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日常の芸術

近所のブランジェリーの私のお気に入り。
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Tarte au pomme タルト オ ポム

この日は若干、焼きが足りないように思いましたが、それでもとても美味しい〜。
日常のこんな普段のおやつが好きです。

まだまだバタバタしています、、、。
が、元気です。いつも眠い、だけ、笑。
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by 40ansparis | 2013-02-25 19:20 | 食べ物エトセトラ | Comments(21)

ジャンバルジャン、と言う名前

ジャンバルジャンと言う名前を初めて耳にしたのは中学生頃だったでしょうか。。。

まだフランスさえよく知らなかった私に、初めてこの名前とレ ミゼラブルと言う映画のことを熱く語ったのは父でした。

うちの両親はかなり小さい頃から、映画を沢山観る機会を作ってくれ、よく自分達が今までに観て感動した映画について熱く語ってくれました。

大学時代を過ごした仙台の学生街には当時、幾つかの名画座があり、私はそこで古い映画を沢山観る事が出来ました。
父が語っていた、レ ミゼラブルも、父の好きな、今は私も大好きなジャンギャバン主演のもので、この頃に観たのです。

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さて、今年話題のこのミュージカル映画、レ ミゼラブル。

ジャンバルジャンを演じたヒュージャックマンは元々ブロードウェイのミュージカル俳優だと知ってはいましたがとにかく素晴らしかった!
彼を知ったのは、ウッディアレンの映画でした。

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他の配役も、パリの街を作り上げた製作サイドも素晴らしいと思いました。

観てから、つくづく思いました。
フランスはヴィクトル ユゴーの時代から現在まで変わっていない、、、。
時代背景は変わっても、フランス人の血に流れているこの、主張、革命精神は脈々と受け継がれているのを、毎日のように見るストでの国民の怒りや、大統領選挙での勢いを見ていても実感する、、、。

政治家ではなく、フランスは"国民が"
"我々が" 国を作るのだ!と言う意識とパワー。

この映画、さてフランス人の反応は、、、
たまたま時間が出来たのが、公開された週末、長蛇の列かな、と恐る恐る行った所、がらりとしていました。
タランティーノの新作の方が並んでいたくらい。
やはりここはフランス、ですね。

私自身の率直な感想は、、、
正直に白状しますと、、、
日本が凄い盛り上がりだったらしいので言いにくいのですが、、、

私はジャンギャバンのレ ミゼラブルの方をもう一度観たい!と思ってしまいました。

そんなこと?と思われるかもしれないのですが、、、

フランス語で読んだことのあるヴィクトルユゴーのレ ミゼラブル。
あのセリフそのままにフランス語で聞きたいなあ、と。

私の中では、英語を話しているジャンバルジャン、と言うのが有り得ない訳でして、、、
非常〜に違和感ある訳です。はい。

本当に素晴らしかった!それは本当。

Oui oui je sais, je suis très très classique !
(ええ、ええ、分かってます、私はとっても古い人間なのヨ!笑)

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by 40ansparis | 2013-02-20 20:08 | cinema | Comments(32)

どんどん

ちょうど一ヶ月前、この同じアンヴァリッド前は氷点下で凍っていました。

10日ほど前、朝8時が真っ暗じゃなくなりました、、、と写真をアップしました。

今、同じ時間でも、こんなに明るくなりました。まだまだ今週末に雪か?なんて言っていますけれど、
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夏の終わりを思い出せば、それに比べて春に向かう時のなんて気持ちの軽く感じられること!
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ピンクの朝靄に包まれたエッフェルさん、久しぶりだわあ。
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by 40ansparis | 2013-02-19 18:22 | パリの空 le ciel deParis | Comments(12)

中世の、、

カルティエラタンの界隈の裏通りを
いつもと違う行き方で歩いていたら
突然目の前に現れた、中世の館。
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ここは、中世美術館。

中世のころ、人々の身長はかなり小さかったらしく、入り口も小さいのです。

中世の頃はまだ、現代のパリのほとんどの部分が森だったそうです。
そんな森や自然をモチーフにしたタペストリーなど、沢山のものが展示してある所。
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by 40ansparis | 2013-02-18 05:08 | お散歩の時間 promenarde | Comments(22)

