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映画まとめ: 2014下半期

10月から下半期は怒涛の忙しさに突入、映画も本も殆ど9月から10月初めと年が明けてから観る事が出来たものばかり。

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トリュフォーのオマージュで、かなり長期間上映していましたが、時間が合い観る事が出来たのはほんの一部でした。
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相変わらずフランス映画はコメディか、それ以下の映画が多くて、心を揺さぶられるような映画は、結局海外の映画か古い映画でした。
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1月のテロに関連して、シャーリーエブド紙のイラストがやはり議論を巻き起こした10年も前の事件や裁判の様子を追ったドキュメントフィルムも観ました。とても興味深く、何故描かれるか、他の新聞でも同じ様な風刺画が掲載されても何故シャーリーエブドなのか、、、など考えさせられ、絡まり過ぎた毛糸玉を目の前にしたように途方に暮れました。
でも、シャーリーエブドばかりを批判攻撃している人達にこそ、観て頂きたい、と思いました。

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二月末のセザール賞は、ずっとふたつのイヴ サンローランの人生を描いた映画のどちらか?と言われていました。
が、私は先日も書いたTimbuktuを観てしまったら、もうこのTimbuktuに獲って欲しい、サンローランじゃないでしょう、、、と思い、、、、、、

結果、見事このTimbuktuがセザールに輝きました。やっぱり!と私まで嬉しかったです。いろいろな意味で凄すぎる映画。
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上期同様、映画の原作を知り、新たな本、作家の発見もありました。

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三月に入り、これからの一ヶ月はまた、怒涛の日々になりそうなので、今のうちに本も近日、まとめたいと思います。

