カテゴリ:cinema( 85 )

25年ぶり、、、?

先日、真夜中の中世美術館の横を通り、夜の上映へ、、、、。
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雰囲気、ただならぬ迫力ありますね。

何と25年ぶりくらいでしょうか、、、
この迫力に相応しい映画をスクリーンで観ることが出来ました。
ゴッド ファーザー!

しかも、三時間と長い映画、、、。
でも長さは感じませんでした。

今、観ても新鮮。配役が凄すぎる、、、、、。

パート2,3は時間が取れず観ていませんが、このマーロン ブランドのパート1が最高です。

若い時に観た時には、多分あまり理解して居なかった様々な事を再発見しました。

この春は、少ないながらも、かなり久しぶりに幾つか古〜い映画を観ることが出来て嬉しいです。

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今、日本で公開中の、武さんの映画、観たくて堪りません〜〜。
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by 40ansparis | 2015-05-04 18:08 | cinema | Comments(18)

映画まとめ: 2014下半期

10月から下半期は怒涛の忙しさに突入、映画も本も殆ど9月から10月初めと年が明けてから観る事が出来たものばかり。

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トリュフォーのオマージュで、かなり長期間上映していましたが、時間が合い観る事が出来たのはほんの一部でした。
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相変わらずフランス映画はコメディか、それ以下の映画が多くて、心を揺さぶられるような映画は、結局海外の映画か古い映画でした。
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1月のテロに関連して、シャーリーエブド紙のイラストがやはり議論を巻き起こした10年も前の事件や裁判の様子を追ったドキュメントフィルムも観ました。とても興味深く、何故描かれるか、他の新聞でも同じ様な風刺画が掲載されても何故シャーリーエブドなのか、、、など考えさせられ、絡まり過ぎた毛糸玉を目の前にしたように途方に暮れました。
でも、シャーリーエブドばかりを批判攻撃している人達にこそ、観て頂きたい、と思いました。

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二月末のセザール賞は、ずっとふたつのイヴ サンローランの人生を描いた映画のどちらか?と言われていました。
が、私は先日も書いたTimbuktuを観てしまったら、もうこのTimbuktuに獲って欲しい、サンローランじゃないでしょう、、、と思い、、、、、、

結果、見事このTimbuktuがセザールに輝きました。やっぱり!と私まで嬉しかったです。いろいろな意味で凄すぎる映画。
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上期同様、映画の原作を知り、新たな本、作家の発見もありました。

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三月に入り、これからの一ヶ月はまた、怒涛の日々になりそうなので、今のうちに本も近日、まとめたいと思います。

秋冬は限られた時間でしたが、観た映画は、どれも良かった、、、。
いつものように、古い映画で大好きなものは二回観たりしました。

トリュフォーのオマージュ展示会を開催していたシネマテークがこの三月からオマージュ展示会をするのは、なんと大島渚監督みたいです。
大島渚監督は、フランスでは、ヌーヴェルヴァーグ ジャポネの代表的監督として捉えられています。
ですから、小津監督や溝口監督とは全く別にまた凄く評価をしているんですよ。こちらは復活祭が終わったら絶対に行きたいと思います。
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by 40ansparis | 2015-03-03 05:31 | cinema | Comments(16)

Timbuktu

12月半ばに公開されたばかりの映画。
1月に入ってからやっと見たのですが、この映画の内容、ジハーディストに支配されたアフリカの小さな土地の人々のドラマ、と言う、パリのテロ後の偶然タイムリーになってしまったテーマの映画。

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この映画には、様々な意味での非現実が描かれています。

大都市にはない、広大な砂漠、自然と野生、土の上で暮らすアフリカの伝統生活。
これがスクリーンで見ていてとても美しい。

それと安全と言う言葉の存在しないジハーディストがすぐそこに居る人々の暮らしや日常にある銃や殺し。

今やジハーディスト達は、砂漠の中でもiPhoneで連絡を取り合う時代。

理屈の通らないジハーディストによる、残酷なシーンが心を突き刺す。

と同時に、美しいアフリカの風景や人々の表情、洋服などの鮮やかな色使い、歌やダンス、、、、、と言うポエティックにさえ感じるシーンもあり、残酷なシーンが余計に辛くなる。