時代を感じる、、、

割と通っていた道で、つい先日発見した、古〜い看板。
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矢印の隣にあるお店は現在下着のブティックになっているのですが、その昔はどうやらコルセットのブティックだったようです。

モーパッサンの時代に、一瞬思いを馳せる、、、。
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by 40ansparis | 2013-02-13 06:59 | 気になる、、、 | Comments(16)

l'anne erotique

よく日本のファッション誌で目にする"パリで今流行の、、"とか "パリジェンヌに大人気の、、、"と言う言葉。

その実態は、実は存在しない。
と言うよりも、事実、マスコミや雑誌が"今年はコレ!"と特集した所で、日本のように次の日から行列になることもなければ、皆がこぞってそこに群がったり、それが爆発的に売れたりする光景は皆無だから。

こんな風に皆が我が道を行くパリでは普段、今パリジェンヌ、パリジャンに流行のものは?と聞かれても困ってしまう。

そんな中で、秋の発売後から珍しく物凄い勢いで売れていてあちこちで年末頃から嫌と言う程見かけているものがあります。

一冊の本。
と言っても、今回のこの超話題の大ベストセラーは、英国人女性作家によって書かれたエロティックな小説。
エロティック、と聞いて、ドキッとしますか?
私は、、フランスで麻痺しているせいか、全然、笑。

発売後三ヶ月で100万部がフランスで売れたと言うこの本、表紙は渋くてごく一般の小説のように見え、、瞬く間にスーパーでさえ山積みされるほどに話題になってしまいました。
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つい先日も、パリジャン誌でこの現象を特集。タイトルもゲンズブールの歌に因んで"l'année érotique : エロティックな年"。
この本のフランスでの爆発的ブームについて解説、さらにジャンヌモローなど著名人が、それぞれどんなエロティックな本と最初に出会ったか、好きかなどを語っていたり、フランス文学にはクラシックな文豪のものでも沢山エロティズムに溢れたものがあるので、そんな本の紹介など、興味深く読みました。

普段からフランス人は、ラジオやテレビでも、カフェでも、アムールやエロティズムについて真面目に討論、議論、よく語っています。

普段、街でも子供でも目にするような場所でも普通にエロティックな広告が貼られていたりするし、親子の会話を聞いていても割とオープン。

このベストセラー本についての反応や取り上げ方も、日本だったら考えられない。日本だったらそういうジャンルの本と片づけてしまうと思う。

以前、瀬戸内寂聴さんがエロ小説家と言われ、悔しい思いをされたと書かれた記事を読んだ。瀬戸内さんでこれだから、間違いなく今回話題の本の扱いは日本だったら、、、。

でも、これはどちらがいい、悪いではなく、国民性やメンタリティの違い、としか言えないとも思うけれど。

今回のこれらの記事や取り上げ方を見てあらためて思ったのは、簡単な言葉のようだけれどフランスで言うところの、このエロティックとかセンシュアルと言う言葉は、感覚的に日本語に訳せない。

日本語に直訳してみようとすると、単語が限られるから。
セクシーでもエッチでもないし、ましてエロでもないのだから。

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こちらの表紙が話題のその本の第3弾目に出たもの。一冊目の表紙は、これと同じテイストでネクタイのアップ。

念のため、、、私の本ではなく仕事先のオーナーマダムが私と同僚に一冊ずつ貸してくれたもの。
オーナーマダムと同僚との会話もいつもかなりオープンですね。

今、古典文学回帰中の私は、、読みたいものが他に控えているのだけれど、、貸して頂いたし(苦笑)息抜きに読みますか、笑。読まなきゃ語れませんしね。

気になっていた?と聞かれて、、、

ここまでの流行りものらしきもの、もちろん気にはなっていましたが、、
小さくて安い文庫ならまだしも、自分のお金を使うのなら新刊本と同じ金額を出してまでは、、、だったら私は当然、他の作家の新刊を買いますよ〜。
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by 40ansparis | 2013-02-11 05:47 | 本 livre | Comments(29)