秋冬は限られた時間でしたが、観た映画は、どれも良かった、、、。
いつものように、古い映画で大好きなものは二回観たりしました。

トリュフォーのオマージュ展示会を開催していたシネマテークがこの三月からオマージュ展示会をするのは、なんと大島渚監督みたいです。
大島渚監督は、フランスでは、ヌーヴェルヴァーグ ジャポネの代表的監督として捉えられています。
ですから、小津監督や溝口監督とは全く別にまた凄く評価をしているんですよ。こちらは復活祭が終わったら絶対に行きたいと思います。
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by 40ansparis | 2015-03-03 05:31 | cinema | Comments(16)
Commented by hairpriori at 2015-03-03 08:24
フランス映画は悲劇で終るのが
ロマンチックみたいな
所ありますよね
Commented by aoneko at 2015-03-03 17:02 x
フランソワ・オゾンのは新作ですか?
『オルセー河岸』はドキュメンタリーでしょうか?
最近映画館でフランス映画を見ることが少なくなりました。
必ず見るのはフィリップ・ガレルくらいです。
Commented by francana at 2015-03-03 21:30
たのしみにしていました、ラパンさんの映画のお話!
このごろフランス映画はぜんぜん観なくなってしまい・・・
セザールがらみで観たのは「Sils Maria」だけ(よかったです)。
上の方も書かれていますが、オゾンのは新作ですか?
彼の作品はけっこう好きなので、興味あります。
オスカー受賞の「Birdman」は個人的にはうーん?という感じでした。
好きな映画は何度でも見られますよね。せりふも覚えてしまいます。
復活祭でお忙しいのでしょうね、お身体に気をつけて・・・!
Commented by 40ansparis at 2015-03-04 03:17
hairprioriさん、フランス映画は、、、そうですねえ、すれ違いのまま突然終わったり、ハッピーエンドではない終わり方が多いんですよね。え?終わり?と、続くかと思って観ていて突然終わってエンディングになったり、笑。そのせいで難解なイメージがあるのではないでしょうか、、、。まあ、人生もハッピーエンドばかりじゃないですから、、、笑。
Commented by 40ansparis at 2015-03-04 03:29
aonekoさん、オゾン監督のこの冬の最新作ですよ。最新作と言っても、もう映画館での上映は終了していますけど。今回はフランスでも人気のローマンデュリスを起用して、、、なんと驚きのストーリーです。でも、まあ社会現象としてはあり得る話ではあります。これは英国の小説が原作のようです。フランス映画、、私もあまりに疲れていた時は軽いコメディを幾つか観ましたが、、、最近のは正規の入場料が高く感じるような内容ばかりで、、、。フィリップ ガレル作品は昔のがたまに上映されるくらいでしたが、息子のガレルくんは、このシーズンではサンローランの恋人の一人を演じて、貫禄が出てきました。もう若手ではなく、、、。
ケ ドルセー、は一昨年くらいの映画なんです。原作はフランスのマンガで政治ネタです。
日本でオゾンなど、ご覧になったらまた感想をお伺いしたいです。
Commented by 40ansparis at 2015-03-04 03:38
francanaさん、ありがとうございます。フランス映画は、最近、良い映画だったなあ〜〜としみじみするものが少ないですよね。毎週毎週新作の数だけは凄いですけれども。オゾン監督のは、秋に上映されたこの冬の最新作ですよ。ローマンデュリスを起用して、、、なかなか内容を言えませんが、いつかご覧になってのサプライズと言うことにしまして、、、いやいや、想像をしていなかった展開ですが、オゾン監督ならではの、社会の中の歪みを描いた作品で、、、まさに今の時代にピッタリな、、、、。ただ、若い頃から温めてきた作品だそうです。
バードマン、なかなかストーリーは私は良かったですが、時々入るハリウッド映画の味付けが嫌でした、笑。舞台裏、経験上もあって好きなので、余計に私は楽しめたのかも知れませんが、、、フランスでも批評が真っ二つに別れてますね。ハッキリ言えるのは、バードマンよりも、やはりTimbuktuの凄さが数倍上です。
Commented by fuki at 2015-03-04 16:35 x
こんにちは☆
毎度のことですが、新旧あわせてここの作品だけみても
映画の街パリは私にとって、映画天国のように思えます(笑)。
またいろいろとご報告ください。楽しみにしています☆
Commented by 40ansparis at 2015-03-04 21:45
fukiさん、パリの映画館って凄いです。
私が観る事が出来たのは、ほんの僅かで、古い映画も実際にはもっともっと山のように再上映されていて、本当にもっと観たい映画がまだまだありましたよ。
Commented by kanafr at 2015-03-05 12:37
トリュフォーの“大人は判ってくれない”、懐かしい~。
いい映画でしたね。
オゾンのこの新作のポスターに、すっかり私、騙されてしまいました。なんて美しい足....それがねぇ..ですものね(苦笑)
>絡まり過ぎた毛糸玉を目の前にしたように途方にくれました。
本当にねぇ、私も、あの1月の事件以来、色々考える事が多く、PCを前にして、書く気になかなかなれませんでした。
表現の自由を訴える主旨のデモが、いつの間にかエブドを好きか嫌いかのデモのように解釈している人もいますものね。
Commented by Cecile at 2015-03-05 12:52 x
さすが、楽しんでいますね~。観たい作品を発見。カナダでも観られるかな?
Commented by 40ansparis at 2015-03-05 19:42
kanaさん、トリュフォーは何度観ても良いのですよね。大人は、、、は久しぶりに観たら、所々知っている界隈、あの辺りかな?と分かった場所が幾つもあって余計に楽しめました。
オゾン監督の映画はトリュフォーとは違いますが、やはり何度観ても人間の表と裏を良く表している、、と驚きと発見がありますね。あの展開には引き込まれましたね。
シャーリーエブドに関して、テロに関しての特に日本の報道やマスコミの伝え方に私、言いたい事が実は山ほどあります。このドキュメントフィルムは10年も前の映画なので今回犠牲になって亡くなったイラストレーターの方々も出ています。ずっと紐解いていくと、フランスは公衆の前で布で頭部を隠すのを禁止した、それへの解釈の誤解や、、もっと遡るとアルジェとの戦争時代まで行ってしまう根深い問題、、。そして観てあらためて、では何故イスラムはしょっ中描かれてしまうのか?ここも誰も論じない。パリの北郊外の暴動暴行、器物損壊など、あまりに被害を被っているパリの住民、、でも一番の被害者は敬虔なイスラム教徒の人達じゃないか?ここに辿り着くんです。それを皮肉って描かれる。今回セザールを獲ったTimbuktuもそうです。一番の被害者は、世界の大都市よりも、同じ土地の同じイスラム強徒の普通に暮らす人々じゃないか、って。この事件は、、本当に文字にするのは難しいですね。
Commented by 40ansparis at 2015-03-05 19:48
Cecileさん、自分としては全く映画にも本にも浸れなかった期間、観たい映画が観れずに終了してしまったりしてジレンマもありました。これしか観れなかったか、、、と言う思いなのですが、、笑。
あ、カナダの若手監督のグザヴィエ ドランのこのMommyはセザールの外国映画最優秀賞を獲りましたよ。
私としては彼の作品は初期の映画の方が好きですけれど。
彼は天才ですね。でも、毎回、同じフランス語でもカナダのフランス語がとても分かりづらい事が多いんですよね。
Commented by marucox0326 at 2015-03-06 16:33
お忙しい中、よくご覧になってますネ。
トリュフォー作品は若かりし頃連続して観たなあ。
おもに70年代以降の作品しか知らないのですが。
フランソワ―ズ・ドルレアックの「柔らかい肌」
見てみたい作品です。妹カトリーヌ・ドヌ―ブの「終電車」
は見たけど、改めてみてもドパルデューが若いなあ。
「アデルの恋の物語」何回も見ました。
アジャー二、日本人好みの顔立ちの美貌で
日本でも当時人気がありました。
(映画名すべて邦題です)