美しくて悲しくて、虚しくて、感動と余韻が凄い映像。
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by 40ansparis | 2015-02-09 20:02 | cinema | Comments(6)

Manhattan

やっと出来た時間に、かなり久しぶりに観れた、ウッディ アレンのマンハッタン。
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ウッディ アレンは、特別お気に入りの監督ではないけれど、初期の作品のマンハッタンは特別好きな作品。

NYはガシュインのリズムが合う、と映画でウッディ アレンはナレーションに言わせているように、ジャズは私も、やはりパリよりもNYが合うと思っています。
この映画のジャズのスタンダードの使い方もセンスが良い。

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ポスターになっている夜の散歩のシーン、ポストカードで欲しいくらい本当に好きです。

モノクロで描かれているこの映画は、ウッディ アレンの色々なセンスの良さを感じる作品であり、、、永遠の議論テーマ、男と女、結婚や離婚、愛か友情か、、を考えさせられる映画です。

結婚するより友人で居た方が良い場合もあり、、、

恋人ではなく、親友で居た方が良い場合もあり、、。

男女の友情は成立するのか否か、、?

フランス語学校に通った頃の授業でも、このテーマには議論が白熱したのを思い出しました。

センスの良さ、と言う意味では、若い頃から女優選びのセンスも抜群で、マンハッタンには、ちょうど駆け出しの美しいメリル ストリープが出演しています。

なかなか映画館で観る機会の少ない作品だけれど、もう一度観たい、、。
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by 40ansparis | 2014-11-14 05:40 | cinema | Comments(10)

Get up !!

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楽しみにしていた、ジェームス ブラウンの人生を描いた映画を観ました。

今年観た、全ての映画が吹っ飛んでしまう位に、衝撃的で感動的で、最高にファンキーでした。なんと言う人生!

ソウルミュージックは学生の頃から大好きで、その後は出会った男性達の影響が強く、ソウルとジャズは今でも私のメインミュージック。

二十代初め通っていたモダンダンスのお稽古場の、当時既に60歳を過ぎた、一糸の乱れもないシニヨンのC先生が、バーレッスンの後の筋肉を解すフロアレッスン用に、当時売り出し中の最高にファンキーなプリンスの1999を使っていて、、、

その辺のカルチャーセンターではなく、厳格な舞踊家のお稽古場でプリンスの1999をかけてしまうC先生のファンキーさと言うギャップに驚き、C先生、最高!と辛いお稽古をそのノリノリの曲で楽しめたのでした。
今考えても、プリンスを、あのお稽古場でかけてしまうなんて、凄すぎる。

今でもプリンスの1999を聴くと、じっとして居られず、身体がフロアレッスン用に動きます、笑。
私のiPhoneにも、1999もジェームス ブラウンのGet upも入れてあります。

映画から脱線しましたが、、、
客席でじっとして居られず、身体が揺れてしまって、あっと言う間の二時間。
映画の中の人達みたいに、立って踊りながら観たかった!映画でした。

ジェームス ブラウンを演じきってしまった凄い役者さんと凄い人生を観に、もう一度観に行きたいと思っています。

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by 40ansparis | 2014-10-03 03:58 | cinema | Comments(12)

パリの夏と日本映画

ここ数年、夏になると何故か古い日本映画の上映が企画されるので、毎夏、古い日本映画をスクリーンで観ている気がします。

大抵はフランス人にも人気のクロサワ、オヅ、そしてミゾグチ、が中心です。

この夏は、溝口監督の"近松物語"がリマスターされ上映されました。
(フランス語タイトルは、分かりやすく"十字架にかけられた恋人達"です)
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溝口監督はフランスでは特にゴダールを始め、ヌーヴェルヴァーグ時代の映画監督がこぞって崇拝しているだけに、フランス人には小津監督と並んで巨匠扱いです。

