カテゴリ:Musee Expositionなど( 47 )

musée Yves Saint Laurent

9月の末にカフェや小さな映画館などに置いてある広告のポストカードの中で見つけてから、ずっと読む本の栞に使いながら秋のうちに行こう、と思っていました。
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元はサンローランとパートナー、ピエール ベルジェのオフィス兼アトリエだった場所。高級住宅街16区の瀟洒な建物です。

実物のドレスは展示数は少ないけれど、実際のアトリエだった為に、逆に作り手側の仕事場の舞台裏が覗けます。
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実際のデザイン画やコレクション用の生地付きのデザイン画リスト、使って残った反物のロールやボタン、リボンなどのサンプル、デスク周りの写真やお気に入りのオブジェ、、etc。

ショートフィルムを見られる小部屋もあります。
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小さな空間でしたが、実際に物作りをしていた息遣いが感じられる貴重な、そして珍しい美術館かもしれません。
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今のサンローランでは無く、80年代のあの頃は普通に売り場に実際にサンローランがデザインしていた服が並べられ、自分もその前を普通に通ったりして、今考えるとなんて贅沢な時代だったのだろうと思います。
他のブランドも今とは違うイメージでシックな時代でした。
まだソニア リキエルは新人デザイナーでしたし、プラダはまだ日本の百貨店に発掘されたばかりのイタリアントラッドで色遣いも今とは全く違う渋さで素敵でした。

持っていたサンローランの貴重なジャケット、ラインが綺麗なタイトスカートは、ある引越しの時に紛失。
でも、物は物、、と考えるようにしました。
あの時代そのものが幻だったのかも。



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by 40ansparis | 2017-12-02 11:46 | Musee Expositionなど | Comments(8)

musee Albert-Kahn : アルベルト カーン美術館

この美術館は来春新装オープン予定。

今は完全予約で中を案内してもらえます。まだ建物や庭園も工事、修復中で全てを見ることは出来ませんが広いお庭を眺めながら歩くことが出来ます。

20世紀初めのフランス人実業家、アルベルト カーンの元お屋敷で、フランス庭園、英国庭園、日本庭園を備えた大きな敷地です。

日本にも何度も足を運んだカーンは、日本庭園を造るに当たっても、当時の在仏日本大使やフランスに当時住んでいた皇族の方などの協力を得て、日本から日本家屋や茶室別棟を運び込み、庭園を造ったそうです。

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行政の方が詳しく説明して同行してくれます。

一緒に見学していたフランス人の皆様も、日本庭園に来た途端、携帯で写真を撮り始めました。

今はジャポネと着くと人気だそうです。

春にオープン後は、実際にお茶会などが催される予定だそうです。
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こちらでは見かけないもみじや巨大な松、杉の木がありました。

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パリのメトロで来る事が出来る場所にこんな巨大な森のようなお庭があったとは。

フランス庭園の真っ白な邸宅は、第二次大戦中のナチス統制時には、ドイツ軍が占領し、その為、邸宅内にあったカーンの沢山の資料がドイツ軍により盗まれ行方知れずになったままだそうです。

林の中で、駆け回るリスを二回見かけました。もの凄く田舎か山の林の中に来たような雰囲気です。

もちろんパリ市内ではなくパリに近い郊外ですが、、、
メトロ10番線の終着駅からすぐです。

束の間、現実のパリを忘れた時間でした。


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by 40ansparis | 2017-11-01 08:05 | Musee Expositionなど | Comments(8)

印象派の絵に再会

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19世紀の印象派の絵は、いつ再会しても気持ちが安らぎます。

ゴッホの絵の中の、水面に映る灯りは、ゆらゆらと微かに動いて揺れていました。


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by 40ansparis | 2017-09-11 23:54 | Musee Expositionなど

Auto photo : Fondation Cartier

先日、路上でクラシックカーを見かけた時に思いだして、カルティエ現代美術館の車の写真展へ。

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世界の各地で撮られた主にクラシックカーの写真や、ドキュメンタリータッチの写真、アフリカで古い車を改造する様子など、、、様々な視点で捉えられた車の写真。
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会場はアメリカ人が多かった、、、。

