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下半期映画まとめ 2016 F/W - 2017S/S 前半

秋口9月から2月までの、半期に一度の映画まとめ、意外に沢山観る事が出来ましたが、長くなるので二回に分けますので、途中切れます。

前半後半と分けますが、観た時期は時系列ではなく、アトランダムに並べています。

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この秋冬、観る事が出来て一番嬉しかったのは上映から50年の記念でリマスターされて再上映された大好きな "un homme et une femme (男と女) "。
二十代からもう何回観たのか分からないくらい、、でも大きなスクリーンで観たのは三十年ぶりくらいかな。

観に来ているのは、年配の方ばかりでした。低予算で手持ちカメラに近い形で撮られたこの映画、画像も荒くてブレたり、、でも今こんなに美しい映画は逆にないかも。時代の古さは電話がまだ交換手を介してだったり、洋服だったり、、でも50年経っても色褪せない美しいフランス映画でした。

前シーズンは作家のステファン ヅヴァイグの人生を描いた映画を観る事が出来、今シーズンは詩集を読んだことのある詩人パブロ ネルダの人生背景を描いたもの。人生や政治背景を知った上で読むべき詩だったのだとわかりました。

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フランス映画も、やっとこの所、心に残る良い映画が上映されるようになりました。
実話ではないけれど、フランソワ オゾン監督のFranzも大戦がらみの痛みを描いた物語でセザールに値する作品だったと思います。

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Mal de pierre (石の痛み)は、マリオン コティアールとルイ ガレル、監督は良くフランス映画に出ている年配のニコラ ガルシア。ドラマティックな心を揺さぶられる大好きなタイプの映画で、いつの間にか中堅俳優になったルイ ガレルを観たくて三度も観てしまいました。
原作本よりも映画の方が素晴らしく良かった珍しい例。

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好きな女優のひとり、イザベル ユペールの春夏に観た映画もまた観て。彼女は何処か少女っぽい不思議な魅力があり、60年代の若い頃から雰囲気が変わっていないけれど、60歳にはとても見えない、、。

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社会派ドキュメンタリーフィルム、実際にフランスで死者まで出て社会問題になった肥満者向け薬品の事件を描いた映画も見応えありました。

あまり話題にならず、アッと言う間に上映が無くなってしまったけれど、あのジャンピエール レオが晩年のルイ14世を演じた映画は、テアトル風になりがちな時代と人物なのに、当時をリアルに感じるほどの映像でした。
きっと本当にこんな感じだったのだろうと思わせる演技、、なかなか他の俳優には出来ないかもしれません。

続きはすぐ後に。。。
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by 40ansparis | 2017-03-20 03:45 | cinema | Comments(6)
Commented by matantz7 at 2017-03-20 23:54
オゾン監督の映画は何本か見ています。「まぼろし」と「8人の女たち」と「スイミングプール」かな。年をとってからのシャーロット・ランプリングはとても素敵です。マリオン・コティアールは確かヘプバーン的なメイクで「ナイン」に出ていた人ですね。「男と女」のピエール・バルーが去年亡くなってしまいました。周囲のおじさんたちに「アヌーク・エーメとオードリー・ヘプバーンのどちらが好きか?」という質問をすると、けっこう意見が分かれるのがおもしろいのです。
Commented by francana at 2017-03-21 01:00
「Frantz」、ひさしぶりに良いフランス映画を見たという感慨にひたりました。主役の女優さん(ドイツ人でしょうか?)、魅力的ですね。両親役のふたりも。ピエール・ニネが繊細な役にぴったりで、「L'Odyssée」での彼とはまた違った良さがあるなぁと。
「Mal de Pierres」、マリオンだから実現した感があります。でも私は、最後に疑問符がいっぱい(笑)、想像力が足りないのかも・・・
「Un Sac de Billes」はそういう話だったのですか、ぜひ見たいです。懐かしい映画の再上映も相変わらずあって、パリはいいですね。
ほかにも色々書きたいですが(笑)、きりがないのでこのへんで・・・
Commented by 40ansparis at 2017-03-21 06:41
matantz7さん、シャーロット ランプリングは年を重ねても素敵ですが、若い頃にも既に今の落ち着きと独特の雰囲気を醸し出していましたよ。
たまにフランスのテレビにインタビューなどで出て話しているのを見ると、今度はそのイメージをまた覆されるほど陽気でジョークを言ったりしてお茶目なのです。
マリオン コティアールのナイン、、?フランスでのタイトルが分かりませんがもしかしたら秋冬に幾つか出ていたハリウッド映画のひとつかしら。彼女、ハリウッドに興味があったのかもしれませんが、私は予告しか観ていないのですが、そんなのに出ないで、フランス映画のドラマティックでリアルな物語を演じた方が彼女の女優としての凄さが出るのに、、と残念に思っていました。
男と女のピエールバルー、亡くなりましたね。彼はアヌーク エーメと当時結婚して居たのです。
アヌーク エーメとヘップバーンだと、全くタイプが違いますものね。
Commented by 40ansparis at 2017-03-21 06:53
francanaさん、Frantz良かったですよね。セザール獲って欲しかったです。私もキャスティングも良かったと思いました。
Mal de Pierreは原作本も読んだのですが、イタリア人女性作家の本なので、設定や様々違うのです。最後も映画のはシナリオで作り上げた展開で小説とは違っていました。設定もフランス南部にしたり、詳細やラストも変えてある映画のドラマティックなストーリーの方が結果凄く良かったです。アレンジしたシナリオライターが凄い!と思いましたよ。
映画の最後、、私は真実を知ってショックと衝撃と、ご主人の人間としての深い優しさに感動して、、、また観たくなって結局三回も観てしまい、上映があったらまだ何回も観たかったのでした、笑。
春夏に観たVoyage de Fannyと同じ様に親が、家族で大人数で居るともう危険だから、と安全なゾーン、イタリアの国境まで男の子ふたりを南仏の方へ行かせる物語なのですが、、その逃亡から終戦までのドラマです。自分の子供だったら、、と思うと涙がずっと止まりませんでした。かなりの人達が泣いていました。是非観て頂きたいです。
映画の話は尽きませんね〜。
Commented by matantz7 at 2017-03-21 14:21
「ナイン」と書いたのがいけませんでした、「NINE」ですね。ダニエル・デイ=ルイスが作品を作れなくなってしまった映画監督役で出ていたので見に行ったのでした。ニコール・キッドマンやペネロペ・クルスなどが出てくる映画で、コティヤールは奥さん役ですごく印象に残りました。ピエール・バルーは日本人の女性と結婚しましたね。やっぱり結婚するなら日本人がいいなあってのはちょっと意味が違うかも。バルーは1969年にドキュメンタリー映画「サラヴァ」を発表していたのですが、僕がブラジル音楽に興味を持ったのは2001年ぐらいだったので、だいぶ後になってから見ました。
Commented by 40ansparis at 2017-03-22 05:51
matantz7さん、タイトルより内容を伺って思い出しました。数年前の映画ですね。私は観ていませんけど予告編だけで。ダニエル ルイ デイズも出て居たのですよね。そうでした。
サラヴァ、は彼が出したレーベルの名前でもありますが、私は映画は観ていません。この秋冬にリマスターの男と女を見直したら、ピエールバルーは、ほとんど本人の素じゃないかと思うくらい自然体で彼そのままで映画の中にいました、笑。
ボサノヴァに限らずブラジル、南米の音楽は定期的に聴きたくなり、聴いているとつい身体が心地よく動きますね、笑。
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