この秋冬に、本や映画で繋がった一つのキーワードは、、私自身も意識していなかった"espion : スパイ"でした。
春夏に読んで、その流れから秋口からまたサマセット モームのフランス語版を続けて読みました。 モーム自身、元英国の機密情報員、つまり元スパイをしていた経験の持ち主。 日本では読んだ事の無かったモームの"機密情報員アシェンドン"を読み、ジェームス ボンドの様な世界が存在するのだ、とリアルに感じました。 しかも、これ、イアン フレミングがジェームス ボンドの世界を小説に書く、ずっと以前にサマセット モームは既に007の世界の様な小説を書いている! 秋には007の公開。 過去の作品も僅か見て、、すると週刊誌のスパイ特集号が。 007の原作を書いた作家、イアン フレミングがジェームス ボンドのモデルにイメージした実在の元スパイの記事をメインにした、真面目な?スパイ特集号で、これがまあ、映画より面白くて、、。 作家イアン フレミングもモーム同様、英国の元スパイ経験があり、まさに他のスパイを尾行していた事があったらしく、その時に尾行していたスパイが、まさにジェームス ボンドのモデルにイメージした知られざる元スパイ。 派手なアクションは別として、ジェームス ボンドの世界は大戦中には実在していた、、、。 記事には他にも世界の知られざるスパイ、実在した手口など映画さながらの記事が。 現在のロシアの大統領プーチン氏も、アメリカ元大統領ジョージ ブッシュ氏も元スパイ。ジェームス ボンドのような元スパイが一国の大統領になるのが、、、凄い。 第二次世界大戦中に実際に行われていた小道具や手法のひとつを紹介すると、、、 一見傘の様に見えるものを持つ1人の男。メトロの中でその傘を、隣の男(狙われ尾行されていた)の足にヒュンと音も無く刺される、、、が、直ぐには男が倒れないようになっていて、3-5日後くらいに突然その男は倒れて亡くなる、、。 全て実話、、、ここには書ききれないのですが、面白すぎて疲れも忘れて読みました。 この雑誌が秋冬の雑誌ナンバーワンでした。 無料新聞の記事より、、、フランス人に一番人気のあるボンドはショーンコネリーだそう。 私も過去のボンド役はショーンコネリーが一番イメージです。フランス人人気は低いようだけれど、ティモシーダルトンのボンドも嫌いじゃないなあ。 ダニエル グレイグは格好良いのは確かだけれど、私の中での007のイメージとは何かが違うんですよねえ、、。 フランスにはジェームス ボンドのマニアックなファンクラブが存在するんですよ。知らないだけで、日本にも存在するのかな。
by 40ansparis
| 2016-04-08 21:29
| 本 livre
|
Comments(15)
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whitelacenonyo at 2016-04-08 22:31
007、、映画、ほとんど見ています。
でもラパンさんのこの情報は嬉しい。またなお007シリーズの映画が楽しめそうです。 ボンド役はやっぱりショーン・コネリーですよね。 その次が私はダニエル・グレイグです。
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40ansparis at 2016-04-09 02:09
whiteさん、私も多分ほとんど観ていると思いますが、昔のバージョンの方が好きなんですよね。
ダニエル グレイグは、ボンド役以外の違う映画でもっと活躍して欲しいです。アクションは別にしても、あの様な世界が本当に存在するんですよ。この雑誌、久しぶりにゾクゾクしながら読みましたよ。
興味津々のテーマね、スパイ。フランスの雑誌はトピックも分析も知的追及心をそそられますね。
007ファンクラブ、私も入りたいわ~♪
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40ansparis at 2016-04-09 14:32
Cecileさん、日本の週刊誌と違って、フランスの雑誌や新聞は、フランス人が書いていますから、そこまで書いていいの〜?と思うほど、深く掘り下げてあったり、はっきり書かれていたりします。
007のマニアはやはり相当世界にいるんじゃないでしょうか。
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sogno_sonyo at 2016-04-09 23:56
プーチン氏が元スパイだったなんて怖いですね。
なんかすごく冷徹そうでビシバシやりそう~。 ブッシュ氏も~そんなイメージで見てなかったので驚きました。 こんなふうに実際の写真つきだと更に興味深いです。 若い頃スパイ物の本も映画も大好きでした。 ジェームス・ボンドシリーズも好きだったけど ナポレオン・ソロに陶酔してたの♪
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at 2016-04-10 03:47
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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40ansparis at 2016-04-10 04:35
そにょさん、プーチン氏を最近新聞テレビで拝見する度に、私にはもうスパイにしか見えなくて、、笑。
