最近はつい居心地が良くて、休日も、
中心街に行かずに、ボヘミアンで庶民的な地元界隈が行動範囲。 そんな訳で久しぶりにサンジェルマンの駅で降りたのですが、メトロ構内の文学展示がまた代わって、サンジェルマンにある手書きのものを集めた美術館の展示になっておりました。 著名人が書いた手紙。 筆跡やイラストに個性が出ていて面白く、手書き好きな私は、しばらくメトロ構内で夢中で見てしまいました。 ジャン コクトーは、見てすぐに彼だと分かるイラスト。 サルバトール ダリはやっぱり一番個性的。 マネの毛筆でイラストが描かれた手紙、好きだわあ。 そして、画家のフジタが写真を送ってくれた友人に書いた手紙。 バゲットを抱えたブランジェーのイラスト付き。 文章もまるでフランス人みたい。 メールやパソコンで打たれた手紙が氾濫する中、やっぱり手書きの手紙って、良いなあ〜、としばし見入ったひとときでした。
by 40ansparis
| 2014-09-04 23:56
| Musee Expositionなど
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Comments(20)
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cocomerita at 2014-09-05 03:38
Ciao ラパンさん
私も手書き手紙が大好きで、急ぐときはメイルだけどそうじゃあないときは結構手紙を出します 切手を貼られて旅をするってのもほのぼのして好きなんです で、このイラスト入りってのが、また堪りませんねー
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40ansparis at 2014-09-05 07:06
ciao junkoさん、私も自分で書くのも、書いたものを見るのも好きなんです。
この著名人達の手紙は、揃いも揃ってみんなイラスト入り。文字だけじゃ伝えたい事が足りなくて、紙からはみ出しそうに盛りだくさんでイラストが添えられていて、そこにエネルギーを感じますね。
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hairpriori at 2014-09-05 07:16
こういうアートの企画がパリたる所以ですね!
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yumibag
at 2014-09-05 09:06
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駅構内に展示されてるところがオシャレですね〜
こうして見ると仏文字はあまり上手とはいえない文字でも味があるというか絵になりますね やはり手書きはそれだけで愛情が伝わってきます 私ごとですが去年から親戚の小学生の女の子から「文通しませんか」と言われて現在進行形なんですよ〜(笑) つたない漢字で住所が書かれているのが届くたび暖かい気持ちになります
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ひばり
at 2014-09-05 12:52
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手書き、いいですね。文章にも人が見えますが、筆跡もその人の分身のようで、あれこれ想像して楽しいです。
とはいえ、私ももっぱらキーボードで血の通わない文章ばかりになり、たまに手で書こうとすると、文字を書くスピードがまどろっこしくなってしまったりします。手が追いつかないんですよね。あー、漢字とはなんと字画が多いのか、と嘆いたり。笑 手書きとはまた違いますが、文豪の時候の挨拶も面白くて好きです。 今の季節ですと、 「電車に乗る人、白地の浴衣が日に日に稀になって、遂に都会に秋が来た。」とか。これは、啄木が友人に宛てた手紙。 「けふは夏の日のをはり。もう秋の日のはじめ。」これは、立原道造は恋人に送った手紙。 遠い昔の日本の季節を思い、これも楽しくなります。
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40ansparis at 2014-09-05 16:39
hairprioriさん、街中、メトロ、路上に普通にアートが存在してますよね。そして人々も自然にそれを受け入れる、、、。
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40ansparis at 2014-09-05 16:44
yumiさん、日本の文豪の筆跡も、結構癖があって味わいありますよね。読めない人もいたり、斜めに傾いていたり。でも、日本人の方が手紙も罫線があるでしょうし、もう少しきちんとしているかもしれませんね。
姪っ子達の手紙など、小さい手で一生懸命描かれたものは、可愛くてたまりませんね。文通しよう、なんて今の小学生も言うのですね、笑。ぜひ続けて下さい〜。
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40ansparis at 2014-09-05 16:50
ひばりさん、文豪の時候の挨拶、確かに人柄、観察力が現れて面白いですね。その点はフランスの文豪達も同じで、詩的な綺麗なフレーズが多いと思います。
フランス語学校でノートをとっていた時、同じことを書き留めていてもラテンの国の人達よりも、明らかに日本人、中国人がいつまでも書いていました。先生も、まあ、沢山書かなきゃいけないのねえ、、なんてノートを覗き込んだりして。アルファベットを書いて済むことに慣れると、本当に漢字を書いて進まないのがまどろっこしく感じますね、笑。
