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ラムの、がま口クラッチ

イースターが終わってかなり経った週末、久しぶりにふらりと蚤の市へ向かいました。

その日に限らず私は特にこれを探そう!と意気込んで行かないので気分屋です。

ふらふら歩き始めて途中、上質なラムのがま口クラッチが目に飛び込んで、吸い寄せられて、自然とその革の質感を撫でて味わっていました。

日本で仕事していた頃に、物と言う物、生地と言う生地に囲まれて来たもので、触らなくても見ただけで分かってしまう事、良くあるのです。

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余りの手触りの良さに離せないでいると、そのスタンドのマダムが "凄く良いものだからお買い得よ。"と話しかけてきました。

"分かりますよ。子羊ですものね〜"と相変わらず手がクラッチを撫で続ける、、、。

すると、マダムの表情がチラッと変わりました。
" あら!貴方、モノ、ご存知ね〜" とマダムは何か共犯めいた目つきになり、褒めて下さいました。

がま口を開けると内側に張ってある裏地はシルクだと分かり、内心、ブランド物並の値段するのだろうな、、、50,60€って所かな、、、と思っていました。

聞けば35€だと言うので確かにクオリティに対してはお買い得かもしれないけれど小さめサイズだったし躊躇して、結局また戻ってきた時に残っていればまた考えよう、、とその場を離れました。

大抵、ブランド名付きだと、奥まで行って戻って来るともう無くなっている事が多いのだけど、このがま口クラッチはしっかり残っていました。

また撫でて、がま口を開けたり閉じたり繰り返して手から離せないでいる私。

マダムが "それ素敵なのに、今日は良さをわかる人が居ないから、スペシャルで貴方には25€にするわ。" と言ってくれました。

それなのに、何だかまだ私は、うーん、、、と撫でたり開けたり、、、。
" エクリュ(生成りのようなオフホワイト)だから、少しシミが、、、"と見せると、マダム、、、
嫌な顔もせず、にこりと貴方が言う通りだわ、シミが(斑点状であった)あるし、こんな白い上質なラムじゃ、汚れて行く一方だから20€で良いワ。"

これで私もニコリ、でした。

週末の蚤の市は、土曜のうちは品数は豊富かもしれないけれど、残り物を持って帰りたがらない業者も多いから、案外値切るにも最終日、日曜日の後半の方が良いのかもしれない、、、とこの時に学びました。

夏の間、カゴを持って野菜屋さん、その後ポストに、、なんて言う地元村の買い物時間にお財布兼IDカード入れて持ち歩いていました。



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by 40ansparis | 2016-09-10 03:59 | パリのマルシェ・蚤の市 | Comments(10)
Commented by Cecile at 2016-09-10 09:54 x
フフフ、判る人ラパンさんとマダムとのやりとり、目に浮かびます。
お金を払って買うものだから慎重に、ね。
Commented by environtuushin at 2016-09-10 11:45
なぜだか私も分かるんです^^
これ とっても良いモノですね
クラッチも ずっと蚤の市で並べられているよりも
ラパンさんの元に行けて幸せですね♪
Commented by 40ansparis at 2016-09-10 18:29
Cecileさん、これが内側にDiorとか何とか書いてあったりすると、売る方も強気になりますけど、、今回みたいなのは、名無しですから。でもこんな風にこんな上質なものが、しかも気持ちよいやり取りで、、と言うのは私には案外珍しいです。
Commented by 40ansparis at 2016-09-10 18:31
environtuushin さん、そうでしょう。良いもの取り扱っていらっしゃるから、、。
このやり取りみたいに、双方が気持ちよく、どちらにとっても良かった、、と言う機会は多くないと思うのですよねえ。ブランドはもう私の中では関係ないので、こんな出会いが嬉しかったです。
Commented by arare719 at 2016-09-11 20:16
どうしようかなぁ〜、でも、チョットね〜…。
その度に首が伸びていくマダムが想像出来て、
思わず笑ってしまいました。笑。
Commented by 40ansparis at 2016-09-11 23:52
arare719さん、まあ、蚤の市の場合は、こんなやり取りはあちこちで交わされていますけど、それでも、やはり言い方とか相性とか、必ずしも気持ちよく決定する、とは限らないのですね〜。
Commented by ihoko at 2016-09-12 17:13 x
布でも皮でも、いいものってホント触らなくても
わかりますよね。で・・触らなくてもわかるんだけど、
ついつい触りたくなるの。
つるつる・・なでなで、したい。ふふっ・・。

私ね。いつも言いますが、ブランド物に興味ないですが、素材の良いものは、物欲が増しますね。
で・・ラバンさんと同じ、残っていたら、縁があったと
思って買うの。よほどの事がないかぎり、衝動買いはしなくなりました。
Commented by 40ansparis at 2016-09-12 21:03
ihokoさん、私も、どんなに気に入っても、一旦離れてわざと時間を置きます。戻って来てまだあれば、そこで考えますね。
でもこの時も、少し離れたスタンドには80年代のディオールのポシェットやスカーフがありましたが、戻って来た頃にはやはり観光客に売れてしまっていました。そちらより断然気になったのがこのがま口でした。このラムの肌さわり、本当に凄いんですよ、吸い付くような感触で。その当時なら凄く贅沢で高価だったと思います。いつもクラッチを見ていた訳でもないんですが、、これが蚤の市の面白さだと思いますね。
Commented by akicosmosA at 2016-09-13 15:19
ステキな出会い私もしたいです~**やはり今年も覗こうかしら?目利きでないのでですが惹かれるものに出会いたいです♪
Commented by 40ansparis at 2016-09-13 17:11
こすもすさん、お時間と気力がありましたら是非。
ブランド、と言う事ではなくて、ご自分だけの素敵な物との出会いがあると良いですね〜。
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