イタリア産の葉枝付きレモン、
ブラッドオレンジ、 コルシカ島のクレモンティンヌ。 ジューシーさが、スーパーのとはまた違います。 先日見つけたのは、 柑橘類のセドラ(レモンに違いもの) とレモンを掛け合わせたセドロン。 レモン特有の尖った酸味が和らぎ 凄く美味しいシトロナードが出来ました。 また新しい柑橘類を発見。 #
by 40ansparis
| 2024-03-19 01:50
| 食べ物エトセトラ
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電子書籍Kindle では、しょっちゅうセール価格の本の お知らせメールが届くのですが、 大好きな作家や、話題になり読んでみたかった作家の本が意外にあり、 今シーズンは大好きなフィリップベッソンを購入。 以前に比べて作風が変わりつつあるのかな、と感じました。 でも、彼の文章を読んでいる時の安心感みたいなものは 変わりません。 ウィムヴェンダーズの映画Perfect daysを観てから 映画に出てきた幸田文さんの本を読もうと探した時、 彼女のお父様、つまり幸田露伴の 晩年の暮らしを綴った本を見つけて、そちらを選びました。 ショーペンハウアについて言及した本は、同じドイツ人の作家、 トーマスマンが書いた本。彼ならではの視点、同じ国民性からの共感を 理解しました。 もう何度読んだかわからない、この本。 日本語はシンプルだけれど美しくて、男女の機微が描かれている、 読みながら切なくなったりします。 ああ、新年に毎年放映されていた向田邦子ドラマを 無性にまた見たくなりました。 東北出身の詩人、長田弘さんの本を二冊。 読むことについてのエッセイと、長田さんならではの 優しい目線を感じるエッセイ。 " 本を読むというのは、その本のもっている時間を 手に入れるということ" と言う言葉が印象に残りました。 電子書籍にて、30年ぶりくらいに詩の全集を再読。 さらに彼の詩の背景にある人生の断片や、生き方、 交流の仕方、時代を分析した本も同時に読みました。 若い頃には注文しなかった中原中也と言う人物像が 今回は気になりました。自分が歳を重ねたからかしら。 "ムッシュウ プルースト" 書いたのは、プルーストの家政婦を長年していたセレストに インタビューをした方。 プルーストは当時、ブルジョワ家庭に育ちながら 病弱で、殆どをベッドに横たわって執筆していた人。 住み込み同然の家政婦が常に必要だったので、 出かける際に頼む、唯一信頼出来るタクシー運転手の 奥様、セレストを家政婦に使うようになります。 プルーストが亡くなった後、生きた証人として どんな暮らしだったか、など世界中から インタビューをしたいと言うオファーが殺到。 ずっと沈黙を守っていたのが、自身も歳をとり 貴重な証言ならば残しておくべきかもしれない、と 口を開いて、プルーストとの時間を語った証言本です。 これが、時代背景や暮らし、人物像、当時のドキュメンタリーを 観ているかのようで凄く興味深い。 さらにプルーストとセレストの会話が交えてあり、リアル。 創作背景や舞台裏を知るのが好きなわたしには堪らなく、 もしかしたら小説そのものより面白いかもしれません。 また、失われた時、、、に取り掛かるモチベーションが 遠ざかってしまった感じも否めません。 まだ30%くらい残っているのですがワクワクしながら読んでいます。 今シーズンはかなり充実した読書時間を過ごせました。 春夏は、果たしてどのくらい読みたい本が読めますか、、、。 読みたい本ばかりが増えていきます。 パリ、オリンピック記念の年バージョンです。 #
by 40ansparis
| 2024-03-17 00:45
| 本 livre
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パリに居た頃と比べると、
