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2012下期 映画まとめ

この秋冬はいつにも増して忙しく、いつもよりも映画館へ足を運べませんでした。でも実際にあまり新作で観たい!と思った映画も少なかったかな。

でもそんな中で幸い観る事が出来た映画を記録用に。
なお、以前書いた、Amourは別格扱いとしまして、他の映画をまとめました。

"古典文学回帰"

この秋冬は、何と無く映画と本がリンクしたシーズンになりました。
映画で出会ったり再会して、本へと移行したものも。
-Anna Karenine(以前既に書いています)
-Thérèse Desqueyroux
フランスのノーベル文学者、フランソ
ワ モーリアックの名作の映画化。
ジル ルルーシュとオドレイ トゥトゥの組み合わせに何と無く違和感あるものの、映像は好きだなあ、と思ったら、以前気にいった映画を幾つか撮っていたクロードミラー監督の作品。
この映画を撮り終えた後亡くなっています。インパクトあるポスターも良かった。

-Les Misérable (以前既に書いています)
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"L'acteur mon prefere"( 私のお気に入り役者、、)

それは、何度か書いているファブリス ルキーニ氏。
新作に良い映画、観たい!と思える映画が少なかった中で、二つもルキーニ氏の新作を観る事が出来て個人的にはかなり満足!
-Alceste a bicyclette
Alcesteは、モリエールの戯曲 人間嫌いの登場人物。舞台のイル ド レの景色も良かったし、ランバートウィルソンとのコンビがとても良かった。
イヴ モンタンのbicycleeeetteee〜が流れてきたのも個人的に嬉しく。

-Dans la maison
フランソワ オゾン監督の新作。
新作に期待出来て、やはりハズレなくうーんと唸らせる作品を撮るのは、最近オゾン監督くらいかなあ、、私は。
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"実話に勝るもの、なし"
-Royal affaire
1770年のデンマーク。
イギリスから嫁いだキャロライン王女と頭の足りない坊ちゃん王の専属ドクターとの悲恋。
最後の二人が罪を背負う罰、ギロチンなど、ドラマティックで凄過ぎる物語、もっと凄いのはこれが実話だと言うこと。
ベルリン映画祭で、主演男優賞と最優秀シナリオ賞。

-Hitchcock
1950年代のハリウッド、誰も望まず期待されないまま製作された映画、サイコの舞台裏と、その頃のヒッチコック監督自身の人生を描いた映画。

"懐かしの、、"

-La Tulip noir
1964年のアラン ドゥロンが最高に美しい頃。(タイプじゃないけど)
二役を演じていて、とにかく美しい。。。

-裏窓
上記の伝記映画のお陰でオマージュ上映がありました。グレースケリーの品と洋服が素晴らしい。

-La femme d'a côté (隣の女)
トリュフォーの映画を久しぶりに観れました。税金逃れのロシア行きで何かと話題だったドパルデュ出演。ヌーヴェルヴァーグの頃の彼は良い作品に出てるなあ。

-L'aille et de la cuisses
大好きなルイ ド フュネスのコメディ。
彼が亡くなってちょうど30年と言う事でオマージュ上映があり、特集号も購入。
最近のフランス映画に比べると、同じドタバタコメディでも、どうしてこんなに品があって洒落ているのか??

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この秋冬は、数より質、だったように思います。
数は沢山観れなかったけれど、観た映画はどれももう一度観たいと思える映画ばかりでした。
ただ、休日が沢山潰れた分、観たかったけれど見逃した映画もありました。

本も近いうちに記録しておきたいと思います。

この春は早速フェデリコ フェリーニの名作を続けて観たところです。
ゆったりした時間が、今の私には何より贅沢に感じます。と、言いながら案外バタバタしているのは何故かしら?笑
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by 40ansparis | 2013-04-15 01:50 | cinema | Comments(18)

