よく日本のファッション誌で目にする"パリで今流行の、、"とか "パリジェンヌに大人気の、、、"と言う言葉。
その実態は、実は存在しない。 と言うよりも、事実、マスコミや雑誌が"今年はコレ!"と特集した所で、日本のように次の日から行列になることもなければ、皆がこぞってそこに群がったり、それが爆発的に売れたりする光景は皆無だから。 こんな風に皆が我が道を行くパリでは普段、今パリジェンヌ、パリジャンに流行のものは?と聞かれても困ってしまう。 そんな中で、秋の発売後から珍しく物凄い勢いで売れていてあちこちで年末頃から嫌と言う程見かけているものがあります。 一冊の本。 と言っても、今回のこの超話題の大ベストセラーは、英国人女性作家によって書かれたエロティックな小説。 エロティック、と聞いて、ドキッとしますか? 私は、、フランスで麻痺しているせいか、全然、笑。 発売後三ヶ月で100万部がフランスで売れたと言うこの本、表紙は渋くてごく一般の小説のように見え、、瞬く間にスーパーでさえ山積みされるほどに話題になってしまいました。 つい先日も、パリジャン誌でこの現象を特集。タイトルもゲンズブールの歌に因んで"l'année érotique : エロティックな年"。 この本のフランスでの爆発的ブームについて解説、さらにジャンヌモローなど著名人が、それぞれどんなエロティックな本と最初に出会ったか、好きかなどを語っていたり、フランス文学にはクラシックな文豪のものでも沢山エロティズムに溢れたものがあるので、そんな本の紹介など、興味深く読みました。 普段からフランス人は、ラジオやテレビでも、カフェでも、アムールやエロティズムについて真面目に討論、議論、よく語っています。 普段、街でも子供でも目にするような場所でも普通にエロティックな広告が貼られていたりするし、親子の会話を聞いていても割とオープン。 このベストセラー本についての反応や取り上げ方も、日本だったら考えられない。日本だったらそういうジャンルの本と片づけてしまうと思う。 以前、瀬戸内寂聴さんがエロ小説家と言われ、悔しい思いをされたと書かれた記事を読んだ。瀬戸内さんでこれだから、間違いなく今回話題の本の扱いは日本だったら、、、。 でも、これはどちらがいい、悪いではなく、国民性やメンタリティの違い、としか言えないとも思うけれど。 今回のこれらの記事や取り上げ方を見てあらためて思ったのは、簡単な言葉のようだけれどフランスで言うところの、このエロティックとかセンシュアルと言う言葉は、感覚的に日本語に訳せない。 日本語に直訳してみようとすると、単語が限られるから。 セクシーでもエッチでもないし、ましてエロでもないのだから。 こちらの表紙が話題のその本の第3弾目に出たもの。一冊目の表紙は、これと同じテイストでネクタイのアップ。 念のため、、、私の本ではなく仕事先のオーナーマダムが私と同僚に一冊ずつ貸してくれたもの。 オーナーマダムと同僚との会話もいつもかなりオープンですね。 今、古典文学回帰中の私は、、読みたいものが他に控えているのだけれど、、貸して頂いたし(苦笑)息抜きに読みますか、笑。読まなきゃ語れませんしね。 気になっていた?と聞かれて、、、 ここまでの流行りものらしきもの、もちろん気にはなっていましたが、、 小さくて安い文庫ならまだしも、自分のお金を使うのなら新刊本と同じ金額を出してまでは、、、だったら私は当然、他の作家の新刊を買いますよ〜。
by 40ansparis
| 2013-02-11 05:47
| 本 livre
|
Comments(29)
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くま
at 2013-02-11 09:33
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なるほど、今回も深い洞察で考えながら拝見しました。
色気や素敵なエロティックさ、年相応になおかつ適切に身に着けたいものだと思うのですが、なかなか。 でもこれらは「洗練」や「感性」に通じる気がします。 一朝一夕には身につかないもの。
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hairpriori at 2013-02-11 09:50
道行くパリジェンヌは以外に質素でシンプルですよね
素材がいいので素敵に見えますが^^
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ihoko
at 2013-02-11 14:36
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イタリアは、よくアモーレの国だとかガイドブックに書いてありますでしょう?でもね。実際は、フランスほど、開放されてないというか、内にこもる民族的な陰湿さと、カトリックの大本山がある事が多大な影響をしていて、CMにはヌードがあふれていても、実際のところの会話などは、日本とあまり変わらないと思います。男女一対一になると、途端に豹変して、その手の口説きになりますけれどね。、