仕事量は、やはり春夏が物凄く体力勝負。 秋冬は、やや春夏より読めた感じがします。 電子書籍のセール価格で一冊読んでから、 芋づる式に有吉佐和子を読み、その頃読んだ本を 思い出したりして、結局秋冬は、 学生時代から20代の初めに沢山読んだ本への 回帰になりました。 以前も読んだイヴリンヤロムは精神科医師。 ニーチェの晩年を想像を交えユーモラスに、繊細な分析とともに ストーリーに仕上げています。 事実とは異なっていても、こういった想像を含む伝記は面白い。 イスラエル、ガザの紛争、聖書について改めて学ぼうとした時、 わかりやすく、興味深い本。 世界中で一番読まれ、売れ続けている本、 それが聖書。奧が深すぎて全て理解は出来ませんが ヨーロッパにいると、クリスチャニズムというのは 避けて通れないもの。 まだまだ勉強が足りませんね。 有吉佐和子は学生時代に全て読み、その後遠ざかっていたので 今回、数冊読み返して、素晴らしい作品に唸り続けました。 読みました。読後、良い余韻を残す本。 ベートーベンについて言及している箇所に共感。 稲垣えみ子さんは、同い年で 50歳の時に、朝日新聞社を依願退職し、キャリアを捨てて 超節電、節約人生を選んで当時話題になった方。 当時注目していたので、セール本の中に見つけて 一冊読みました。 初めてフランス、リヨンに二週間滞在し暮らした リヨン滞在記。記者ならではの、面白く読ませる本。 そして、フランスに住む人が誰でもぶつかる出来事や フランス人観察が面白い。 紀伊國屋書店の元社員の女性が 大型書店の裏側、日々の葛藤や作家との出会いを綴ったエッセイ、 とても興味深く、あらたに読みたい本まで発見。 外国人作家のフェミナ賞を受賞したトルコ人作家の本は ノエルに貰った中の一冊。 繊細な分析と筆致に感動しながら、作家のプロフィールを読み さらに驚く。 この作家、自国の紛争中、監獄行きとなり、その中で書き上げた本 と言うのです。ほかの本も読みたくなった作家。 電子書籍で松尾芭蕉の俳句も入れて読みました。 今ひとつ、まだフランス語でのHaïku の感覚が分からない私。 確かに短いポエムではあるのだけど、俳句と繋がらない、、、。 この秋冬は、自分にとってはかなり 充実した読書時間を過ごせました。 後半へ続きます。 #
by 40ansparis
| 2024-03-15 18:44
| 本 livre
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ミラマー館で、カンヌの海辺を背景に撮られた
写真展を観ました。 ハリウッドやヨーロッパで活躍していた女性写真家、 コリンナブッシュが、 美に年齢はない、と言うコンセプトで 60-90歳の女性たちを カンヌの海辺で撮った写真の数々。 どの写真の女性も、 南仏らしく、しっかり日焼けして 皺も気にせずに笑顔が溢れていました。 一番気に入ったのはこちら。 良い時間でした。 #
by 40ansparis
| 2024-03-13 03:07
| Musee Expositionなど
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この四日間くらい、
南仏全域、大雨警報でした。 海が近いのと、 地面に水が浸水しにくい南仏、 毎回、洪水が心配されます。 日曜の夕方、 信じられないほど晴れてきました。 予報をチェックすると、 夜中まではもう降らない様子。 海沿いまで軽くお散歩しました。 光が春になってきました。 まだ観光客が少ない今のうちに テラスは楽しんでおかないと。 レモネードを。 ギリシャ風と書いてあり、胡瓜のスライス入り。 この不思議な丸く綺麗なグリーンのオリーヴが なんとまあ、美味しくてお代わりを特別に貰ってしまったほど。 ギリシャのオリーヴだそうです。 塩気もほとんどなく、味わったことのないフレッシュさ。 うわあ。 最高に美味しいオリーヴでした。 海辺観光客価格で高かったけれど、 このオリーヴに出会えたので満足でした。 #
by 40ansparis
| 2024-03-11 04:13
| カンヌの海辺
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