ジャンバルジャン、と言う名前

ジャンバルジャンと言う名前を初めて耳にしたのは中学生頃だったでしょうか。。。

まだフランスさえよく知らなかった私に、初めてこの名前とレ ミゼラブルと言う映画のことを熱く語ったのは父でした。

うちの両親はかなり小さい頃から、映画を沢山観る機会を作ってくれ、よく自分達が今までに観て感動した映画について熱く語ってくれました。

大学時代を過ごした仙台の学生街には当時、幾つかの名画座があり、私はそこで古い映画を沢山観る事が出来ました。
父が語っていた、レ ミゼラブルも、父の好きな、今は私も大好きなジャンギャバン主演のもので、この頃に観たのです。

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さて、今年話題のこのミュージカル映画、レ ミゼラブル。

ジャンバルジャンを演じたヒュージャックマンは元々ブロードウェイのミュージカル俳優だと知ってはいましたがとにかく素晴らしかった!
彼を知ったのは、ウッディアレンの映画でした。

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他の配役も、パリの街を作り上げた製作サイドも素晴らしいと思いました。

観てから、つくづく思いました。
フランスはヴィクトル ユゴーの時代から現在まで変わっていない、、、。
時代背景は変わっても、フランス人の血に流れているこの、主張、革命精神は脈々と受け継がれているのを、毎日のように見るストでの国民の怒りや、大統領選挙での勢いを見ていても実感する、、、。

政治家ではなく、フランスは"国民が"
"我々が" 国を作るのだ!と言う意識とパワー。

この映画、さてフランス人の反応は、、、
たまたま時間が出来たのが、公開された週末、長蛇の列かな、と恐る恐る行った所、がらりとしていました。
タランティーノの新作の方が並んでいたくらい。
やはりここはフランス、ですね。

私自身の率直な感想は、、、
正直に白状しますと、、、
日本が凄い盛り上がりだったらしいので言いにくいのですが、、、

私はジャンギャバンのレ ミゼラブルの方をもう一度観たい!と思ってしまいました。

そんなこと?と思われるかもしれないのですが、、、

フランス語で読んだことのあるヴィクトルユゴーのレ ミゼラブル。
あのセリフそのままにフランス語で聞きたいなあ、と。

私の中では、英語を話しているジャンバルジャン、と言うのが有り得ない訳でして、、、
非常〜に違和感ある訳です。はい。

本当に素晴らしかった!それは本当。

Oui oui je sais, je suis très très classique !
(ええ、ええ、分かってます、私はとっても古い人間なのヨ!笑)

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by 40ansparis | 2013-02-20 20:08 | cinema | Comments(32)

新春の喜び。ようやく映画に浸る

忙しかった時期に既に公開されていた映画をやっと観ることが出来ました。
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トルストイのアンナカレニーナ!
名作だからきっと大盛況でロングランだろうと安心していたけれど、アメリカ製作のせいなのか、僅かな映画館でのみ上映、フランスでの評判も悪く、観ることが出来るところを探してようやく。

思春期の文学少女のように、私は古い名作のドラマティックなラヴストーリーが、たとえそれが悲劇の結末でも大好き。

ジェーンオースティンの"高慢と偏見"とか、昨年映画化されたのを3回も観てしまったジェーンエアとか、、そしてこのアンナカレニーナは、もう最高に好き。

さらに不思議な繋がりがあって、昨年映画と本に再感動した"存在の耐えられない軽さ"の中にも登場したりしたので、去年の夏のヴァカンスに再度フランス語で読みたかった候補のひとつがまさにこのアンナカレニーナでした。

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さて、フランスでは不評のこの映画。
高慢と偏見も映画化したことのあるジョーライト監督。
サプライズの、一部テアトル仕立て。
ドラマティックな話をさらにこれぞ映画の醍醐味、とドラマティックに仕上げてあって私は大、大、大感動。

最近ハリウッドは、有名人の人生や古典文学の大作の映画化をよく製作しているけれど、最近のこれらのシリーズは素晴らしいと思う。
英語で観なくちゃいけないのが、私には疲れるところだけれど。

