カテゴリ:cinema( 85 )

lilas リラに癒され

お客様に頂いたリラの花。
その日は一日中、爽やかな香りに包まれて仕事。癒されました。
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そうそう、下半期の映画まとめで、かなり感動した事を書きました、世界の貧困の中で必死に苦境を超えて学校へ通う子供達を捉えたフランス人監督のドキュメントフィルム"le chemin de l'école " (学校への道)が日本各地で公開されるようです。嬉しいです。子供達に観て欲しいなあ。

入場券一枚につき、世界の貧しい子供の給食一食分を支援出来るそうです。

日本の子供の為にも何かして欲しいですね、、、。
映画まとめにも書きましたが、、日本各地全ての学校で上映して欲しいですね、、、。
ひたすら学校へ向かう子供達を追う映像ですから、セリフもなく静かなフィルムですが、
静かな感動を覚えて、最後には泣けてきます。

先進国の子供達は、登校拒否など問題だらけ。でも世界には貧困の中でも、学校に行きたくて
たまらない、毎日こんな思いをしてまで学校へ通う子供達がいるのだ、と
知る良い機会です。フランスでも、宣伝なしで公開、じわじわと口コミで一年ほどの
ロングラン上映となりました。

先進国の大人にも普段の自分が例え自分には困難があると思って
いても、どれだけ恵まれているかを感じずにはいられません。

日本公開の公式サイトはこちらです。

私もまた何処かで上映を見つけたら、また観たいのです。

私もご無沙汰していましたが、そろそろ映画館に足を運びましょうか。
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by 40ansparis | 2014-04-27 16:57 | cinema | Comments(22)

映画 番外

土曜にフランスの映画監督、アラン レネ監督が91歳で亡くなりました。

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上半期にもスクリーンで観る事が出来た Hiroshima mon amourがやはり私は何度も観たい映画として一番印象に残っています。
ご冥福をお祈り致します。

番外としてもう一つ。

この冬に見逃した映画、結構ありますが、あえて観ずに一本に絞るなら、と他の映画を選んでしまったので観なかった映画があります。

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若松孝二監督の、三島由紀夫が自殺した日のエピソードを映画にしたもの。
去年のカンヌで小さい賞を確か獲っているのです。

観たい気持ちはあったのですが、寒く疲れている時期に、この重い映画は、観る気になれませんでした。

でも、気持ち良いヴァカンスシーズンに観たいかと言うと、、、
それも難しいかも、笑。

暗い冬に公開だったせいか、パリでも評判は今ひとつで上映が終わりました。
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by 40ansparis | 2014-03-05 00:04 | cinema | Comments(8)

f/w映画まとめ 下半期 2013-2014

この秋冬は、ノエルの辺りにロメール監督の回顧上映をしている映画館があり、歯ぎしりする思いで行けずにいました。年が明けてから、やっと三本観ることが出来ましたが、、、悔しくて。
全く普通の日常を切り取っているようでいて実は深いロメールの映画、またこれは番外としてあらためて。

前半
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世界の極地に住む子供達が、どれだけ大変な環境の中で、それでも学校へ通う姿を追ったドキュメンタリーフィルムが素晴らしかった。今でもロングラン上映しているシネマがあるほど。
私が文化大臣だったら、笑、
小学校から高校までの全ての学校でこの映画を観せたい、と思いました。

例えばアフリカに住む兄妹、彼らは毎日12kmのサバンナの野生動物が居る中を歩いて通っている。
日によって、六歳くらいのお兄ちゃんが"今日は彼処にキリンの群衆がいるから、向こうの山を超えて行こう!"
なんて自然の厳しさを学びながら通学。
日本の子供たちには考えられない環境ばかり。姪っ子達にも観せたいなあ、と思いました。

中期から年明け
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大好きな俳優が自ら監督の自伝的コメディが最高に楽しく、二回観てしまったのだけど、もう一度観たくている所。
( 追記 : 28日の夜、パリではセザール賞の発表がありました。
このコメディのギョーム ガリエンヌが受賞しました〜。
なので、まだまだ上映が続きそうです。サンローランの映画でピエール ベルジェを演じたのも彼です。)

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つい先日観た、ポローニャの映画Ida が今季の中で私の中のNo.1。
戦争の傷跡がテーマの重いテーマにも関わらず、なんて美しい映画!
ポエティックで、静かな悲しみと美しさ、音楽、、、、素晴らしかった。
これももう一度観たくています。