実は、ラテンの国に負けないくらい(いやむしろ、世界に悪名高い、アジアンツアーがあり、未成年との交際を最悪のものとする道徳観念はゆるく、漫画の世界ですら、胸の大きなミニスカートの子達が溢れるほど、エロティックが好きなくせに、表向きは、排除する日本と同じく、イタリアも、似たような感じです。(ただ・・前首相からして、ブンガブンガの国で、法や道徳観念も、権力やお金の有無により違ってきますけれどね。イタリアは、法の前には、誰もが同じという国ではないですから・・)
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ihoko
at 2013-02-11 14:38
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昔ねヴィスコンティの<夏の嵐>という映画があったんですが、これ原題は<センソ>なんですね。イタリア語だと、感覚・・や官能という意味になるんですが、これを夏の嵐にしたのは、日本で感覚や官能という題名だと、絶対に、その手の映画だと思われるから、この題名になったのだと思うのです。
ふふっ・・ともかく読んだら感想をまた聞かせてくださいな。 上記でくまさんがお書きになっているように、年相応のセクシャルさは、本当に難しいですね。年を重ねれば重ねるほど、下手すると、その手の商売の方か?もしくは、以前は?みたいな雰囲気になってしまいますので・・。<洗練>と<感性>本当に・・その通りです。
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fuki
at 2013-02-11 14:47
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先日、映画監督さんと語りながら、日本人の文化への感心の浅さや大人文化のレベルの低さなどについて、お話をしていたところでした。
何がいいとかいうよりも、その懐の広い部分、ヨーロッパやフランスのそういう部分がとてもいいと思います。 日本でも、映画や小説などに対する価値観がもう少し高まればいいのになぁ、と思います。
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quatrevingtjours at 2013-02-11 21:09
この作品、凄い人気みたいですね。各国wikiにもあるのですが残念ながら日本版はないみたいです・・・。
オープンなのはパリならではでしょうか?フランスの地方(といっても色々ありますが)はどうなのか、気になるところです。
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whitelacenonyo at 2013-02-11 21:52
>ラジオやテレビでも、カフェでも、アムールやエロティズムについて真面目に討論、議論、よく語っています。
Parisで二人でお話しした成熟した社会のフランスと未成熟な日本の違いがこれなのですよね。 エロティズムをいやらしい,と言う言葉で片付けてしまう貧相な考えかたにあるのでしょう。 大人になっている人(いえ,私くらいの年齢でも)日本ではエロティズムについて 話し合うなんてことはないですね。 fukiさんがお書きになっている大人文化のレベルの低さでしょうね。
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くま
at 2013-02-12 00:07
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この欄をお借りして、申し訳ないのですが(ラパンさん、ごめんなさい)。
>ihokoさん 共感してくださり、ありがとうございます。 イタリアのお話や、ヴィスコンティの映画の話、興味深く拝読しました。 年を重ねるほど、「洗練」や「感性」を磨くことの大切さを感じています。 そしてそこに「人として(自分が)どう在るべきか」という要素も加わるような気がしている、この頃です。 安直なエロティックさ、色気はまとうのは簡単ですが、人間としての魅力は簡単にはまとえないものだと思います。
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Cecile
at 2013-02-12 03:40
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この表紙、見た事があります。機会があったら読んでみようかな。
エロティズム、日本はかなり陰で大胆ですよね。女性が楽しんでいるかというのは全く別のレベルですが。 カナディアンは、というと…? フランスとは大違いですね。
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40ansparis at 2013-02-12 06:28
くまさん、仰る通りですね〜。色気と言う日本語を使うとすれば、
それもちょっとした差で雲泥の差が出来る、紙一重の世界ですよね。同じような丈のミニスカートを履いたとして、下品になるか、それでも上品にさえ見えるか、、、。すべては内面から醸し出されるものですよね。
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40ansparis at 2013-02-12 06:31
