この春夏は、沢山の映画を観ました。が、コロナウイルスの外出制限、映画館閉鎖の為にほとんどが、パソコンで、テレビ上映で観ました。
映画館に行って観た新作映画は、たった6本だけでした。
こんなシーズンは初めてです。
なので今シーズンは、観るたびに保存しておいたポスターをただ集めました。
新作の中で印象的だったのは、スターリン政権の真相を発見したジャーナリストの実話« L’ombre de Staline » と、フランソワ オゾン監督の新作 « été 85 » でした。
オゾン監督の新作に使われた舞台は、北ノルマンディのle Treportの辺り。ここは、以前、知人の田舎の海辺の家があるから、と夏に滞在させて貰い、引き潮の海辺の夕焼けを満喫した場所で、懐かしく景色を眺めました。ヴィクトル ユゴも訪れた際の野生味溢れるこの地域の素晴らしさを海辺の本に描いています。
そんな訳で、ストーリーも切なく良かったけれど、懐かしい海辺の街に再会して嬉しくなりました。
映画館が三ヶ月近く閉鎖して、今は営業しているとは言え、以前とはお客様の入り方が違いますね。
自宅では外出制限中、夜には60、70年代辺りの映画を敢えて観ました。
あらためて、この時代の映画やスタイルが一番好きだなあと再認識しました。
ファッションも一番好きで、一番自分に影響を受けているのがこの時代。
何故なら、大学時代を過ごした仙台には当時、名画座があり、私は良く、この時代の映画を観ていたからなのです。
今知る俳優が皆んな若くて、楽しみました。
この秋冬は、マスク着用がさらに厳しくなりそうです。