数より質には恵まれたと思いますが、、、ロメールの回顧上映だけは、悔しくて。。。
夏に期待しましょ。

年明けに観た、サンローランと宮崎駿監督の映画は先日書いたので省きました。

本も映画まとめも、自分用の記録用です。お付き合い下さってありがとうございます。
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by 40ansparis | 2014-02-28 21:55 | cinema | Comments(24)

Le vent se leve : 風立ちぬ

宮崎駿監督の映画は、フランスでもとても人気があり、子供達もトトロが大好き。

公開されてすぐの週、観る事が出来ました。

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会場は満席。
私が観たのは夕方の時間。
座れない人まで居ました。

一番後ろで会場を見渡せる席から見渡すと、見事に大人ばかり。20代から70代までのあらゆる年齢層の。

関東大震災と第二次世界大戦の狭間の暗い時代、、、なつかしい昭和の日本の景色や鉄道。
アニメである事を忘れるくらいの緻密な描写にすっかり引きこまれ、、、。

映画の中で度々出てくる、タイトルになったポール ヴァレリーの詩のフレーズ。

列車に乗っている二郎の帽子が風のいたずらで舞う、、、それを隣にいた女の子が受け止めるシーン。

二郎が
" le vent se lève .....(風が立ち上がる)"
と詩のフレーズを言うと、
その女の子が続くフレーズを答える。
" il faut tenter de vivre.(生きなければ)"

気持ちが通い合う微笑ましいシーン。

ヴァージョンオリジナル、つまり吹き替えではなく、私は日本語で観たので、フランス人は当然字幕を追って観ている訳ですが、
このシーンの時、日本語で話していた二人が突然フランス語を話したので
わあ!と会場のフランス人達大喜び。
歓声が上がって、私の方がビックリ。

夢を追い求めて生きた堀越二郎や戦争について思いながら余韻を残すエンディング。

ユーミンの歌声が流れてきた途端、荒井由美の曲など知らないフランス人達、立ち上がり帰り支度。
余韻に浸る私の目の前は立ちはだかれ、、何も見えず、苦笑。
フランス人って、。

私はそれでも、ひこうき雲を口ずさんで座っていたので、隣のマダム、
あなた、この曲知ってるの?と聞いてきた。

この歌手、私の好きな歌手の一人なんですよ。だから私は今すぐこの席を立ちたくないんですヨ。と答えました。

特に大型映画館は、エンディングの音楽が流れるとすぐに立ち上がるひとが目立ちます。
良い映画でしたね。
フランスでの評価も高いです。

詩の原文も一緒に書こうかと思いましたが、、この詩の原文は、驚く程、ものすごーく長く、また深いんです。
なので、機会があればまた別の時にでも。
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by 40ansparis | 2014-01-27 20:06 | cinema | Comments(20)

パリのあちこちに

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ポスターが貼られています。
なんて爽やかなポスター。

ル モンド紙の批評
"比類なき達人芸"

パリのあちこちで、在住の日本の方がポスターを目にして、癒されていることでしょう。
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by 40ansparis | 2014-01-18 06:29 | cinema | Comments(14)

映画 : Yves Saint Laurent

いつも通り、ソルドが始まると必ずすること、、、、、

皆がソルドに行っている間に、空いている映画館に行く事。笑

やっと休日に映画を観る時間と気力が戻って来ました。既に新年明けてから幾つか観たのですが、、、

水曜日に公開されたばかりの、デザイナー イヴ サンローランの人生を描いた新作を観てきました。
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彼の繊細さや奔放な生き方、パートナー、ピエール ベルジェとの50年にも渡る愛、既に知っていましたが、
とにかく、ストーリーよりも
サンローランとピエール ベルジェを演じた主演の二人が凄い。

サンローランを演じたのは、コメディ フランセーズ所属の若干24歳のピエール ニネイ。話し方から仕草まで、もうサンローランにしか見えなくて。
ピエール ベルジェも絶賛していたそう。
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画像お借りしました。

二人の演技が素晴らしかった。
けれど、細かく観ると、時系列でサンローランが年を取っていく過程がメイクで分かり辛く、その年を取ったサンローランのお母様の見かけも何だか若すぎたり、、、と言う点はありましたが。


そして実はこれから公開のサンローランの映画がもう一つあるらしく、そのポスターはこちら。
亡くなって暫く経つのに何故か同じタイミングで。何か巨大なプロモーションが絡んでいるのかも。
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さあ、軍配はどちらに?