hairprioriさん、まさにそこは日本と違う所ですよね。例えばハリウッドの女優に比べてもフランス女優は、もっとナチュラルで飾り気がないくらいですが、そのナチュラルさの中の色気みたいなものが大事、と言う考え方かもしれませんね。男性のナチュラルさもそう感じますね。
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40ansparis at 2013-02-12 06:37
ihokoさん、そうですよね。色気の話でなくとも、イタリアはやはりカトリックが強いため、いろんな影響がありますよね。そういう意味でも、広い範囲で見ても、確かにフランスは解放的で懐が深い、のかもしれません。それが自由さ、にも感じらる分、昔からこれほどまでにアーティストが住み着いた都市はない、と言われる所以かもしれません。
大人の文化があって当たり前なのに、日本はその大人だからこその文化や楽しみをタブー視しがち。蓋をして、実は裏では皆が欲していたり。だからねじ曲がった見方をするようになってしまうのではないでしょうかね?フランスは完全に大人中心社会ですが、日本はどちらかと言うと子供中心に気を使い過ぎな気がします。
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40ansparis at 2013-02-12 06:45
ihokoさん、そのヴィスコンティのSenso!去年ヴィスコンティのオマージュ上映でいくつか観た際に、この映画もリストにあったのですが、都合のつく日と折り合わず観れなかった作品です。しかも三時間くらいの超長編映画ですよね。邦題は逆に知りませんでしたが、、そうかも知れませんね。最近のものでも、やはり邦題の付け方って変、、と思うものが多いですね、、、。映倫の規定なども含めてかなり映画の世界のその点では日本はかなり古いままなのじゃないかしら。
この本、実はバレンタインのウインドーディスプレイ用に置くので、その後に読んでみる予定です。新聞などで、数ページ紹介してあって既に一部は読んだのですが、、。感想ねー、、。
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40ansparis at 2013-02-12 06:54
fukiさん、まあ、そんな機会があったのですね。
大人文化、、、それを語っている人は一部いらっしゃるのだけれど、どうにも日本はロリコン大国になってしまっているので難しいのですよね。映画なんて、特に遅れている気がします。最近のフランス映画なんて描写も凄く露骨なものもありますし、フランスやイタリアの映画には不可欠とも言えるシーンに古い規制をかけているままだと、上映出来る映画もかなり限られてきてしまうと思うんですよ。それと例えば、アナウンサーの女性がほんのちょっと肌を出しただけで抗議が殺到したり、とか、、未熟な、押さえつけてばかりの国、、に見えて仕方ありません。一方で凄い映像などが流通していると言う矛盾もありますね。大人文化については、ある程度国が予算を組まないといけないと思うのですが、そういう部分を理解する政治家が居るでしょうか??ね。
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40ansparis at 2013-02-12 07:07
quatrevingtjours さん、いやあ、この本の売れ方も凄いようですし、内容も凄いですよ〜、笑。
売れ方はハリーポッター並み、いえそれ以上とも言われて、、。 フランス全土で話題、売れ続けているようです。うちのオーナーも地方出身ですが、パリと話題性では変わらないようなことを言っていましたよ。
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40ansparis at 2013-02-12 07:13
whiteさん、そうでしたね〜。フランス人観察をしながらそんな話を延々していましたよね。
以前も書きましたが、本当に不思議なんですよね。日本人に比べたら個人レベルではフランス人の方が圧倒的に子供なのに、国、社会全体は成熟している、、、。大人が中心に回っているからでしょうね。日本は子供の顔色を伺い過ぎ、笑。 早く大人になりたいわあ、大人になったら素敵なことが沢山起こりそう、、、と思わせる大人文化にしなければ、、日本で、早く大人になりたい!と思っている子供がどれだけいるのでしょうね。
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40ansparis at 2013-02-12 07:19
くまさん、全然気になさらないで下さいね。
この主題にこんな風に皆さんが意見を述べて下さって嬉しいです。 人間としての魅力にまさに通じるものですよね。 ただその匙加減を間違うと下品になったりする、だからこそ感性や洗練さが必要となってくるのですよね。そして色気は、男性の場合もしかり、ですよね。男性の色気は、さらにやはり内面的なものから醸し出される気がします。 計算されたセクシーさは安っぽくなりますし、ある意味女性よりも難しいかも、笑。
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40ansparis at 2013-02-12 07:24
Cecileさん、私は英語圏の国の方がもっと凄いベストセラーに既になっているのかと思っていたのですが、そうでもないのかな?
