カテゴリ:cinema( 84 )

Eric Rohmer 約15年ぶりに

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20代、30代と名画座やビデオで観たヌーヴェル・ヴァーグの映画たち。

40を過ぎて、偶然にも映画館でそれらを観る機会にめぐまれて、トリュフォーやゴダールの映画の魅力を
再確認しました。

今日はそんな中、これまた久しぶりのエリック・ロメールを観ました。
前述の二人に比べると、再度観るまで記憶の一番遠くにいた監督。でも、見直して、そうそう、このエリック
ロメールが結局一番普通の日常をそのままビデオで撮ったような映画なのよね、と少しずつ思い出して
いました。

そして自分が若いときに気が付けなかったところや、教訓などの発見があったりして。
登場人物それぞれの繊細さや女性心の微妙な揺れとか、、、、フランス人らしいな、と気付けたのは
40代の今、観たから、なのですよね。

ファッションももちろんその時代を反映していますけれど、大好きな水玉もたくさん出てきました。
今、見つけようとしても逆に見つからない、クラシックな水玉服で素敵でした。
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そして館内は、トリュフォーやゴダールの時よりも、さらにぐっと年齢層が高いお客様が多かったのと
上映前の着席おしゃべりを聞いていると、トリュフォーやゴダールよりも、ずっと大御所中の大御所と
いう見方で、一目置かれているのね、というのがわかりました。
でも、もっと若い年齢層だとフランス人の間でも、逆かもしれません。

日本は映画館での上映契約は終了している、とか聞いたので、ビデオでしか観ることが出来ないという
ことでしょうか。、、、ということは、本当に貴重な約2時間!
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by 40ansparis | 2009-04-24 23:42 | cinema | Comments(0)

ゴダールに浸って

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引越しでインターネットも出来ずに居たので、パソコンに向かっている時間がないと、自分の時間が
出来ることを実感。

いつもの読書もゆっくりとしていましたが、新作映画には目もくれず、古い映画の上映を探しては
見ていました。

以前ダイアリーにも書いた、トリュフォー特集の後、今の時期はゴダールを上映しているのを知って
休みの日の時間が合う時だけですが、堪能してきました。

「勝手にしやがれ」(日本題名に納得していないけど)ばかりが日本では有名すぎるけれど
たくさんの作品があって、トリュフォーの案を映画にしているものも多いのでトリュフォーのように
ショートフィルムもあります。
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でも作風が似ているかと言うと、まったく違う気が私は個人的にしています。
ふたりがもし絵を描いたとすれば、トリュフォーは繊細でモネみたいな絵を、ゴダールはピカソみたいな
絵を描くちょっと奇才な人、というように。トリュフォーの方が、より日常の中の繊細さを描き出して
いる気がするのです。一方ゴダールの方が若干エキセントリックな場面が多いです。
日本の北野武さんは、どちらかというとゴダールっぽいかもしれません。
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ついつい昔の監督、というイメージを持ってしまいますけれど、実はゴダールはまだ健在です。
実は先日カフェでちょうど見かけたばかりで、それもあってとても興味深く観ました。

自分も街でふと見かけるような、日常を描いたものがフランス映画には圧倒的に多くて、ハリウッドの
映画とはまったく違う点。
そこがやっぱり自分が惹かれる点でしょうか。普通の暮らしの中の小さな喜びや人の気持ち。
そして悲しみを抱えつつ、それでも小さな希望を持って生きている。特別な人たちではなくて普通の人たちの
普段の暮らしから、人生のお勉強。

私もいったいどこに向かって歩いているのかしら、、、、と今だに模索中です。
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by 40ansparis | 2009-03-13 23:22 | cinema | Comments(0)

Les parapluies de Cherbourg

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偶然、最近頭の中で流れていたのがシェルブールの雨傘の曲だったのです。。。

そして今日、再上映とお休みがようやく合ったので、観てきました。
何年ぶりでしょうか?

20代の頃から数えて、何度観たかな、、、。
既にわかりきったストーリーなのですが、何度観てもボロボロと泣いてしまう私。
ふたつ置いて隣の席に座っていたムッシュウも何度も手で頬の涙をぬぐっていました。

20代の頃はシンプルにうっとりとメロドラマとして泣いて観ました。
どの映画も本も、その年代によって感じ方が変わるのは当然だけれど、まずは前編フランス語
頭で理解して、あらためて台詞や歌詞が切なく素敵だなあ、と感じました。

前編ミュージカル仕立てなので、台詞も曲に載せてあり、ゆっくりで分かるし、誰もが知って
いるこの有名な曲もフランス語の歌詞がとっても切なくますます泣けました。

カラー使いがやっぱり大好きな60年代の映画らしくフランスだなあ、と思ったり、ミュージカル
といってもベースがジャズだったり、食事はやっぱりフランスって質素だなあと思ったり。
若いときには感じなかったことも見つけたりして。

カトリーヌ・ドヌーヴはサンジェルマン界隈で一度見かけたことがあります。
もう最近の貫禄がついている彼女を。
今も綺麗なひとだけれど、やっぱり若いときはこんなに可憐なひとだったのね、と
あらためて観ました。
何と言ってもやっぱりこの名曲のおかげで不滅の名作になっているように思います。

観たあとも、もちろん私の頭の中はこの曲だけがずっと流れ続けています。
今週は少なくともこの曲が流れ続けるでしょう。。。。
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by 40ansparis | 2009-01-06 20:54 | cinema | Comments(6)

Les plages d'Agnes

ここのところ新しい映画は、観たい~!と思うものがなく、、、観たい再上映のものは必ず
休みの日や時間帯と合わず断念。

今日はアニエス・ヴァルダという80歳を迎える女性監督の、自身の人生や映画で仕事をした人たちを
振り返り語る、ドキュメンタリー映画を観ました。

この女性、たくさんの映画を実は撮っています。
ドヌーヴやバーキン、若き日のドパルデュー、ミシェル・ピコリなどと。

昔の映像がたくさん出てくるのもいいけれど、彼女が人生を振り返る場所に選んだ浜辺が
とてもいい色合いでした。
海の波の音も、私にはノスタルジーを感じるものがあって、私自身にはとてもいい映画でした。

人生を追ったもの、実話、ドキュメント好きの私には。。。

淡々とゆっくりと語る彼女の言葉は、育ちや環境が違ってもきっと誰かの人生にも通じる
ものがあるのではないかと思いました。

余談ですが、ミシェル・ピコリは、モン・カフェで見かけたことがあるので、興味深かった。。。
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by 40ansparis | 2008-12-23 06:42 | cinema | Comments(0)