparis at 2014-10-06 05:38
fukiさん、是非、機会がありましたら再読してみて下さい。自分の年齢が変わると、また視点が変わり、違う部分に気づかされたり、、、私もまたいつか読み直すと思います。
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40ansparis at 2014-10-06 05:40
kanmyougamさん、そうでしたね。お父様の話が出て来る本の中では向田さんの原風景は鹿児島でしたね。私もまた全て読み直してみたい作家ですし、テレビドラマももう一度観たいですねえ。
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40ansparis at 2014-10-06 05:43
whiteさん、向田邦子さんの本は、懐かしいのですよね。昭和の風景が、家庭が、両親が、景色や出来事が、あの頃は良かった、と振り返る事が出来る、そんな本なんですよね。アルジャーノンも、機会がありましたら是非!
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40ansparis at 2014-10-06 05:49
Cecileさん、そうなのです。今再版されているアルジャーノンは、違う装丁の様なのですが、私もこの表紙で読んだものですから、ブックオフでまさかの発見をした時には嬉しくて嬉しくて。
向田邦子さんは、妹さんの本によると、割と大雑把な男っぽい性格だったらしいので、シンプルで率直な文体が魅力の作家なのですね。
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40ansparis at 2014-10-06 05:54
kanaさん、私もあの頃ビリー ミリガンも読みましたよ。人間の身体の不思議さに夢中になって読みました。
本と脚本は、得意分野と言う意味で違う事がある、ってやはり私も聞いた事があります。だから原作が映画化されたりする時にも脚本次第だ、なんて言われたりするのでしょうね。 Pâques が終わって直ぐに見に行った時には無くて、夏に覗いた時にあって、しかもたったの2€でした!信じられない!と独り言を言いながら手にしました、笑。 読みたいようでしたらお貸ししますよ〜。
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arare719 at 2014-10-06 15:04
こんにちわ!神奈川はようやく台風が過ぎ去り、晴れ間が見えはじめホッとしています。これから、台風は東北に向かっています。
大きな被害がないよう願っています。 向田邦子さん、大好きです! “父の詫び状”など 女性らしい繊細な観察力とユーモアある暖かい表現力、私生活では、オシャレで食いしん坊で、、 で、愛読書は昭和の“向田郁子の手料理の本”(笑)。今でも、参考書として利用していて、表紙はもうボロボロですーー。 アルジャーノンは、ドラマ(主演がユースケ・サンタマリア!!驚愕された方多かったとか)で知り、心残る力量ある作品だと思ってました。原作が素晴らしいのですね。フランス作家の作品の日本語訳の現代アレンジの脚本化で感動。なんか、ややこしいですが、日本語訳は是非読んでみたいと思います。
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40ansparis at 2014-10-06 16:32
arare719さん、台風被害、こちらのニュースでも報道していました。
向田邦子さんは、そうですよね、料理本も出していましたよね。普通のおばんざいでホッと出来たり、、、お書きになる本やドラマのシーンも、日本の何処が出身でも同じような、普通さがまた魅力なんですよね。でも仰るように実は細部に渡って考えられていたり、オシャレであったりして。 それと、、、アルジャーノンがドラマ化されていたのですか?知りませんでした。 原作は英語ですが、日本語訳で知能の変化をひらがなだけで、、など変えている部分が素晴らしいです。原作を是非。
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marucox0326 at 2014-10-06 17:38
向田邦子さん、エッセイストとして絶頂期に亡くなられましたね。
「父の詫び状」、「夜中の薔薇」とか「眠る盃」(どちらも聞き違えの 言葉のステキさに感服)など、日常の欠片を独自の視点で また平易な文章で綴り、読者を広げられました。 ー夜中に花びらが散ると音がする。 それは気配と言ってもいいかもしれないー・・・印象に残っています。 ダニエル・キイスは日本で「アルジャーノン~」と「24人の~」 が良く読まれたので知られていますが、欧米ではそれほどでもない のですネ。ラブストーリーかと思って手にとって 読み終えた時その意味がわかるタイトルの付け方ってグッときます。 確か文庫もハヤカワ書房から出ていたし、映画化もされています。
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40ansparis at 2014-10-07 00:48
marucox0326さん、本当に絶頂期に亡くなられましたよね。写真の本は妹さんが書いた本なのですが、タイトルは揶揄ではなく、実際に邦子さんが残した本当の遺書について書いている本なんですよ。遺書の中でも、大雑把な性格が良く出ていると書いていらして、辻褄があっていない部分とか、笑、解説されています。でも、ずっと後になって、その遺書によりお姉様の気持ちが汲み取れたり、、いろんな発見があったらしいので、そろについて書かれていて興味深いのです。亡くなった後も遺族の対応は大変だったそうです。
ダニエル キースは、日本での方がフランスでより知られているかもしれませんね。ドラマ化も映画化もされていたこと、私は知りませんでした。
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akicosmosA at 2014-10-08 18:32
ラパンさん。アルジャーノに花束を!ここで共感出来るとは〜。娘たちが先に読んで勧めてくれてそのあと読んだのです。当時娘たちと同じ想いになったことがうれしかったです。日本では相当話題になったような気がします。あんな話もこんな話もまだまだしてませんね。(笑)いつか!夜通し話したいものです。
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akicosmosA at 2014-10-08 18:35
あ!ビリーミリガンも読みました。私の中でもいい位置にいた作家でした。
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yumibag at 2014-10-08 23:14
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40ansparis at 2014-10-09 00:23
こすもすさん、そうですか、お嬢様達に教えてもらった本なのですね。日本ではベストセラーのうちに入ると思いますし、作者の名前を知っている人、アルジャーノンの本を知っている人、沢山いらっしゃると思いますが、フランスではさっぱり、なようです。日本語の本だと疲れていてもやはりすうっと入ってきますし、楽しんでいます。
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40ansparis at 2014-10-09 00:27
yumiさん、阿修羅のごとく!ますます邦子さん脚本のドラマを再度観たくなりました。決して現実離れせずに庶民が共感する物語を描いていらっしゃるのが素晴らしいですよね。
アルジャーノンも機会がありましたら是非。
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BBpinevalley at 2014-10-09 06:12
どちらも読んだことがないんですよ、向田さんもキースさんも。
読書は大好きなのに、偏った読み方で…… 向田邦子さんで思い出すのは、青山にあった和菓子屋さんで、ワタシ大好きだったんですが、向田さんもお気に入りだと当時聞かされていました。 残念ながら、一度もお目にはかかれませんでしたけれど。 今でも覚えています。 「シゲジ」というお店で、とても慇懃な感じのおじいさんが居たの。 でも、とっても美味しかった。
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40ansparis at 2014-10-09 16:50
BBpinevalleyさん、私もいつも思いますが、本好きでも皆偏った好みがあるのではないでしょうか。私もそうですし。
ダニエルキイスは、アメリカの作家なので、原語の英語で読めるならそれが一番だと思うのですが、、、。英語で読んだ方の感想を伺った事がないので是非聞いてみたいのですが、私の周りにはいなくて。 SF作家と言う括りのようですが、そう言う先入観があったら読まなかったと思います。サイエンスフィクション、、かもしれませんが、それとは関係なく人間として考えさせられる本なんですよ。 向田邦子さん、そう、青山にお住まいでしたものネ。
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