出勤の朝

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まだまだ寒くてどんよりしているものの、

二月に入ったら、真っ暗じゃなくなりました。

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私が、最初に春に向かっているのを感じるのは、これを見る頃。

木々も空も、土の中も、みんな静かに春への準備中。
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by 40ansparis | 2013-02-06 16:47 | 仕事の日 le travail | Comments(16)

三都物語: Life style rich

L'essaie (Florence ), la cuisine( Tokyo),
Le dessin ( Paris)

今年初の新春号、最近皆さんが話題にされる、リッチなライフスタイル。
同じテーマで、イタリアのihokoさん東京のwhiteさんも語っています。
それぞれ巡って頂ければ幸いです。

ライフスタイルの基盤は日々の生活に他ならない。いかにその日々を彩るか、、、。
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これに通じるフランス語の表現があります。
L'art de vivre、生きることのアート、とでも言いましょうか、、、。

物質の豊かさと対極にある、生活の中での心を豊かにする時間。
消費大国の日本よりもずっと、確かにフランスはこのテーマに長けているし実践してきている国。
人々の生活や食事は日本よりも質素。
でも豊かな時間の過ごし方を知っているフランス人。
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代表例はヴァカンスや週末の過ごし方。
お金をかけないで楽しむ術を知っているし、お散歩や語り合いなど、ゆったり贅沢な時間の過ごし方をしている彼ら。

あちこち見て周り忙しいスケジュールをこなす旅よりも、太陽と青い空と海がある所へ、本を数冊と水着を持って出かけ、その地に着いたら海辺で寝転ぶだけ。たまに本を開いたりウトウトしたりして。

飽きるどころか、そういった過ごし方をしてみると、いかに後から自分がその時間を欲するかを実感。
その後では、もう、忙しく巡る旅に出かけるのが億劫にさえなる。
あ、これは私の個人的感じ方。

フランス人と本の話になると、必ず出てくる言葉が、
"あの本、読んだよ、海辺で"
au bout de la mer......

気がつくと、私も、何処に旅行に行きたい、とかは今はあまり無く、ただただ太陽の日差しの下のあの空気や、空と海の鮮やかなブルーを心と身体が求めている。

日本の田舎も東京だって、私は好きだけれど。ただ、、、日本は忙し過ぎる。

"時間を、もし買えるなら買いたい"くらいに激務だった東京時代から見たら、この日常こそ贅沢に感じます。
新たな目線で、常に驚きや感動もまだあります。

先日ちょうど見つけた、プルーストの言葉。
これは、日々を楽しむ事にも通じるフィロソフィーのような気がするので、今回の主題の〆に
紹介させて頂きます。
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by 40ansparis | 2013-02-04 00:05 | 三都物語 | Comments(24)

猫の耳

最近ますます、ミステリアスな猫の魅力に取り憑かれている私。

このところ、クラシックな文学に舞い戻って読み返しているだけに、ふと、猫が登場する小説の数々を思い出してみました。

作家が思い出せなかったけれど、猫の耳を表現したもの、、、
今はなんて便利な時代、インターネットですぐに見つかり、これこれ!と嬉しくなりました。

それは、、、

梶井基次郎の文章、

"猫の耳というものは、まことに可笑しなものである。
うすべったくて冷たくて、竹の子の皮のように表には絨毛が生えていて、裏はピカピカしている。

硬いような、柔らかいような、なんとも言えない一種特別の物質である。
私は子供の時から、猫の耳と言うと、一度"切符切り"でパチンとやってみたくて堪らなかった。
これは残酷な空想だろうか?"

と言うもの。

切符切り、と言う存在を、自動読み取りパス時代の現代は知らない世代も増えているでしょうけれど、、切符をパチンと切ってもらう感触を知っていて
猫を飼っている方なら誰でも分かる、この表現。絶妙!

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このミステリアスさが、沢山のアーティストを虜にしてきているからこそ、小説の題材にもなってきているのですよね。
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by 40ansparis | 2013-02-02 20:17 | 気になる、、、 | Comments(16)