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Vincent : ヴァン ゴッホの人生と死

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フランス人達さえ最近は、最近のフランス映画を"テレフィルム(テレビドラマ)並みだ、と嘆く。

私も好きな俳優が出ていても何だか足が向かなくて、読書の方がいいわ、になってしまうこの頃。
良い映画だったなあ、、と思うのは全部最近は外国の映画。

そんな中、ヴァン ゴッホの映画を観ました。支えだった存在、弟テオに宛てて書き続けた彼の手紙が全編通してのナレーションで、その手紙から、内面の苦悩と、その苦しみが吐き出された彼の絵を合わせて彼の人生と死を追っている映画です。

最初はイメージ映像を背景に、ヴァン ゴッホが精神的支えだった弟テオに充てた手紙が英語で淡々と読まれるので、少し退屈し、、、、。

後半になってようやく、実際に彼が過ごした南仏や、自殺する直前まで住んでいたパリ郊外の村の景色などの映像になり、気がつくと夢中で彼の人生を追っていました。

美術館ではあまり見れない、小さなスケッチやデッサンまで見る事が出来て、彼の数々の絵の背景にあるものを感じる事が出来ました。

数年前に友人と訪れた、晩年を過ごしたパリ郊外の村、Anvers sur Oise 。
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ゴッホが最後に自殺したそのままが残されていて、友人と私はその余りに小さい押し潰されそうな部屋と、彼の成功の来ない人生と知っている苦悩を感じて絶句したのを思い出しました。

去年ニースでも、絵を描く友人が持っていたこの村でのゴッホを描いた映画をDVDで観たのも思い出しました。

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印象派の中で、私はモネよりもゴッホの絵がやっぱり好きです。


ちなみに、、、
フランス語でゴッホの名前は
ヴァンサン ヴァン ゴッグ と発音します。
でも日本語のゴッホようにゴッグとだけ発音してもフランス人には通じません。フランス語では
"ヴァン ゴッグ"と言うんです。
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by 40ansparis | 2014-06-27 16:25 | cinema | Comments(16)
Commented by hairpriori at 2014-06-27 16:56
鬼才とはこの人の事ですね
Commented by kanmyougam at 2014-06-27 17:38
テオにあてた手紙が翻訳されています。だいぶ前に読みました。
彼の悩みが津ずられていました。
読み返してみたいです。
絵は好きですが現物を見るのがいいです。
機会は少ないです。
Commented by ihoko at 2014-06-27 18:08 x
ラバンさんと同じく、モネやマネ、全体的に印象派の方々は、私には甘いすぎて駄目なんですが、ゴッホは好きですね。あの何とも言えない独自性。まさに唯一無二。
イタリアにも来ないかなぁ~。観てみたいです。
Commented by 40ansparis at 2014-06-27 19:07
hairprioriさん、鬼才と言われる人も、中身は普通の人達以上にピュアで。ピュアだからこそ、普通の人達以上に傷付きやすくて、落ち込み方が尋常じゃないんでしょうね。自分で耳まで切り落としちゃうなんて。。。苦悩がぶつけられた筆で描かれた絵画がまた凄過ぎますよね。
Commented by 40ansparis at 2014-06-27 19:10
kanmyougamさん、読まれましたか?読んでいると苦しくなって来るほどの内面がぶつけられた手紙でした。
今、ちょうどオルセー美術館でゴッホ展を開催中なんですが、、余りの人で、その後予定がある時だったので諦めましたが、行きたいと思います。
Commented by 40ansparis at 2014-06-27 19:15
ihokoさん、私は20代で初めてパリに来た頃はモネが一番で、パリのモネを美術館で観て感激しました。今ももちろん素晴らしいと思いますが、年齢を重ねて来たら、ゴッホの方が心を鷲掴みされるようになりました。苦悩が絞り出された凄み、みたいな何かが私に訴えてくるのです。パリでも小さい映画館でひっそり上映されていますが、今、オルセーでゴッホ展をしているから、と言うのもあるでしょう。イタリアまで飛んで行くのでしょうか、、。
Commented by cesariana at 2014-06-27 19:45
ゴッホと言えば、ゴーギャン。
最近、『月と六ペンス』を新訳で読みました。この話、ゴーギャンをモデルにしているのですね。名作ですが、初めて読んだのでなんだかすごく感動しました。

