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パリの映画館の心意気

上半期の映画と本まとめをしておこう、と考えながら思った事。

パリの映画館は大小合わせて沢山あり、映画も新旧合わせて、時間に余裕さえあればイヤと言うほど映画を観る事が出来ます。

でも、本当に凄いのは映画館の数ではなくて"心意気"だと私は思っています。
特に小さい名画座のような映画館。

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例えば、、、
少し前の"レ ミゼラブル"や"華麗なるギャッツビー"の新作映画が公開された頃、私などはついつい新作よりも
"だったら昔観た、あの古いバージョンの方をもう一度観たいわあ、、、"と
思う訳です。

すると、多くのシネフィル(映画通、映画ファン)がそう思っているであろう、とパリの小さい名画座はすぐに、その古いバージョンの上映をプログラムに入れて上映してくれる。

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または、、、
アルモドヴァー監督の(他の誰でも、ウッディ アレンでも)新作が公開になると、私はまたひねくれて直ぐに
"アルモドヴァー監督のなら、新作より大好きなParle avec elleが観たいわあ、、"と思ったりする。

そして上映予定をチェックしていくと新作公開に合わせて、その監督のオマージュ上映をする映画館が出てきて、その監督の全作品を日替わりで観る事が出来たりするのです。
実際には仕事や休日との兼ね合いで全て観る事は出来ないけれど嬉しくなります。

特にフランスのシネフィルは、監督が誰かを非常に気にするのですが、
それも含めて、今やi Phoneででさえ映画が観られる時代に、それでもわざわざ映画館へ足を運ぶシネフィルの今観たいもの、小さい映画館のオーナーは分かってくれているのです。
これぞ本当の映画館の姿だと私は賞賛しています。

私の映画まとめは全て映画館で観た作品に限って書いているのですが、
こういったパリの映画館の心意気のお陰で大好きな古い映画をいつも大きなスクリーンで観る事が出来ているのです。

この春夏も新作よりも古い映画の方を多く観ました。
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by 40ansparis | 2013-09-05 17:52 | cinema | Comments(12)
Commented by kanafr at 2013-09-05 20:19
lapinさんのように、みたい映画を探して見に行くことはありませんが、こういうお話を聞くと本当に嬉しくなります。
普段「なんて気が利かない人達だろう」って思う事が多いフランス人なんですが、小さな映画館のオーナーのこういう粋な計らいぶり、何だかプロの仕事ぶりを見せていただいている感じがします。
そしてやはりルミエール兄弟の国ですね。
とっても映画を愛している彼らのワクワク感が伝わってきました。
Commented by hairpriori at 2013-09-05 20:19
1度パリで映画を観たんですが
終わったあと拍手が起こってたのに驚きました

車・・シトロエンですね!
カッコイイ!
Commented by 40ansparis at 2013-09-06 06:57
kanaさん、最近は逆に大型映画館の商売には腹が立つのですが、ですから尚更小さな映画館の心意気には頭が下がる思いで、いつも心の中でmerci!!と言います。パリでもインターネットなどの影響で大型映画館は客足が伸び悩んでいるようですし、商売の仕方も全く広告任せで違いますから、差が出てきています。 小さな映画館は本当に映画好きの気持ちを考えた商売、素晴らしいです。
Commented by 40ansparis at 2013-09-06 07:00
hairprioriさん、フランス人って子供みたいですから、素直に嬉しいと拍手したり、笑ったり文句言ったり、、良く見かける光景です。日本は静かですよね。
車、古さが何とも言えませんよねえ。赤の色も。
Commented by yumibag at 2013-09-06 09:04
パリの映画館の心意気に敬服ですね  新作が上映されると古いバージョン観たいというのすごくわかります 日本ではWOWOWで流れるのを待つしかありません ジェーンエアも今月WOWOWで観るつもりです でもやはり映画は映画館で・・と思ってしまいます
そのなかでちょっとうれしいお知らせが シネマクレールで卒業や禁じられた遊びが上映されます 期間限定ですが・・・
Commented by Cecile at 2013-09-06 09:48 x
さすが文化の歴史が違いますね、フランス。パリ特有のことなのかな?
通勤途中の電車内で映画らしき画像をiPhoneで楽しんでいる人を見ると便利さもいいなとは思うけれど、じっくり浸って楽しむ映画館の喜びとは別物ですよね。
といいつつ先日はインターネットで見つけたヘップバーンのCharadeを楽しんでしまいました。名画座らしき映画館が無いに等しいバンクーバー暮らしにはネットもありがたいのです。
Commented by 40ansparis at 2013-09-06 15:36
yumibagさん、ジェーン エアもバージョンがいくつかありますね。私は一番最近の新作のバージョンが一番でした。俳優の配役もそうですし、映像が景色も含めてすごく綺麗で。監督は日系アメリカ人の方でした。日本人の血が流れているからこその感性かな、なんて勝手に思いました。
日本はWOWOWが良い仕事するのですね。淀川長治さん解説のテレビの洋画劇場も良かったですね〜。
Commented by 40ansparis at 2013-09-06 15:42
Cecileさん、i Phoneやi Padでなら古い映画なんてアップルストアから本当に安くレンタルも出来ますし、常に観たければ購入も出来ますから、疲れている週末などには本当に便利で手軽ですよね。映画館に行くより安いですしね。私もそうやって観ているのもあるのですよ。激務のシーズンは特に。大きなスクリーンで観る事が出来ると日本映画も含めて身体全身で受け止める衝撃と感動が全く違いますから心意気に感謝です。
Commented by quatrevingtjours at 2013-09-06 23:08
うわー。今でもパリの映画環境は素敵なのですね!!!!
昔観に行った映画館もまだ、あるかしら・・?
映画館、助成金がないと経営難しいという話も聞きます。
それでも支えて行く姿勢、そして上映する人、見に来る人の情熱、
本当に羨ましいです。
Commented by 40ansparis at 2013-09-07 00:25
quatrevingtjours さん、小さな映画館は巨大広告もなかなか出来ませんし、経営は厳しいと思いますよ。だからこそ多分商売の本気度が大型映画館とは違うのでしょうね。流行りのハリウッド映画ではなく、真の映画ファンが観たいものは何だろう?と常に考えている気がします。だから、パリジャンが居ないはずの夏のヴァカンス中も、大型映画館はガラガラでも、特集を組んだりしている小さな映画館は満席!でした。凄いなあ、、と思いました。
Commented by kanmyougam at 2013-09-07 08:29
おはようございます。
さすがパリの映画館の心意気を感じます。
新旧の映画、著名な監督の作品が大小の映画館で
大事にされていて、
鑑賞する皆さんのニーズにこたえてくれていること
、うれしいですね。
鹿児島の外れですがかって「名画座」と言う小さな映画館で、古い映画ミ新しい映画と上映されていて見に行きました学生の頃。
最近は多いな映画館ができていますがなかなか行きません。
どんな映画を見ていたか拾い上げてみたくなりました。
Commented by 40ansparis at 2013-09-07 17:52
kanmyougamさん、80年代頃までは日本各地にまだ沢山の名画座があったように思います。
私が学生時代を過ごした仙台の学生街にもいくつかありました。
古い映画はレンタルやインターネットで気軽に観る事が出来るようになり、新しい映画はますます商業的な商売をするようになって、、、変わってきてしまいましたね。
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