そして映画館の場内で、予告のプロモーションディスプレイがありました!
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いよいよフランスでも公開です。
今回、予告編を観ただけでも感動しました。予告編の最中の近くに居たフランス人のおしゃべりがピタリと止まったんですヨ。
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by 40ansparis | 2014-01-11 06:33 | cinema | Comments(20)

上半期映画まとめ 2013

怒涛の下半期に入る前に、上半期のまとめを記録しておかなければ、、。

上半期は、フェリーニの映画から始まり、クラシックな映画はリマスターされた同じ映画を何度も観たりして
数よりも、質の意味で満足度が高かった。

以前すでに書いた、アラン ドゥロンの"太陽がいっぱい"も、3回も観てしまいました。

Hiroshima mon amourは、こちらも以前書きましたが、この映画で知った日本人俳優、岡田英治氏の品の良さ、
フランス映画の中でも負けない存在感があり、見入ってしまいました。
エマニュエル リヴァの声がまた、デュラスの文章にぴったりの声質。

大好きなシェルブールの雨傘は、、
ジャック ドゥミ監督の奥様 アニエス ヴァルダによるリマスターがハレーションを起こしたかのように、全体がパステルになり過ぎていて私は画像が荒くてもいいから元の映像で観たかった、、、。
とは言え、何回観ても、分かっているけど毎回大泣き。
この映画を観た後は、絶対に人との約束は入れられない、笑。

ドゥミの名言、、、
"Mieux vaut prendre avec légèreté des sujets graves qu’avec gravité des sujets légers"
(軽い主題を大げさに描くよりも、重い主題を軽く描く方が良い、、、)

だからこそ、この悲劇の恋愛話をドゥミは、ミュージカルに仕立てて、
カラー映画を最大に活かした明るさで演出した、、、。
名作だ!本当に!と観た後も、あちこちから聞こえて
フランス人にとっても、大好きなクラシック映画のひとつなのだなあ、と実感。

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以前から観て観たかった、イタリアの監督、ヴァレリア ズリーニの映画も幾つか観ることが出来た。
ジャン ルイ トリンティニャンの出演作
も。太陽がいっぱい、などもそうだけれど、この時代はイタリアとフランスの共同製作がとても多く、俳優人も混ざっている。


一方新作は振り返ってみれば、私が選んで観た映画は、全て原作が既に小説になっているものばかりでした。

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南仏が舞台の、クラシック文学、マルセル パニョール原作の二作は、南仏訛りやマルセイユの綺麗な海の景色に心癒されました。
現代のアラン ドゥロン、ラファエル ペルソナ もなかなか良かった。

地味な評判で終わってしまったけれど、私の中では、かなり久しぶりにスクリーンで観た ファニー アルダンとローラン ラフィットのしっとり切ない物語が、しみじみ良かったなあ。
主演の二人、大好きなだけに感情移入が強かったせいかも知れないけれど。

秋冬は、、春夏よりも時間が限られるけれど、また良い映画に出会えたら嬉しいです。


今回は古い映画、新作、と画像をまとめてみましたが、あらためて思うのは、古い映画のポスターの、それぞれが何て洒落ていること!
新作映画のポスターのつまらなさ。。
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by 40ansparis | 2013-10-13 17:34 | cinema | Comments(16)

パリの映画館の心意気

上半期の映画と本まとめをしておこう、と考えながら思った事。

パリの映画館は大小合わせて沢山あり、映画も新旧合わせて、時間に余裕さえあればイヤと言うほど映画を観る事が出来ます。

でも、本当に凄いのは映画館の数ではなくて"心意気"だと私は思っています。
特に小さい名画座のような映画館。

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例えば、、、
少し前の"レ ミゼラブル"や"華麗なるギャッツビー"の新作映画が公開された頃、私などはついつい新作よりも
"だったら昔観た、あの古いバージョンの方をもう一度観たいわあ、、、"と
思う訳です。

すると、多くのシネフィル(映画通、映画ファン)がそう思っているであろう、とパリの小さい名画座はすぐに、その古いバージョンの上映をプログラムに入れて上映してくれる。