ゴッホ晩年の土地は知れませんでしたが、跳ね橋のモデルの土地は訪れたことがあります。(^_-)
Commented by chez-nami at 2014-06-27 20:28
Vincent Willem van Gogh
確かにゴッグですね、、フランス語では、、
オランダ、南仏、、ゴッホの足跡は結構回って来ました
今回の赴任だけではなく3回に渡るヨーロッパ赴任で、、
一番良かったのはパリからちょっと遊びに行ったウィーンでのゴッホ展
ゴッホが良く現されていたと思いました
不思議なものです、、一番ゴッホが解りました、、

今では作品が高価な物となっていますが
こちらのゴッホが亡くなった部屋を見学した時に案内してくれた方が
「こちらの部屋のこの硝子の壁の中にゴッホの絵をひとつ、、
それが夢です、、」
このゴッホが亡くなった部屋にゴッホの絵、、高価な絵なので叶わない夢かもしれませんが、、
ひとつ、、何も無い部屋に、、欲しいなぁ、、とワタシも思っていたのです
ゴッホの絵は優しくもあり激しくもあり、、ワタシも魅せられている一人です
Commented by yumibag at 2014-06-27 22:08 x
初めてフランスへ行った時晩年を過ごしたゴッホのあまりにちいさな部屋 弟と横並びのお墓 描かれた教会 行きました ツアーだったので駆け足でまわったのですが教会がそのまま残っていてそこを子供達が授業の一貫としてスケッチしていたのが 何とも恵まれた環境に思いました
教会からすこし上り坂になったあぜ道をゴッホも歩いたんだ、、って鳥肌が立ったのを覚えています ゴッホの映画観てみたいです
Commented by 40ansparis at 2014-06-28 03:56
casarianaさん、そう言えば、月と六ペンスはそうでしたね。モームは二十代の時に読んだっきりです。思い出させて頂いてまた読みたくなりました。橋の絵は、、アルルでしょうか。南仏でも私はアルルまで足を伸ばした事がないので、いつかきっと訪れたいと思います。
Commented by 40ansparis at 2014-06-28 04:00
namiさん、そうでしたか!ヨーロッパのあちこちでゴッホと対面されたのですね。あの亡くなった部屋を案内してもらった時、私が行った時も同じように仰っていました!何故実現出来ないのか、不思議に思いましたが、よく考えればそうですよね。住んだ場所は場所、絵画は今や有名美術館に属しているのですから。あの部屋の存在感、凄かったですよね。
Commented by 40ansparis at 2014-06-28 04:03
yumiさん、そうですか!yumiさんも行かれた事がお有りでしたか。あの村のあちこちにゴッホの絵の風景が残っていて、不思議な一体感がありますよね。自分と当時が、ゴッホが、繋がる、みたいな。
Commented by francana at 2014-06-29 17:40
こんにちは。
ゴッホお好きなのですね!
オーヴェール・シュール・オワーズ、私も行きました。
テオと並んだお墓も、あの部屋も、よく覚えていますよ。小ささと質素さに衝撃を受けました。
あの教会と麦畑も、彼の絵を思い浮かべながら眺めたものです。
アムステルダムのゴッホ美術館は行かれましたか?充実したコレクションで見ごたえあります!
私はモネもゴッホも、昔も今も変わらず両方好きですね。
Commented by 40ansparis at 2014-06-29 19:33
francanaさん、あのこじんまりした村はとても可愛いですよね。
薄暗いパリから比べたらあのほのぼのとした村は心地よい、けれどそれでも彼の心の慰めにはならなかったのか、、と歩きながら思いました。オランダは行っていないんです。いつか行ってみたいです。
Commented by yoko at 2014-06-29 20:04 x
私もゴッホは魂を揺さぶられる気がして、大好きです。
ゴッホを辿って、アルルもサンレミドプロヴァンスもオーヴェールシュルオワーズも行きました。ほんの少しは彼の気持ちが感じられたような…。
この映画、日本でみられるかな?
オルセーのゴッホ展、今すぐ飛んで行きたい(>_<)
Commented by 40ansparis at 2014-06-29 23:31
Yokoさん、そうですか〜、そんなにお好きなのですね。ゴッホは日本人にとても人気があるようですから、もしかしたら日本でも上映されるかもしれませんよね。
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