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パリで小津映画を観ている時にも、昭和の暮らしのストーリーにどっぷりと浸って観ている私は、ふと現実に戻り、周りがフランス人と言う状況に不思議な感覚を覚えるのですが、今回はまたサムライ映画。

京都が舞台なので、台詞は京言葉。

それを日本で大河ドラマを観ているような感覚でその世界に入り込んでいる時に、ふと、周りを見ると、フランス人達が真剣にスクリーンを観ていると言う、この不思議さ。

徳川時代のサムライ映画の京言葉が、下の字幕をチラリと見ると、訳されてtutoyer(フランス語のくだけた呼び方)で話されている不思議さと違和感、笑。

なかなか味わえない、貴重な映画時間でした。

考えてみると、私は自分の国が誇るべき映画を、フランスに教えて貰っている気がします。
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by 40ansparis | 2014-09-17 19:14 | cinema | Comments(12)

映画まとめ 2014上半期

本と同様、自分の記録用ですが、お付き合い下さい。

今年はヨーロッパでは、第一次世界大戦勃発からちょうど100年の節目、そのせいか、大戦、ナチスがらみの映画を四つも観ました。
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フィクションの二作品も、恐らく似たような事は実際に起きていたでしょうし、
実話の二作は、ナチスが犯した二件の実話が元になっている映画です。

ナチスがフランスやイタリアの名画や美術品を大量に略奪し、リスト帳まで製作して隠蔽し、それら貴重な美術品をアメリカが指揮を取りチームを作り奪い返し各国へ戻す事を命がけで行った事件と、ヒトラーがパリの街全てを爆破破壊しようとしていた直前にそれを阻止したフランスの外交官の話。
素晴らしく、あらためて、今あるこの暮らし、今残るパリの景色に感謝せずにはいられませんでした。

重なっているポスターもありますが、、フランス映画の新作はあまり観たいものがなく、読書への時間を選ぶ事が多く、逆に新作で観たいものはフランス以外の外国映画が多かった。

過去の映画は、また観たかった!と言う作品の上映に恵まれました。
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私はオードリーヘプバーンはそれ程惹かれませんが、カポーティ原作のティファニーで、、、は大好きで、これは三回観に行ってしまいました。

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大好きなロメール作品も幾つか、そして夏のフランス映画新作は、ロメール晩年の古いフランス文学がベースの映画製作中の新人俳優との出会いの実話を描いた映画、、、これはとても興味深かった。
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最近のフランス映画、実話を元にしたものは素晴らしいけれど、それ以外は、、、、、
の割に私はアメリカ映画が頑張っている気がします。
フランスは毎週幾つも新作が上映されると言うのに。逆にアメリカ映画は、とても感動する良い映画が増えています。

映画については、ちょっと番外も続きます。
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by 40ansparis | 2014-09-15 00:01 | cinema | Comments(22)

通りすがりに

古い映画のポスターを売っているらしいお店のウインドーで。
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レプリカでは無くて、当時の本物のポスター。
フェリー二はパリではよく上映されています。
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by 40ansparis | 2014-08-30 21:00 | cinema | Comments(10)

かぐや姫:le conte de la princesse KAGUYA

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新聞、雑誌でも話題にしていて初めて上映を知った、スタジオジブリのかぐや姫。

既に、フランス人に大絶賛されている模様で。

千年も前に書かれた、日本人なら誰でも知っている物語。
セリフはもちろん脚本によるものだけれど、見終わった後、これは現代の女性たちを描いている、、、そんな気にさせられた。
かぐや姫の物語がこんなに深いものだったとは。