彼を敵に回すと怖い、その理由が分かりました、、。 数年前だったか、、彼の政権に異論を唱えて確か英国に亡命か逃げたロシア政府の男二人が謎の毒殺により亡くなった、と言うのを新聞でたまたま読んだことがあって、このスパイ特集号を読んだら、それを直ぐに思い出して、ハッと、そう言う事だったのね、、と背筋がゾッとしました。 ナポレオンソロは、、聞いた事だけあって、私は観たことが無いのですが、物凄く人気だったんですよね。
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40ansparis at 2016-04-10 04:37
そにょさん、上のコメントに書き忘れたのですが、プーチン氏とブッシュ氏のページの写真を加えておきました。
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40ansparis at 2016-04-10 04:47
鍵コメさま、嬉しいコメントをありがとうございます。バタバタしている時には、ブログにも、それが出てしまっているんじゃないかと思っていたのですが、、そんな風に言って頂いて恐縮です。でも、本来の自分は、他人が恐らく背中のネジを巻きたくなる程、のんびりしていたい、ダラダラの性分ですから、それが出て伝わっているのかもしれませんね。だからこそ、カフェやお茶の時間はとても自分のスイッチを戻して動きを敢えて鈍くする大切な時間です。おやつは私はいつも同じものばかり頂いています。でもまた、、載せますね。春夏は秋冬シーズンよりももっと更新するつもりです。
ブログをお持ちでしたら教えて下さいね。コメントも、ご遠慮無くどうぞ。読んで下さってありがとうございます。
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kanafr at 2016-04-10 05:40
イアン・フレミングはスパイ出身というのは、何かで読んだので知っていましたが、実際にあの007で使われたスパイ道具があったっていうのがすごいですね。
プーチンは、体の鍛え方も凄いでしょ? 元KGB出身なので、彼はそうだろうなあって思っていたんですけど、ブッシュがスパイだったとは驚きました。そう見えない人が実は...っていうのが怖いですね。
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40ansparis at 2016-04-10 15:25
kanaさん、イアン フレミングが元スパイだったってご存知でしたか。彼がモデルにしたこの特集号に写真のある元スパイもジェームス ボンドみたいですが、実はイアン フレミングこそ、ジェームス ボンドのような生活をしてきた人みたいで彼自身がモデルと言っても良いみたいなのですよ。ですから多少面白くするためにアクションシーンなど混ぜてあるようですが、実際にあった自身の経験を元に書いているとの事です。そして出来た最初の小説がカジノ ロワイヤル。スパイの後は悠々自適のジャーナリスト、ですから文章も良いらしいので機会が出来たらカジノ ロワイヤルでも読んでみようかしら、、と思わせられましたよ。
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akicosmosA at 2016-04-11 00:21
スパイのお話みんな本当に見えてしまいます。本当なんですけど。プーチン頷いちゃいました。ボンドはショーンコネリーが最高です。
ダニエルになってから彼は素敵でも007のエンターティメントの華やかさがちょつとかけてしまったような? でもこのシリーズやはりわくわく観てしまいます。
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40ansparis at 2016-04-11 05:32
こすもすさん、やはりショーン コネリーですか。何が違うのか、、と問われても難しいけれど、何故か彼のボンドが一番しっくり来るんですね。スパイ話し、現実離れしていますけれど、知ると面白いですよね。ニュースでプーチン氏を見る目も変わって来るでしょう?笑
こんな裏話で、また映画が楽しくなりますね。
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ihoko
at 2016-04-11 17:56
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プーチンさんねぇ~。
最初見たときから、この人。どれくらい人を殺したんだろう?という印象以外の何一つ持てませんでした。 血通っているのか?と、本気で疑いたくなるような冷淡・冷血さでね・・。 間近で見たら、ヒットラー見るくらい怖いんじゃないか?と思ってます。
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40ansparis at 2016-04-11 20:42
ihokoさん、間近でなくても、本当にプーチン氏の顔は、怖すぎですよね。顔と言うか目つき、かな。何だか、、ゾッとします。
が、やっぱり、、、スパイ仕込みですから、、、それに、プーチン氏って替え玉が居るとか居ないとか、、複数居るとかの噂もあるんですって、、、いやあ、コワイですねえ、コワイですねえ、、淀川さん風に、、笑。
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