私が載せたこの表紙は実は第三弾目のもの、一冊目はネクタイが表紙、二冊目は手錠(ご想像通り、そう言う小説なので、笑)、三作目がこの仮面となっています。これからブームの波が北米にも上陸するのかもしれませんよ〜。
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ihoko
at 2013-02-12 16:40
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ラバンさん&くまさん
大人の文化、大人の国。というものからは、ものすごく遠い位置にあるのが、日本という気がします。四半世紀前、私自身が適齢期といわれるころは、クリスマスケーキという言葉がまだ残っているころでした。25歳を過ぎたら賞味期限が切れてしまうから・・と。いう感覚。 今はもうそれほどでもないんでしょうが・・その変わりあのころは耳にすることのなかった、中高生の援助交際が盛んで、おにゃんこ、モーニング、AKBグループの子達にしても、ほんの少し年齢が上がっただけで、引退でしたっけ?その癖、いい年齢の女性が、いかに若く見られるかだけに重点を置いたようなファッションを真似、言葉を真似る。 いつも思うのですが、なにゆえ、それほど若い子に媚を売らなければならないのか?<若さ>を商品にしなくてはならないのか?がわからないのです。 これって結局のところ、男性社会の流れですよね。男尊女卑・生殖機能の問題から一歩も前に進んでないどころか、それをありがたがって温存しているから、いつまで経っても大人の国にはなれないような気がするんですよね。
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ihoko
at 2013-02-12 16:40
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>くまさん
そういう国の中で、自分がどうあるべきか。を、自分の頭で考えて、突き詰める事は、大人の文化の国で同じ事をやるよりも、何倍も難しい事だとは思うのですが、それだけに、まれにそういう方を見かけると、すごく素敵に見えます。
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くま
at 2013-02-12 20:05
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>ラパンさん
本当にそのとおりです。 改めて「洗練」と「感性」、考えさせられます。 日常ではめったにお目にかかれないのですけれど、人間的な魅力のある男性の方って、なにかしら色気があります。 エロティックさって、色気だけじゃなくて、「粋」にも通じるのかな、と思います。
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くま
at 2013-02-12 20:15
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>ihokoさん
二度目・三度目に投稿なされた記事を、うんうんと拝読しました。 日本社会の「若さ信仰」は狂気すら感じます。 AKBの例など、まさにそうだと思って共感しました。 昔は、「大人になったら(これしよう)」「大人になるまで(我慢しよう)」という、見えない規制・枠みたいなものがあったと思うのですが、我慢しなくても子どもは大人と同じものを手に入れられるようになりましたよね。 携帯しかり、流行(とされる)の服装しかり。 大人の文化や世界を、経験や年と共に味わう、ということがなくなってきた気がしています。 ihokoさんの鋭いご指摘と、慧眼で、この主題や日本社会の現状についていろいろ考えたくなりました。 でも、いつまでも若くいること、子どもでいることって、個人的には非常につらいことの気がしますけれど。 それが今の日本社会に生きる息苦しさを反映しているとしたら・・・これはまたおもしろい考察だと思います
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40ansparis at 2013-02-13 07:24
ihokoさん、くまさん、