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kanmyougam at 2014-09-05 17:04
手書きの便りはいいものですね。
古い作家の手紙がでたら大騒ぎになります。 パリでも手紙の始まりは季節を問うものですか・・・・・? コクト―の手紙のイラストはじめ、それぞれの味がありますね。 俺も画きつけて慣れもあって自分なりのスタイルができてきたのでしょうかね、 見るからに下手な文字しか書けないと落ち込んで手紙どころじゃない。 でも心の中ではそんなことじゃないだろう、心を現せればいい…、 言っています。コクトーいいですね。
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40ansparis at 2014-09-05 17:23
kanmypugamさん、体裁を気にするよりも、心、それ本当にこの手紙を見ていると思います。
コクトーのなんて、文字があちこちに、計算か感覚のままに描いているのか、、、イラストの上にも重なったり、きちんて横に書いていなかったり。 フジタの一番上は、日付を書いているのですが、初め、10,sep.(9月)と書いて、二本線で訂正してOct.(10月)と書いています。これを見て、毎月仕事で書くものに、同じ事をしてしまっている私は親近感が湧きました、笑。 コクトーはいいですね。
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marucox0326 at 2014-09-05 19:33
まあ、駅構内にこのような展示が。
フランス語は読めなくてもきっと思わず しっかり見入ってしまいそうです^^ 画家たちはやはり、文字よりイラストが語っている ように思えるし、走り書きでも、殴り書き?でも きっとそこには汲めども尽きぬ溢れる感情が 表れているように感じました。
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40ansparis at 2014-09-05 20:11
marucox0326さん、イラストを見ると、その人らしい!とやはり個性を感じずにはいられなく、さら線がない便箋にも関わらず、文字がビシッと揃って書かれてあると、性格まで感じて、、フジタは、フランス語を書いていてもそういう部分は日本人の細かさが現れていたり、、。面白いですね。
なんと言っても、本人の写真を見るよりも、ある意味、その人の手が実際に綴ったもの、と言う事が、よりリアルにその人を感じるんです。
手書きは何ものにも変えられないと思います。文体、筆跡はその人の分身だもの、性格が想像されますね。更にイラストとなると個性満載。
楽しい展示に私も見入ってしまいました。 Merci!
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morinokochaorin at 2014-09-06 12:11
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40ansparis at 2014-09-06 17:13
Cecileさん、手紙と言うのは非常に個人的なものですから、余計に文章にもその人が現れますし、二人の間でのやりとりだからこそ、硬い書類や形式だけのお礼状とは違う遊びがイラストにに現れたりするのですよね。そういう意味では本当に分身ですね。
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40ansparis at 2014-09-06 17:15
森の子さん、物もそうですけど、今よりずっと便利じゃなかった、でも時間はゆっくり流れていた、だからこそ、丁寧になっていたのでしょうね。
パリは八月中から、すっかり秋ですよ。
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いっこさん
at 2014-09-07 22:31
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わざわざ美術館に出かけなくても、街中の何気ない場所にあるアートに目を留めて楽しむことができるのっていいですね。
日常の中の贅沢ですね。
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40ansparis at 2014-09-08 01:52
いっこさん、パリは本当にそういった機会が沢山ある街ですし、実際にアーティストを見かけることも出来る街でもありますね。
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fuki
at 2014-09-12 10:17
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パリの凄いところは、これをメトロ構内に展示しちゃうところ!おお!これこそ芸術の街だ!ある意味、芸術を通して価値観やら人に対する信頼やらを「こんなことできちゃうもんね」という感じで示している訳で。日本ではありえない。はい、永遠にありえないと思われます。
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40ansparis at 2014-09-12 16:47
fukiさん、パリの芸術の、いかに日常に馴染んでいるか、と言うのを感じますね。それと、日本の問題は、こういう意識の他に、日本人の忙し過ぎもあると思いますねえ。駅構内、、みんな忙し過ぎて、じっくりこういうものを乗り換えの際に読んでいる時間などないでしょうから、笑。
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