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上半期 映画まとめ2016 S/S

この春夏も、かなり映画を観る事が出来ました。
古い大好きな映画は、毎シーズンでも上映さえあれば、時間が合う限り観ているので、いつも同じのばかり観てる、、、と思われるかもしれません。が全くその通りです、笑。
今回は沢山観たので長いです。

この春は新作が公開された為に、大好きな過去のアルモドバー監督作品をかなり観る事が出来ました。これが一番嬉しかったかな。
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この所、脱線した作品が続いたけれど、新作はまたアルモドバー監督らしい一見エキセントリック、スペインの派手で鮮やかな色使いの中に、女性の心情を繊細に描いていて音楽も最高に良かった。

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あまり話題にならなかったけれど、フランス映画のVoyage de Fannyは、子供達の目線で切り取った戦争の裏側を描いている映画。
対戦中、沢山のフランス人がユダヤ人の子供達だけでもと、かくまったりスイスの国境越えを手助けしていた、、その子供達の中で生き残りの一人の実話。
子供達の演技と実話だと言うすさまじさに涙が流れました。

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後はウッディ アレンの新作や、、いつも繰り返し観るヌーヴェルヴァーグの映画。
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秋冬に続き、80年代との再会は、秋冬と同じメリル ストリープに加えてダスティン ホフマン。80年代のハリウッドの若手って凄い顔ぶれでしたね。
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アメリカ映画で観たものは、殆どが実話を元にしたストーリーのもの。秋冬の繁忙期に観れなかったものの再上映を見つけて観たり。

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大好きな作家、ステファン ヅヴァイグのブラジル亡命から亡くなるまでを描いた映画は、しみじみ彼の人生の最後に想いを馳せました。
彼はユダヤ系オーストリア人だったのでヒトラーの勢力が拡大してきた頃、ブラジルへ亡命、結局希望を持てず自殺。
彼の本は、フランス語の本を読み始めたフランス生活初期の頃に殆ど全部読んでしまったので最近は読んで居なかったのですが、この映画を観て、また読みたくなりました。

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今となってはワンシーズンに一冊は読みたくなるクンデラ氏を知るきっかけになった映画"存在の耐えられない軽さ"も三時間と長い映画ですが、春夏に上映されたのでゆっくり再会を楽しみました。
やっぱり本の方が断然良いかな。また再読したくなりました。

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学生の頃、古い映画ばかり観ていたから、今同じ古い映画を観ると、自分の好きな洋服のスタイルが古い映画に凄く影響を受けている事が分かります。大人の女性になったらこう言う格好をしたいな、、と思いながら観ていました。
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この春夏は、本当に沢山の良い映画の再上映を観る事が出来たので心の栄養になりました。

秋冬は、、お願いだから繁忙期に良い映画の上映がありませんように、、笑。

長々と読んで頂いてありがとうございます。

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この名作、また観れて感動!





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by 40ansparis | 2016-09-20 05:01 | cinema | Comments(10)
Commented by yumibag at 2016-09-20 15:11
お久しぶりです
マディソングンの橋、、でしたっけ
まだトムクルーズよりダスティンホフマンのことしか知らなかった学生の頃見たレインマン   懐かしい・・・
こちらではWOWOWでしか観れませんが スクリーンを読み漁っていた頃を思い出しました

そちらはもう夕暮れの早まる季節になってるのですね
こちらは台風が来る度 日本のあちこちで被害が出てる状況で気象状況に恐怖を感じる初秋です
Commented by marucox0326 at 2016-09-20 16:02
ここんとこ本も映画もぜ~んぜんの
marucoxです(汗)

アルモドバル、ゴダール、アントニオーニなどの
ヨーロッパ物からハリウッド作品まで。
新作も交えてこんなにご覧になれたなんて凄いなあ。
「存在の耐えられない軽さ」のポスター、
何だか日本と全然違いますね^^
新作で気になったのは
「LOVE FRIENDSHIP」と「GENIUS」
ジェーン・オースティン物かなと思ったら,やっぱりその
ようですね。ケイト・ベッキンセールは好きな女優さん。
後者はまだ日本では公開未定なんですが
すっごく見たい作品なんです(見に行けるのか?)。

アントニオーニの「夜」は昔見ました、でもよくわかんなかった^^;
ただ、マストロヤンニもジャンヌ・モローも
あんまりの私ですが、モニカ・ヴィッティは素敵だった。
「太陽は独りぼっち」の彼女もきれいだったなあ。