そのロリコン大国日本、、以前フランスのテレビで日本を紹介するドキュメント番組があった時には大体京都や奈良の仏教がらみや日本庭園の美しさと禅(ZENとフランス語にもなっているほどで)、後はお寿司屋さんや築地を取材したものが主流でしたが、今は漫画や秋葉原文化、、、もっと他にいい所があるはずなのに、そんな特集をされていかに幼稚な未熟な国かを露呈され、、恥ずかしくなります。 若さにもみんなしがみつくのと同時に、可愛くありたい、という部分がヨーロッパとは違うかもしれませんよね。 ヨーロッパは、可愛く、と言うよりはもう20歳くらいから既にセクシーでありたい、と言う方がどちらかと言うと先にくるような気がします。この場合嫌らしい意味ではなく、大人の女性としての魅力として、と言う意識の、ですけれどね。 以前日本に一時帰国して、あらためて深夜までお子ちゃまが出演して耳触りな甲高い声や笑い声が不快でした。 悲しいけれど、いったい何処から手をつけていいのやら、笑。 くまさんが仰るように、見かけではなくて、男性の色気は本当に、チャーミングさや粋からも醸し出されますね。
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at 2013-02-13 07:40
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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kanafr at 2013-02-13 10:59
ネクタイが表紙になったこの本の広告が去年の10月カ11月頃に、メトロに大きく貼られていましたよね。あの時一緒にいた友人が「あの本知ってる?処女作なのにバカ売れなんだって」と言った言葉を覚えています。
その後、彼女は読んだらしいですが聞いたら「ウ~ン!!」の次がlapinさんが最後の一行に書かれた言葉と一緒でした。 ihokoさんの意見に大賛成ですね。 日本は男性自体が成熟した大人の男性が、本当に少ない。 女性は若ければいいという嗜好は、大人の女性についていけるだけの思考が男性の中に育っていないからだって思いますもの。 顔は幼稚で身体つきは成熟したは大人の女性というが、よく日本のアニメにも出てきますが、そういう女の子が可愛いとかいいとか思う男性がいる限り、単なる下品なエロで終わる感じがします。 そういう男性にこびるような女性も多いのが悲しいですね。
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40ansparis at 2013-02-14 03:31
鍵コメfさま、私も皆様がこんな風に語って下さって嬉しいんですよ。有難いことです。
主題がこれですから、コメントもないかしら?と思っていましたが、、、逆の驚きと嬉しさがありました。
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40ansparis at 2013-02-14 04:51
kanaさん、そうです、この本の発売は昨年秋の10月でした。あれから三ヶ月近くで凄い売れ行きになり、何処かしらで必ず見かけた表紙でした。モノプリの売り場でさえ山積みしていてよっぽど売れてるのねー、と眺めていましたよ。
表紙がシックだし一作目の題名も洒落ていたので私がもし読みたい本候補を特に持っていない時期だったら釣られて買っていたかもしれません。 話が変わるのですが、先日の私のアンナカレニーナからの古典文学についてのコメントなどから、kanaさんが書いていらしたアンドレジッドを読み返し、新たに読んでいなかった本に今夢中になっています。すっかり虜になっています。きっかけを下さったのはkanaさんなのです。これはまた後日に書きますね。
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Poreanne
at 2013-02-16 14:35
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ラパンさん こんにちは!
この本、フランス全土でそんなに売れてるのね。去年の7月に新宿紀伊國屋書店でも洋書部門で売上げ1位、シンガポールでも1位、そんなに売れてる本ってどんな本?と調べた事があって知ったんだけど、私も新刊で買う気にはなれず今に至るという感じ。 そこまで売れる本だと興味あるけど、いつか機会があったら読んでみようかな。
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40ansparis at 2013-02-16 20:51
Poreanneさん、あら、シンガポールではやはり堂々の一位ね。日本の出方が気になるところよね、笑。
裏側じゃ、この小説どころじゃないくらいに日本の方が凄いけどね。 ま、すぐに文庫になりそうだからなったらでもいいかもね。 バリでは早速、他のエディッションからも便乗した似たようなスタイルの本がゾロゾロ出版され始めて来てる。こうなると興ざめね。ま、次回パリで手にとってみて。
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