ルイ・マルの「鬼火」から
「マディソン郡の橋」まで幅広いですね。
お薦めの「TIMBUKU」日本では未公開でザンネン。
でも「IMITATION GAME」は今週末くらいから
名古屋では公開、凄く見たい作品ですが、行けるかなあ。
邦題は「イミテーションゲーム、
エニグマと天才数学者の秘密」と長いです^^;

そしてどれもだ~ィ好きなスコセッシ監督。
「イノセントオブエイジ」
こちらも映像美に唸った作品です。

大島監督、御地で人気があるのはわかる気がします。
でも私はう~ん・・・・。

長々と失礼しました。
Commented by 40ansparis at 2015-03-06 17:18
marucox0326さん、パリはですね、夜22時くらいからの回もありますから、次の日休みだったり午前中ゆっくり出来る日なら、夜でも観る事が出来るのですよ。
さすが〜細かくご存知で!何だか嬉しいです。
ルイ マルやスコセッシも何本か上映しているのですが、観れたのはこれらの一本ずつでバラバラな印象ですね。
私はスコセッシ監督の映画はタクシードライバーとこのイノセンス、あとは繰り返して観ている作品がないんですよ。縁があまり無かったと言うか。このイノセンス、、、大好きなんです。
繊細な感情表現が素晴らしい、でもスコセッシ監督の作品の中ではあまり話題にならないのが残念です。
イミテーションゲーム、実話なのが凄いです。人間って頭が良過ぎても、幸せじゃないのね、、と考えさせられます。イーストウッドの最新作もイミテーションゲームと同時に公開されていてこちらも実話、ですが、こちらは戦争もので銃撃戦シーンが多いようで疲れる時期にはもう足が向かなくて。Timbuktuはセザール受賞と言う事でもしかしたら小さな映画館であるかもしれませんが、、、フランスやヨーロッパほど北アフリカが身近でない日本ですから、、、どうでしょう。いかにもヨーロッパの映画、と言うのとも違いますし。
ふふ、大島渚監督は日本だとちょっと異端児と言う扱いでしょうか、、、。
Commented by いっこさん at 2015-03-07 07:43 x
昨日、ゴダールの作品を初めて観てきました。
うーん、私には難解で頭の中が???でした。
映像がアート的という印象は残りましたが。
フランス映画、まだまだ勉強が必要です、私には。
Commented by 40ansparis at 2015-03-07 20:18
いっこさん、ゴダールを初めてご覧に、、、そうですか〜。もしかしてカンヌ映画祭で上映のあった、今の作品でしょうか、、、。その映画は逆にフランスでは上映されていないんですよ。こちらで観るゴダールは殆ど全て彼の若い頃の作品ばかりですが、ご覧になる作品にもよると思いますよ。私の中でも大好きな映画と、難解だったりエキセントリックな映画もありますから、、、。そういう意味ではトリュフォーとは全く匂いが違いますね。
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