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カフェは地元の情報が集まる場所

仕事場近くのカフェの常連さんの中には、80歳を過ぎてカフェの近所で独り暮らしをしているムッシュウやマダムがいます。

カフェのスタッフも常連さん同士も、良く知っているので、カフェに来ると嬉しそうです。
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その80歳以上の常連さんの中の一人、ムッシュウ ジャックの姿が見えなくなって二週間以上過ぎていました。

仕事場の休みがあるので、自分だけが見かけていないのかな、と思い周りの常連さん達に聞いてみると、皆さん同じ事を言っていました。

誰も見かけなくなって二週間、、、。

" 元気だったら良いんだけど、、、"
皆んなでため息を何度もついています。

実はムッシュウ ジャックは、"物忘れをする病気" を持っている事を皆んな知っているから余計に心配しているのです。

フランスの地元カフェは、その界隈の駆け込み寺だったり、憩いや集会の場所、情報収集の場所と色々な役目をしています。

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先日用事ついでに入ってみたカフェは、ビジネスマンが多く、スーツ姿ばかり。

お手洗いに行ってみると、ギャルソンのムッシュウがやって来て
" ちょっと待って。コードがあるから、、、"
とドアの取っ手に小さくはめ込まれたダイヤルコードを回して開けてくれました。

" agence secret ( シークレットサービス)ですか?笑"
" 007みたいでしょ?"

こう言うカフェ、、初めて見ました。
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by 40ansparis | 2017-11-19 06:54 | cafe | Comments(10)
Commented by Cecile at 2017-11-19 09:29 x
M. Jacque,元気でいるといいですね。カフェの皆が彼の状況を知っているというのも何だか微笑ましくなりました。知っていても何もできないもどかしさも感じているのでしょうね。
ダイヤルコードのあるトイレ、バンクーバーでもホームレスの多い地域のカフェは使っていますよ。
Commented by 40ansparis at 2017-11-19 16:28
Cecileさん、本当にね、、、。田舎のご家族の所に行っている、とかならいいけど、、、と皆んなで言っているのですが、もしそうなら行く前には嬉しそうに話す筈なので、、。不思議ですよね、友人でもなくてカフェの客同士でしかないけれど家族的な気持ちが皆んなにあって。
カフェにコードはフランスでもファーストフードやスタバでもあるのだけど、ドアの横にプレートが着いていて聞いてお客様が押す場合が多いです。このカフェはドアノブに隠されていたので珍しいな、と思ったのですよ。
Commented by arare719 at 2017-11-19 19:13
ジャックさん、ご高齢なうえに特有な病をお持ちであれば、皆さん、ご心配でしょうね〜。
パリには、連絡出来る地域の包括支援センターのようなものは、ないのでしょうか。

パリのカフェ、いつ見てもシックで素敵ですね、椅子のレリーフや大理石の床の模様、エレガンスなレッドカラーとギャルソンの制服。
これだけは日本、真似出来ません。


Commented by megmeg at 2017-11-20 00:53 x
カフェ写真もいつも本当に素敵です。人々の話し声や食器の音のざわめき感が聞こえてきそうです。あの感じ、たまらなく好きです。
地元カフェはただお茶を飲む場所だけではないのですね。不思議な繋がりが生まれたりして…素敵な文化だなと思います。
ジャックさん、またひょっこりとみえて元気なお姿でお会いで出来ると良いですね。。
Commented by 40ansparis at 2017-11-20 05:03
arare719さん、地域のボランティアなど人道的なものは日本より充実しているくらいだと思うのですが、私達がそういった所に連絡するまでの間柄では無いですし、、その辺りが難しいですね。人懐こく距離が近いフランスも基本は個人主義ですしね。誰かと一緒にいるのならいいですけどね。
パリも若いスタッフ経営のモダンなカフェが増えてきましたけど、私は昔からのスタイルが好きなんですよね。ここも古いスタッフがプロの動きをしていましたよ。
Commented by 40ansparis at 2017-11-20 05:09
megmegさん、そうなのです。地元カフェってもちろんゆっくりコーヒーを飲む場所なんですけれど、地元の人がその界隈の人達と交流する場所なんですよね。独り暮らしのお年寄りなら顔見知りが居て寂しくないと思いますし、携帯忘れたから電話貸して、、とかカフェ以外のサービスを見かけるのも街角カフェならではですし。私の近所のカフェは定期的に、フランス人らしく、地元民で議論会してたりしますよ。
昔の住宅街の喫茶店や飲み屋さんなんかは、同じような役目を果たしていたのでは無いでしょうか。
Commented by francana at 2017-11-20 16:07
地元の人たちの交流の場、憩いの場。昔からのカフェの役割が今も生きていること、うれしくなりました。
80歳を超えた方なら、心配ですね。なにか連絡を取れる手段があるといいのですが・・・
二枚目の写真のカフェ、いかにもパリです。木の椅子の模様が素敵。コードがドアノブについているのは、私も見たことがありません~
↓アンヴァリッドの落ち葉のじゅうたん、見事ですね。枯葉の詩、いいですよねぇ。
Commented by 40ansparis at 2017-11-20 19:43
francanaさん、独り暮らしと分かっている場合、普段ならヴァカンス前に普通に、何処に行くの?という会話になったりしますが、そこはカフェスタッフも常連さんも、お年寄りには聞かずにいます。逆に寂しい思いをさせるかも、という配慮でしょう。だから顔見知りでも家族の状況など背景は知らなかったりします。ご自分から話してくれる方はいいんですけどね。
このビジネスマンの多いカフェでは見ない光景でしょうね、笑。
椅子のビロードの生地も素敵でしたが秘密のドアノブコードに驚きました〜。
Commented by mimijean at 2017-11-22 02:16
誰もジャックさんのお家知らないのかしら?お一人暮らしなら倒れていたりしたら大変。

ダイヤルコードのあるトイレ、たま〜にあるね。昔は、沢山あったのに。あと、ドアにお金を入れて開けるトイレもすっかりなくなったよね〜。
Commented by 40ansparis at 2017-11-22 02:38
mimiちゃん、それがそうなの、、一本向こうの通りに住んでいるらしい、と言うのはカフェスタッフが知っているのですが、ズバリどこ、とは誰も知らないの。
そのうち、ふらりとまた現れるといいんだけど、、、。
ドアノブのコード、見たことある?私は初めて。コイン入れるトイレは田舎に行った時にはジュトンを貰って入れるタイプを何度か見たけどパリではもう見なくなったね。
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