ハリウッドの映画を何かとバカにするフランスだけれど、最近のフランス映画こそ、何だか皆同じ、10€以上も払って観る価値あるのかしら?と思うものが多すぎ。

フランス人のシネフィル(映画好き)な知人たちにアンナカレニーナを観たことを話しても、
Toujours la même chose!
"いつも同じ話じゃない"(分かりきったストーリーじゃない)とか、アメリカ製作だし、なんてつれない反応で、笑。
世間の批評と私の意見は、よく全く反対になるけれど。

ともかく、フランス語の文庫版でも1000ページの大作ですが、今年こそヴァカンスにはアンナカレニーナを再読したいな、と思っているところ。

ソルドの初日、ガラガラに空いている映画館にてスクリーンを独り占めして
感動してきました。
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by 40ansparis | 2013-01-12 00:09 | cinema | Comments(18)

l'acteur incroyable!! "Amour": 素晴らしい役者

本当に凄い役者です。
今年のカンヌのパルムドール賞に輝いた、ジャンルイ トリンティニャンとミカエルハネケ監督で話題騒然の"Amour"(アムール)が公開されました。

重い瞼のまま、頑張って午前中の映画館へ。午後は長蛇の列になってくるに違いないから。実際ズバリその予感的中でした。
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80歳を超えているジャンルイトリンティニャン。
最初はシナリオを読んだ際に断ったとのこと。あまりに辛いストーリーだから、と。
新聞のインタビューによると、自分ですでに4回も観たそう。自身で、この映画は自分の一番の代表作になった、と語っていました。

タイトルはAmourアムール、愛、ですが、恋愛ものではなくて、この場合、家族愛や人間愛の方です。
高齢化、介護で起こり得る様々な出来事、見る人誰もが他人事とは片付けられない状況、あるタブーな部分まで描いています。

ストーリーは高齢化での、日本でもよくニュースで目にする話ですし、重いテーマを描く映画も沢山ありますが、ただミカエルハネケ監督の描き方が、最後の一瞬まで素晴らしくて圧倒されたまま、見終わったら少し館内はみんな動かずに居ました。

年間30本映画を映画館で観たとして、新作で今、観たあとにため息とともに
"C'est beau!! Beau film!!"
(素晴らしい‼いい映画~‼"と唸る映画がどれだけあるでしょう?

私の場合は、そう唸るのは大抵既に観たことのある、古い映画の方。

日本では公開されない沢山のフランス映画には、莫大な資金をかけて本当に真面目にこんなの製作しているのか?と疑問に思うような映画も少なくないし。

そう言う意味では、パルムドールの栄光に相応しい、素晴らしい映画でした。
そして、80歳を過ぎても尚、素敵でチャーミング、あれだけのセリフを自分のものにして老いをさらけ出して演じ切ったジャンルイトリンティニャンの信じられないくらいの役者としての姿勢。
奥様役共々、素晴らしい役者でした。

静寂の中で映画は終わり、、観客は呆然と取り残されました。。。
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ちょっと伝言を。

先日メールのアドレスを鍵コメントで下さった(ま)さま、頂いたアドレスに何度送ってみても、戻ってきてしまいました。アンダーバーか何かが違っているのでしょうか?そう言う訳で送れていません。


もうひとつ、この月曜日からの週は、巨大なサロン、Salon du chocolatがありまして、帰って寝るだけの一週間になりそうなので、ブログをお休みさせて頂きます。
コメント欄も閉じさせて頂きますので、ご了承下さいませ。
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by 40ansparis | 2012-10-28 01:37 | cinema

上半期:映画

上半期をまとめておかないと、あっと言う間に下半期も終わってしまいそうなので、自分のまとめ用にも忘れないうちに。

上半期は、新作で惹かれた映画の、なんと少なかったこと。
逆に普段以上に好きな監督やジャンルの映画を、より多く映画館で観ることが出来て実り多き時間を過ごせました。

いつも通り、パソコンなどで観たものではなくて、あくまでも映画館で観た映画をキーワードでまとめています。

*クラシック映画のエレガントさ
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いつも以上にイタリア映画との再会が多く、あらためてその世界に惹かれました。
ヴィスコンティ、パゾリーニ、ミケランジェロアントニオーニなど。