最後に「レインマン」
やっぱり泣いてしまう映画のひとつ。
トム・クルーズはそれまでのアイドル的なイメージから
脱皮して、それ以降しばらくは社会派の良作ドラマが
多かったですね。
Commented by matantz7 at 2016-09-21 02:31
ピナ・バウシュはもう少し前から日本での公演に行ってましたけど、ずっと映画を見てこなかった僕は、アルモドバルはトーク・トゥ・ハーで知りました。とにかく壁の色が衝撃的でした。新作も見たいなあ。この夏、日本では「シン・ゴジラ」とアニメの「君の名は」が人気です。「存在の耐えられない軽さ」や「レインマン」とは全然違う映画ですけど、どちらもいい映画でしたよ。この三日間は連休だったので、かつて元配偶者の蔵書で読んだ「本格小説」という長くて複雑な本を読んでいました。2回読んでやっと何故ずっと心に引っかかっていたのかがわかりました。
Commented by 40ansparis at 2016-09-21 05:01
yumiさん、日本は本当に今年は台風が多いのですね。被害が少しでも少ないよう祈ります。
映画好きの雑誌と言えばスクリーンでしたよね!懐かしい〜。私も好きな映画や俳優の記事やポスターが楽しみで見ていました。
あの頃の情報はインターネットなんてないからこう言う雑誌だったのですよね。のどかな時代でしたね。
ダスティンホフマンの演技が素晴らしくて泣けて、、、80年代のハリウッド映画の再上映はパリでも頻繁にはありませんからとても良い機会に恵まれました。
Commented by 40ansparis at 2016-09-21 05:13
marucox0326さん、パリの映画館は本当に凄いので、私のように仕事をしている人間でも沢山観る機会に恵まれます。上映数だけではなくて、夜22時過ぎからの遅い上映も沢山の選択肢がありますし。
ジェーンオースティン原作の作品は、あの時代らしい映画、映像でしたがストーリー展開は少し退屈に感じました。ご覧になりたいGenius、もう調べてご存知かも知れませんけれど、これは実話で19世紀初頭のアメリカの作家トーマス ウルフと、編集者の男性の出会いを描いた映画です。この編集者の男性が発掘したのがヘミングウェイやフィッツジェラルド。激しく熱い風雲児のような現れ方で長編を書き続けたトーマスウルフは、ウイリアムフォークナーなどにも絶賛された作家らしいですが、皮肉にも時代を超えて読み継がれて名前が知られ続けているのはフィッツジェラルドやヘミングウェイ。彼自身は日本やフランスではもうあまり知られていない作家の部類に入ります。
イタリア映画では、私はヴィスコンティよりフェリーニより、アントニオーニが大好きなのです。モニカヴィッチは本当に良いですよね〜。
Commented by 40ansparis at 2016-09-21 05:24
matantz7さん、アルモドバー監督の最新作、ストーリー、映像、音楽、どれも凄く良かったですよ。私は実は二回観てしまいました。今、まだもう一度観たいくらいです。
存在の耐えられない軽さ、、この映画がお好きなのでしたよね。私も好きで、小説は特に私にとっては、私の人生の哲学書のような存在になっています。きっと歳をとっていっても読み返す本でしょう。
アルモドバー監督のトーク トゥ ハーも、大好きでたまらない映画のひとつなのです。
長い時間を置いて、また再度読んでみたり、何十年ぶりに映画を観てみたりすると、以前引っかかった部分がスゥッと理解出来たり、ああ、そう言う事だったのか、、と気付けたりしますよね。

Commented by Cecile at 2016-09-22 10:48 x
待ってました~の映画まとめ。沢山楽しみましたね♪ カナダで観られるものを探してみるわ。Cafe Society、北米での評判は今一つだけれどラパンさんはどうでした?
Commented by 40ansparis at 2016-09-22 16:31
Cecileさん、はい〜この春夏は、たっぷり楽しみました。が、これでも仕事だったり、あまりに夜遅い上映の為に諦めた映画が幾つもあるのです。上映が貴重で観たかったけれど観れなかった、、。
ウッディアレンのCafe Society、北米では評判悪かったの⁉︎ 私はね、凄く良かった!好きなタイプの、ウッディアレンの初期の作品を思い出しました。音楽の選び方も彼はセンスが良いし、この映画で選ばれたジャズもシーンに合っていて良かった。ストーリーがクラシックで昔からよくあるような流れだから北米ではあまり、、だったのかも。でも私はクラシックな人間なので、それこそが凄く良かったです。切ない感情を切なく描いていて。彼はロマンティックな人だからこう言う作品を撮ると凄く良いのだと思いますね。
Commented by francana at 2016-09-24 01:26
アルモドバル、新作が公開されたのですね。シネマテックに彼のエクスポを見に行ったことを思い出します。「All about my mother」、「Volver」ともに好きな作品です。
アレンの「Café Society」、いつもながらたのしみました!メリル・ストリープといえば、「Out of Africa」と「クレイマー・クレイマー」を最近見直したんですよ。
「Le Voyage de Fanny」、知りませんでしたが内容にすごくひかれます。いつか見ますね。
パリの映画館は新旧なんでも上映していてさすがですね~ この点ではやっぱり市内に住みたいなんて思います(笑)。
Commented by 40ansparis at 2016-09-24 03:53
francanaさん、アウト オブ アフリカ!私もまた観たいです。
クレーマークレーマーも、再上映されていたのですが、仕事や約束が入っていたりして、タイミングが合いませんでした。ホフマンとメリル ストリープのあの頃をまた観たかったのですが、、、。
Le voyage de Fanny、もし機会がありましたら是非観て頂きたいです。私でも泣けて泣けて仕方ない位でしたけれど、お子様がいらっしゃる方は最後までハラハラドキドキ、そして涙が止まらないと思います。
この映画では、パリの映画館には珍しく、小学生高学年か中学生くらいのお子さんを連れて来て一緒に観ている親子もいました。同じ位の年頃の子供たちが主人公で演じていますから、こんな形で戦争の事を伝えたりしていたのだろうと思います。
信じられないミラクルが起こった実話、、自分の子供だったら、、と思うと胸が締め付けられました。戦争のシーンが全く無いのに、戦争の恐ろしさや残酷さを感じる映画です。
パリの映画館は、本当に凄いですよね、観れる映画の数が、、、。
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