印象的だったのは、まだドイツがベルリンの壁で東と西に分かれていて、人々が簡単に国境越えを許されなかった頃の車のトランクを開けた写真の数々。

トランクには2人、3人、4人、、、夫婦、親子、、、が身体を丸くして寝そべる姿が見えました。

つまり、国境越えする外国人の車のトランクなどに入れて貰って密入国をした人々が国境辺りの検問で捕まった時の写真でした。

車の写真からその時代を生きた人々に思いを馳せたり、興味深い展示でした。
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これはサイトからお借りした写真。
とても気に入った写真のひとつ。
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by 40ansparis | 2017-08-16 03:07 | Musee Expositionなど | Comments(2)

Les temps Mérovingiens : メロヴィング王朝展

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今シーズン一番行きたかった展示。
駆け込みで、終わる直前に行けました。

このメロヴィング王朝は、4-7世紀にヨーロッパを網羅したフランク王国に存在。

春に読んだ古代文書についてや、秋冬もヨーロッパ文化、言語、宗教の流れに関する本を幾つか読んでいたのですが、必ずこのメロヴィング王朝が出て来ていたので、何か不思議な流れでした。

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7世紀終わりに王家はダゴベール王3世までで抹殺されて滅びた、、、事になっています。が、ダゴベール王3世の息子が密かにかくまわれて南仏ラングドックで生き延びて居た事が分かっています。

キリストの血脈が入っている、と明らかにしていたせいで狙われ、抹殺されてしまった王家。

ヴァティカンや英国の図書館、パリ郊外の国立古代美術館、フランス国立図書館などから、秘蔵の手書き文書や本、ビジュー、オブジェが集められ、来館者も皆さん食いいるように見ていました。

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既に五世紀で今のようなアルファベットになっているのが、古代文書を見ていて感動。

王家がモチーフにした蝉や蜂のビジューも五世紀のものとは思えないモダンな可愛らしさでした。

思っていたよりも小さかったので美術館のサイトからお借りした写真を。
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知っていた事のパズルがまたまた繋がった感動の展示でした。

近いうちに本、映画まとめもそろそろ、、、。
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by 40ansparis | 2017-03-09 03:11 | Musee Expositionなど | Comments(4)

Chtchoukineコレクション : La Fondation Louis Vitton

先日の凱旋門は、パリ郊外に2014年に開館したルイ ヴィトン財団の美術館に行く時の写真でした。

凱旋門の近くから、連絡バスが出ているのです。が、かなり小さいバスでびっくりしました。

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観たのは夜。
ちょうど、ロシア人資産家でフランス現代アートのコレクターであったシシュキン氏の膨大なコレクションの展示があり、終わりに迫っていたのでした。

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膨大なコレクションの中から、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ、モネ、ルソー、マティス、、、と素晴らしい作品が130点展示されていました。

暗く寒かった冬のパリの中で、、はっと目が醒めるようなゴーギャンのタヒチのカラーに気持ちがすうっと軽くなるのを感じました。

シシュキン氏は後に、ロシアからパリへ亡命し、パリに住んでからは実際にアーティスト達のアトリエを訪ねたりして交流を深めていたそうです。
アーティストと、リアルタイムで出来た作品の中から手に入れる作品を見極める目が凄いです。コレクションの作品は今ではよく知られた作品が多くて、、。

一方、、、アメリカ人建築家によるこの建物のデザイン、、、。見ている分にはオリジナリティーあって現代アートを扱う美術館らしくて良いのですが、中の展示室を順に周る時には、、、、次に何処に進めば良いのか、、?で、やはりデザインと機能と言うのは大概相反するもの、、ですね。

サイトからお借りした写真では全体像はこうなっている模様。
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素晴らしいコレクションでした。
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by 40ansparis | 2017-02-24 20:49 | Musee Expositionなど | Comments(2)

ゲンズブール写真展

ファッションウィークに年二回パリ入りする友人に教えて貰って、ゲンズブール写真展に行きました。
三月頃でした。

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写真展と言っても、ひっそりと、何故かパリの9区の区役所内の展示でした。
プライベートフォトコレクション、と言った感じ。穏やかな素顔のゲンズブールがいました。

