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いつも気になる

私がフランス語の本を読み始めた頃は、あまり現在の作家名や作品の特徴を知らなかったので、まずは日本語で読んだ事のあるスタンダール、モーパッサン、フロベール、カミュなどクラシック文学中心、後はデュラス、アニーエルノー、と好きなフランス文学から始めました。

そのまさに読み始めた頃、ガリマール社の文庫本ポッシュの増版分の文字フォントデザインが変わり始めました。

それがまあ私は個人的に好きではなくて、今でもこのフォントを見るたびにもぉ、、、と思ってしまいます。

グラフィックとして特にクラシック文学は断然以前のままの方が素敵なのに。

私の手持ちの中でデザインが変わった後に購入した物は作家名がカラーになっているのです。(本まとめの記事の中でも二種類写っています)
当たり前ですが現代の作家の新作は古いタイプは存在しないのでイヤでも新しいフォントで購入する事になります。

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例えば上の中ではヘミングウェイの物がカラーの新しいタイプ。

こんな事で憤慨しているのは私くらいなんでしょうけれど、、、新しいフォントは素敵じゃないんですもの。

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どうでも良い情報でしたが、、、
今でも本屋さんで気になって仕方ないものですから。

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全く同じ表紙でも、やっぱり昔のフォントの表紙デザインが素敵です。
古いタイプは手放さずに持って居たくなります。








by 40ansparis | 2017-11-22 02:41 | 本 livre | Comments(4)
Commented by Cecile at 2017-11-22 11:33 x
フォント! 確かに全くイメージが変わるものね。
ページをめくる楽しみが激減する気分、分かるわ~。
Commented by 40ansparis at 2017-11-22 15:05
Cecileさん、分かってくれて嬉しいです。古本屋さんで古いタイプを見つけると、好きな作家の本だとますます嬉しくなってしまいます。
Commented by francana at 2017-11-22 18:17
ほんとうですね、古い書体のほうがずっと素敵。これからは貴重なものになってしまうなんて。大切にとっておきたいの、分かります。
あわてて本棚を見てみましたが、11年ほど前に買ったガリマール社のものはまだ古い書体でした。Le livre de pocheのほうも、いつからか書体が現代風になっていますね。
でも・・・違いには気づいていたものの、じっくり比べることもなかった私。こうしてラパンさんに言われて初めて、あらほんとうだ、と。
審美眼も本への愛も、欠けていますね、私(苦笑)・・・
Commented by 40ansparis at 2017-11-22 22:26
francanaさん、賛同して下さってありがとうございます。
いえ、私が変な所が気になりウルサイだけだと思います。グラフィックデザインをかじった事があるのとカリグラフィーなどもしていたので字体がとても気になるのです。商品全体のイメージまで変えてしまいますからね。特に新しいタイプの字体、ほんっとうにイヤなんです、笑。ガリマールのポッシュを購入する度に何で変えちゃったの⁉︎と心の中でぼやきます、笑。
他の商品でも最初のモデルの方が洗練されていて、良くなるはずの改良モデルが不評だったり、、良くあります。古いポッシュを敢えて探して読んだりしていますよ。
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