*日本の古き良き映画万歳

先日、小津映画について書きましたが、同じ回顧シリーズで他にもみました。
中でも、10年以上ぶりで観た今村昌平監督の"楢山節考"は、今の年齢で観たせいか、凄い映画だったなあ、と感動。

今回はフランス人に囲まれてフランスで観た訳ですが驚いたのは、公開された同年1983年に、この映画はカンヌ映画祭でグランプリのパルムドール賞を受賞していたこと。
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当時の知識での中で、異国のおば捨て山と言う残酷、野蛮で奇妙な物語に、パルムドールを与えたフランスもすごいな、と。。。
そのリアルな姿こそ、人生、とも言える映画ですが。

*新作と再上映の中での光

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サルサから興味あるキューバを舞台にしたオムニバス映画、ミニシアターでのみ上映で、評判はいまひとつ、でも私はとても気に入った映画。パリジュテーム、と言う映画のキューバ版といったところ。7人の監督がキューバを舞台に人々の生活や愛を描いている。

ジェーンエアーは、ご存知の名作。文句無しでC'est beau!!!(美しい‼)。映画化は何度かされているけれど、今回の配役は凄く良かった!

イタリア映画のアモーレ。公開は去年だけれど、多忙時期と重なり見逃していた映画。
これも凄かった。。貴族の家庭の主婦が、息子の友人に恋をし、最後は身分や家庭を全て投げ捨てて息子のような年齢の男性のもとへ行く、と言ってしまうと簡単だけれど。
この結末はヨーロッパならでは、と感じる。
成熟した年齢の女性のほうが魅力ある、と言う認識、、、日本では現実離れしているように思われる結末かもしれません。

*番外で、フランスの美しいアニメーション
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半期に一度くらい公開される、フランス製作のアニメーションフィルム。
日本の切り絵のようでもある、独特の世界。色合いやイラストも美しくて、大人が観ても現実を忘れさせる綺麗さ。実際、フランス人も大人同志でも観に来ています。
日本のアニメもいいけれど、こんな映画も是非日本の子ども達に見せてあげたいな、と観る度に思います。

もうひとつの番外は、何故かウッディアレンだったこの春。
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彼のドキュメンタリーフィルムを観たら、若い頃のデビューは、まさしくひょうきん族のたけしさんのようだった、と言う発見があったり人生そのものがドラマな、女性遍歴など、映画より興味深かった。

仕事場の真ん前で撮影が行われていたので観たフランス映画にウッディアレンが出演した映画は、、まーったく話題にならずに一週間で打ち切り、笑。でもいつも歩く通りを映画で楽しめた。

普段着のフランス映画、例えばジュリエットビノシュやソフィーマルソーなどが出演しているロマンティックコメディなども合間に観たのですが、最近は何だか新作は料金に対して映画の価値が、、と思ってしまうほど特筆すべき事がないものばかりでした。とても気になったもので観ることが出来なかった映画は、海外の映画でしたし。

上半期、ひとつずつ書いていると長くなるのでこれでもまとめたつもりですが、お付き合い下さってありがとうございます。

下半期は繁忙期だから、いい映画の上映があっても中々観に行けなかったりする時期ですが、出来る限りまたいい映画を映画館で観たいものですね~。
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by 40ansparis | 2012-10-13 23:15 | cinema | Comments(18)

un ete japonais:日本映画を想う夏

昨年の夏は黒澤映画の回顧展があり感動。

今年は、ヴィスコンティと並んでフランス人にも人気の小津安二郎を中心にセレクトされた古き日本映画の回顧展が。嬉しいですね~。
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只今ヴァカンスの真最中、一番パリジャンがパリに居ない時期。空いているだろうとギリギリに出掛けたところ、、、なんと長蛇の列に超満員!