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または、、、
アルモドヴァー監督の(他の誰でも、ウッディ アレンでも)新作が公開になると、私はまたひねくれて直ぐに
"アルモドヴァー監督のなら、新作より大好きなParle avec elleが観たいわあ、、"と思ったりする。

そして上映予定をチェックしていくと新作公開に合わせて、その監督のオマージュ上映をする映画館が出てきて、その監督の全作品を日替わりで観る事が出来たりするのです。
実際には仕事や休日との兼ね合いで全て観る事は出来ないけれど嬉しくなります。

特にフランスのシネフィルは、監督が誰かを非常に気にするのですが、
それも含めて、今やi Phoneででさえ映画が観られる時代に、それでもわざわざ映画館へ足を運ぶシネフィルの今観たいもの、小さい映画館のオーナーは分かってくれているのです。
これぞ本当の映画館の姿だと私は賞賛しています。

私の映画まとめは全て映画館で観た作品に限って書いているのですが、
こういったパリの映画館の心意気のお陰で大好きな古い映画をいつも大きなスクリーンで観る事が出来ているのです。

この春夏も新作よりも古い映画の方を多く観ました。
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by 40ansparis | 2013-09-05 17:52 | cinema | Comments(12)

日没は21時くらいになりました

毎年パリの広場を利用して行われる
ヴァカンスの間の恒例イベント、野外シネマ。

もう終了しましたが、、、
八月のまだ始めの、ヴォージュ広場での回に友人と行きました。

私は仕事後だったので、友人がピクニック用に軽い夕食を持参で来てくれて。みんな芝生に座ったり寝転がり
心地よい夜風に吹かれながら映画を観る。。。夏の一番気持ちがいい季節。

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映画開始の21時半でも、まだ明るかったのです。
今、21時半はかなり暗く、ちょうど空はミッドナイトブルー。

映画が始まる頃に見えた夕焼けが
この夏一番の空かなあ。
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by 40ansparis | 2013-08-19 04:28 | cinema | Comments(24)

太陽がいっぱいのパリで

Plein Soleil (太陽がいっぱい)のリマスター版が公開されました。

この夏は、何だか大好きなクラシックシネマのリマスターが何作も目白押し。
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20年ぶりでしょうか、観たの。

アラン ドゥロンの美しさ!
フランス人俳優には、意外に正統派二枚目が居ない、、、だからこそ今でもアラン ドゥロンに美で敵う人が居ない。

最近の若手俳優で" アラン ドゥロンの再来! "と言われているのがこの人。
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つい最近マルセル パニョールの映画化したものを観ました。彼もなかなか綺麗な人。

でも本家を観ると、やっぱり全然違う。

50年代後半の南イタリアの海や街がとても綺麗。
アラン ドゥロンは役者になる前にはインドシナ沖まで行った海軍だったそうだから、こんな海のシーンも躊躇せずに演じる事が出来たのかも知れない。

リマスター版が上映されて、映画を観に来ている層は、やはり当時のアラン ドゥロンファンのマダム達が大半。


観終わり、館内のお手洗いが小さく、私を含めて4人並んでいました。
私以外の三人は、うちの母くらいの年齢のマダム。

それぞれ独りで来ているようで、最初は待ちながら沈黙。

独りのマダムが突然
" j'étais tellement amoureuse de lui en ce temps-la....."
(私、当時、本当に彼に恋してたワ、、、)
と呟いた途端、
他のマダムもMoi aussi !!(私も!)
と嬉しそうに話し始めた時には面白かった。
もちろん、ここで話している彼、とは
アラン ドゥロンのこと。

その後も
" まあ、何て彼は美しかったかしらね〜"
"彼の後も、ここまで美しい男優はフランスにはなかなか居ないわね。"

私がにやにや聞いていると、矛先が私の方へ。

"当時は私の両親が若い頃は、日本でも凄い人気だったみたいですよ。"
と答え、

"貴方は、どう?アラン ドゥロン好き?" と聞いてくるので、

"んー、本当に美しいとは思うけれど、私はあまり、、、"
と言いにくそうに答えると、マダム達、何故か大爆笑。

"私は、同じ時代ならベルモンドの方が好きなので、、、"
などなど、話し、、、、


ひとしきり4人はトイレの待ち時間の間だけ、映画を共有したのでした。
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by 40ansparis | 2013-07-20 22:58 | cinema | Comments(20)