エリゼ宮までは行きませんが、かなり中は豪華で優雅な区役所でした。
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大量の写真では無かったけれど、貴重な写真の数々に感動しながら観ました。
それに区役所内なので無料でした。
ひっそり静かで逆に良かった。

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by 40ansparis | 2016-06-06 16:50 | Musee Expositionなど

フジタのアトリエへ

ずっとずっと行きたかったフジタのアトリエに行って来ました。
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パリ市内から離れたEssonneと言う地域にあり、かなり交通も不便、なのでなかなか行く機会とタイミングに恵まれず。

去年夏に行こうと思い、電話を入れたらちょうど撮影が入りその日は休館でした。

フジタが人生最後の8年に選んだ場所、五人の奥さまの中の最後の奥様と住んだ場所。

家の中は撮影禁止でしたが、案内所のミニフィルムを見せてくれる所に今は、エコールドパリ時代のモンパルナスでのフジタの写真が少し展示されていて、そこだけは写真がOKでした。
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カフェのテラスでのフジタ。
彼はかなり容姿に気を配るお洒落な方でした。この時代にピアス、そして毎日お手入れを欠かさなかった髭と髪型。

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エコールドパリ時代のアーティスト仲間と。一番右がフジタ。
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フジタは猫と女性が大好きだった。。。
お腹を見せて戯れる猫とフジタの信頼関係が伺えます。

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案内所のミニテーブルにあった、フジタの猫の写真に大笑い。フジタのユーモア。
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日本を完全に離れたフジタの気持ちを思いながら、晩年を過ごした家の中を解説してもらいながら拝見しました。

お茶の道具やかき氷のマシーンや日本製の包丁、日本のレコード、、、色々な生活雑貨がありました。
ミシンでカーテンやテーブルクロスを作り、陶器でカップやお皿、花瓶を作り、猫の絵を入れたり、ミニハウスまで作っていた、手作りのプロでもあったフジタの生活、フランス人の言う、Art de vivre(生きることのアート、生活を楽しむ事)のエスプリで一杯でした。

お庭には可憐な梅の花が咲き始めていました。

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by 40ansparis | 2016-03-01 18:32 | Musee Expositionなど | Comments(20)

ピカソマニア展

秋に入ってから走り続けているような感覚ですが、ようやく久しぶりに仕事を忘れた時間を過ごしました。

グランパレで開催しているピカソマニア。
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一般的なピカソ展、ではなくて映画監督とのコラボや、現代アートのアーティストに影響を与えたモダンな作品や、北斎の時に観たような、秘蔵のエロティックなイラストの数々や昔の売春宿の女性達を描いた作品、一緒に生きた女性を描いたプライベートな絵、などなど、、、多様なピカソを発見出来ました。

今回のポスターから溢れる雰囲気もそうですが、一緒に観た友人と"l'homme espagnol (スペイン男)"だよね、、、と、ピカソのセクシュアリティをあらためて感じたりしました。

束の間の、ゆっくりした時間でした。

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by 40ansparis | 2015-11-12 20:06 | Musee Expositionなど | Comments(24)

ブロカントの夕べ、、、

仕事の帰り道にある、いつもの場所、アンヴァリッド前の広場で、アンティーク市が始まり、初日は夜22時までと言うので、以前もこちらに書いた友人カップル、ジェロームとなつみさんのブースに、差し入れを持って仕事帰りに寄りました。
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古本市も同時開催でしたが、本は時間をゆっくりとらないといけないので、スルーして、、、。

おふたりの友人達が既にアペリティフを飲みながらお喋りしていました。

お二人の友人達、もちろんフランス人半分、日本人も私以外に二人いらっしゃって色々お話出来ました。

何にいつも励まされるって、やはり同じパリで頑張っている日本人同士、お互い頑張っている姿に感心したり、アドヴァイスしたり、、、励まされますね〜。

疲れを忘れてパワーを頂いた夕べでした。
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イタリアの古いマキネッタ。見た事のない大きさでびっくり。多分15杯分くらい用だろう、とのこと、、、。

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by 40ansparis | 2015-10-09 21:37 | Musee Expositionなど | Comments(4)