自分の都合と合う作品しか観ることが出来ていませんが、かなり感動しています。
他にも今村昌平監督、吉田喜重監督、溝口健二監督、そしてもちろん黒澤明監督の名作ばかりが。観たくてもなかなか自分の自由になる時間と合わなくて悔しい限り。

小津さんの映画は、兎に角美しい~!ヴィスコンティなどの巨匠たちにも共通して感じる独特の確固たる美意識。
完璧主義で俳優にも自由な演技をさせずに、表情や仕草全てコントロールした小津監督。
従って、時に不自然な演技に見えるのが気になるのだけれど、日本語や映像の色合いの美しさを前にすれば、小さいこと。
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簡単に訳されたフランス語の字幕を目で追いながら、あ~このことばの美しさは訳せないのよねえ、と独りで悦に浸り。

大島渚監督は、小津監督とは対極の異端児。
フランス人が好きなエロティシズムに溢れていて斬新、まるでヌーヴェルヴァーグのフランス映画を観ているよう。私は好き。

感動して独り映画館を出る時に3人のフランス人マダム、ムッシュウに声をかけられました。
"何度観ても素晴らしい!"
"台詞が素晴らしい。ポエティックで"
"オズの映画はエモーションに溢れていて感情表現が繊細、美しいね~!"
小津映画について語りたくて止まらないムッシュウ、マダム達をどうにかヤンワリ振りきれたのは20分後。

日本ででさえ、もう映画館でこの時代の映画を観ることなんて出来ないんですよ、今は、、、と私が話すとフランス人小津ファンの皆様、何故⁇とまた語り始めて、、。
恐るべしフランスの小津ファン。日本人よりもずっと映画を見込んでいます。

フランスは日本映画のみならず、世界の古き良き映画をリスペクトして、一大論争を巻き起こしたような問題作でさえ上映したりと、映画を本当に愛していると言うのに、、。
日本も興行収入が取れる大型映画ばかりでなく、こういった上映をすればいいのに。
映画作りを目指す若者は何を観ればいいのかしら?

"フランスと違って日本は、映画作りに関わっている人達が映画だけで食っていけない国なんだ、、"と、たけしさんが以前悲しそうに語っていたのを思い出しながら帰りました。
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by 40ansparis | 2012-08-18 19:52 | cinema | Comments(14)

再発見

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写真を加工するのは、あまり好きではないのですが、この枠組機能は、映画まとめにとても向いていることを発見。

さて、この春は、いつものシーズンより映画を観ていない私です。
この上半期は"量より質"と言う感じ。
新作よりも古い映画の再上映の方が、かなり密度高い再会、再発見がありました。

Insoutenable legerte d'être
この上半期はまだ終わっていないけれど、間違いなくこの上半期の、私のナンバーワン。日本でも話題になってかなり前に観たものの、話題の割には自分の中では響かなかった映画。
再上映に偶然会って、実はもともと、原作本がフランスではセンセーションを巻き起こした名作、と言うことを今回初めて知り、今夢中で読んでいる最中。
後日、あらためて本と共に書こうと思います。

Œdipe roi
パゾリニのオマージュ上映にて。
イタリアの鬼才パゾリニが、ギリシャ伝説のひとつ、オディプス王の物語を自ら演じた名作。他の作品には賛美両論意見が分かれる監督だけれど、パゾリニが鬼才ゆえ。私には北野武さんと同じ匂いを感じます。

Sandra
この春は幾つかヴィスコンティ作品も観る事が出来て感動。彼の描くイタリア貴族、美意識、時にアンモラルな世界。何故か引き込まれて。

Stardust memories
ウッディアレンは、特別好きな監督ではないけれど、何だか観てしまう。
読みたい本がはっきり浮かばない時に、何となく本屋さんで軽く読める恋愛小説を選んでしまうのに似ている、笑。
これは、観ていなかったかなり監督が若い頃の、一番個人的要素が強い作品だとか。
かなり若く美しいシャルロットランプリングが、ウッディアレン映画に出演していること自体に不思議な感覚を受けながら観た。