竹取の翁のもと、山の中で元気に飛び回り育った女の子。
神様のご指示と、翁は都へ移り、高貴な姫君としての教育を受けさせる。

山の生活との余りの差に違和感を感じては反発するかぐや姫。

大人、女性になると言う事は、位の高い殿方と結婚すること、それこそが最高の幸せである、と言う周囲の言葉に納得がいかない。

思い切り笑えない、ドタバタ走れない、お歯黒をしなければならない、、、などなどしきたりに疑問を持つ。

反発する度に、教育係りの女性が常にピシャリとたしなめる。

"高貴な姫君と言うのは、廊下を走り回ったりはいたしません。"
"高貴な姫君は、口を大きく開けてお笑いにはなりません。"
"高貴な姫君とは、、、、"
延々とこれが続く日々。

かぐや姫は、一言、
"高貴な人と言うのは、人間では無いのね!"

五人もの殿方、ミカドからの求婚まで断り、本当の幸せとは、、と考え反発する日々。そして幻滅し、月へと帰ることを決意。

でも帰って行く時に彼女は一瞬思い返す。感情のない月は平和かも知れないけれど、悲しみや辛いことがあっても生きている、と感じることが出来る地球での人生は素晴らしい、と。

内容、シナリオもポエティックでピュアで素晴らしいけれど、フランスで大絶賛されているもう一つの理由がアニメ手法。

今までの技術ではあり得ないほどの手間と費用がかけられた、水彩画でのアニメーション。
手描き感溢れるタッチが素晴らしい。
記事によると、三秒のシーンにおよそ3000枚もの絵コンテが必要とのこと。

この手描きタッチが、日本の田舎や文化、和の優美さ、繊細さを感じさせ、さらに琴の音や鶯の声、、と言った耳からの日本の美を感じさせて、全編癒されてしまう。

会場は、見事に大人ばかり、かなり年配の方も沢山観にいらしていて、私の周囲の観客席のフランス人も、見終わった後"C'est beau !!(美しい!!)"
などと大絶賛していました。

こちらはパリジャン紙の別雑誌の絶賛記事。
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by 40ansparis | 2014-07-14 22:10 | cinema | Comments(24)

Vincent : ヴァン ゴッホの人生と死

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フランス人達さえ最近は、最近のフランス映画を"テレフィルム(テレビドラマ)並みだ、と嘆く。

私も好きな俳優が出ていても何だか足が向かなくて、読書の方がいいわ、になってしまうこの頃。
良い映画だったなあ、、と思うのは全部最近は外国の映画。

そんな中、ヴァン ゴッホの映画を観ました。支えだった存在、弟テオに宛てて書き続けた彼の手紙が全編通してのナレーションで、その手紙から、内面の苦悩と、その苦しみが吐き出された彼の絵を合わせて彼の人生と死を追っている映画です。

最初はイメージ映像を背景に、ヴァン ゴッホが精神的支えだった弟テオに充てた手紙が英語で淡々と読まれるので、少し退屈し、、、、。

後半になってようやく、実際に彼が過ごした南仏や、自殺する直前まで住んでいたパリ郊外の村の景色などの映像になり、気がつくと夢中で彼の人生を追っていました。

美術館ではあまり見れない、小さなスケッチやデッサンまで見る事が出来て、彼の数々の絵の背景にあるものを感じる事が出来ました。

数年前に友人と訪れた、晩年を過ごしたパリ郊外の村、Anvers sur Oise 。
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ゴッホが最後に自殺したそのままが残されていて、友人と私はその余りに小さい押し潰されそうな部屋と、彼の成功の来ない人生と知っている苦悩を感じて絶句したのを思い出しました。

去年ニースでも、絵を描く友人が持っていたこの村でのゴッホを描いた映画をDVDで観たのも思い出しました。

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印象派の中で、私はモネよりもゴッホの絵がやっぱり好きです。


ちなみに、、、
フランス語でゴッホの名前は
ヴァンサン ヴァン ゴッグ と発音します。
でも日本語のゴッホようにゴッグとだけ発音してもフランス人には通じません。フランス語では
"ヴァン ゴッグ"と言うんです。
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by 40ansparis | 2014-06-27 16:25 | cinema | Comments(16)