さらっと自分の記録用に。
こういった映画を、DVD とかではなくて、今なお映画館の大きなスクリーンで観る機会に恵まれるパリって凄いなあ、と、毎回そのことに感動しつつ映画館を後にする私です。
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by 40ansparis | 2012-06-23 19:38 | cinema | Comments(14)

気が付けば、、、

ばたばたとしている間の小休止。
気がつけば、カンヌ映画祭もとっくに終わってしまっていました。

カンヌ開催中から、新聞やテレビのドキュメンタリーで目立っていたのは、あの!フランス人俳優
ジャン・ルイ・トリンティニャン氏の映画出演。
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これはカンヌで上映された新作「Amour(アムール)」関連で、彼の人生のドキュメントがテレビ放映された
辺りのフィガロ誌の記事。

そう、あのダバダバダ、、、、♪ 「男と女」の彼です。
私はこの映画と、これまた大好きなロメールの映画「ma nuit chez Maud」に出ていた彼が好きですね~。
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そしてカンヌが終了、蓋をあけてみたら、なんとこのミカエル・ハネケ監督の「Amour」が
パルムドール賞に輝きました。

ヴァカンスが近いせいか、ハリウッド系、アクション系が多くて、観たい映画があまり最近ありません。
バタバタしているので、ちょうどいいけれど。

公開されたら是非観なくちゃ。
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by 40ansparis | 2012-05-31 11:59 | cinema | Comments(6)

マリリンの年 l'anne Marilyn

今年はマリリン・モンローの没後ちょうど50年なので、もともと多く見かけるマリリンモチーフですが
今年はさらに、ポスターなど見かけます。
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ぼやっとしたポスターなので、あまり良く見ていなかったけれど、今年65周年のカンヌ映画祭の
ポスターもマリリン。

街のアートも、よく使われるマリリンモチーフ。
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先日観たMy week with Marilyn(マリリンとの一週間)は、実際に当時イギリスで映画の助手を
していた人が、マリリンのローレンス・オリヴィエとの映画出演で英国滞在中の際に、マリリンと関わった
実話を本にしたもので、それを映画化したもの。

それは、、、、マリリンファンの私としては、、、、個人的には、、、まあまあ、、、かな。。。

最近また大きなスクリーンで、昔のいわゆる名作をいくつか観ることが出来たので、やっぱりそういう
映画を観てしまうと、、最近の映画は、映像や技術は素晴らしいけれど、感動が薄いな、と実感。

まあ、とにかくマリリンの年であることには違いないようです。
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by 40ansparis | 2012-04-27 11:42 | cinema | Comments(10)

Ah, je regrette un peu.... ちょっと後悔、、、

映画まとめの番外編をちょっぴりと。

ノエルの忙しい時期、大きなスクリーンで観たかった映画のひとつに、アニメーション映画がありました。
私には珍しく、アニメーション映画だったのは、主演の猫の声を吹き替えしたのがアントニオ・バンデラス
だったから、、、、、、だけではありません。

秋口にいち早く観た予告編を観て、一気に虜になったその理由は、主演の猫が私のパリの友人猫ちゃんに
ウリふたつ、まるで彼女をモデルにしたかのようなそっくりさだったので。
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あ、映画の中では男猫なんですけどね、笑。

この同じ時期に公開の他の映画を圧倒して人気になり、大人の間でもかなりいい批評だったんですョ。
劇場で観れなかった分、インターネットで何度も何度も予告編を見ては癒されていました。

もしそっくりさんコンクールがあったら、彼女の優勝は間違いなかったのに。
私には彼女が演じてしゃべっているようにしか、見えません。なので、嬉しくて。
キャメルの毛も、グリーンの綺麗な瞳も、まるで彼女、でしょう?
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by 40ansparis | 2012-04-10 12:16 | cinema | Comments(18)