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le joli mai : 美しい5月

先日観たのは50年前のパリの姿を撮影したモノクロのドキュメントフィルム、Le joli mai.

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撮影されたのは1962年。
ポスターの雰囲気は"素敵なパリ"っぽく見えますが、逆に内容はかなり現実的。

60年代のパリの様々な界隈で生きる一般の人々の生活や姿をそのまま撮影。
一般の人達のインタビューなどもかなりあってルポルタージュの雰囲気。
かなり長い映画でした。

中心部はあまり変わっていないパリですが、郊外や貧民街は今とはまた全然違う景色。
何故か日本の60年代と同じ雰囲気を感じました。電化製品が普及し始めたり、同じような出来事があるからかもしれません。

一方、時を超えて時代が変わっても、全く変わっていないのは、、、

パリジャンたち、笑。

カメラを前に、躊躇も遠慮もなく、言いたい事を主張して文句ばかり、ストばかり。

今と変わらず住宅難や政治家への不満が止まらず、そしてヴァカンスやアムールについても延々と語る。

よく周りでパリの人達のことを自虐的に皮肉を言う時、
"Parisiens ne sont jamais contents."
(パリジャンは、何があっても喜ばない: つまり、、不満ばかり言っている)
なんて言っていますが、、、映画を観ながらこの言葉を思い出していました。

まさにそんな映画でした。

所々に入る落ち着いた声のナレーションは、イヴ モンタンでした。
タイトルにもなっているイヴ モンタンが歌う "Le joli mai"がバックに流れてきます。

50年ぶりの公開、の割には上映館がとても少なかったように思います。
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by 40ansparis | 2013-06-07 05:27 | cinema | Comments(8)
Commented by hairpriori at 2013-06-07 08:09
そうですね・・
なんとなくパリのオジサンたちって文句ばっかり言ってる気がしますね^^
日本では観れないですかね・・
Commented by yumibag at 2013-06-07 08:34 x
こうゆうドキュメントフィルム 日本で上映しませんよね 残念!
観てみたいデス
Commented by marucox0326 at 2013-06-07 16:56
フランス人のなかでも
巴里に住まう人たちの意識は
又特別なのでしょうかね。

私のパリジャン観は皮肉屋で、
おしゃべり、つまりは議論好きで
感性に鋭いといったところでしょうか。

でもひとたび胸襟を開いてしまえば
とてもフレンドリー。
勝手なイメージではありますが^^

昔、夫が連れてきた仕事仲間の
フランス人もずっと仲間同士
しゃべってましたが^^
Commented by 40ansparis at 2013-06-08 05:18
hairprioriさん、そうですよね〜。それにマダム達もかなり強烈ですよ〜。華の都のイメージとは遠いフィルムですので、日本での公開は難しいのじゃないかしら。ショックが大きくなりますから、笑。
Commented by 40ansparis at 2013-06-08 05:23
yumibagさん、普通にパリの街並みの歴史などのドキュメントフィルムでしたら日本でもありでしょうけれど、日本のパリ好きな方々の思い描く素敵なパリの姿ではないので、、かなりマニアックですし、、どうでしょうね。パリでさえ、ひっそり3館のみの上映でしたから。
Commented by 40ansparis at 2013-06-08 05:26
marucox0326さん、仰る通りだと思いますよ。
パリジャンだけじゃなく、フランス人全体に当てはまるのではないでしょうか。
この映画の中でも、まあ、よくしゃべるしゃべる!笑
あまり長居したくない人で議論好きな人に捕まってしまうと、もう大変です、笑。
Commented by fuki at 2013-06-11 08:44 x
若いパリジェンヌ、パリジャンたちがこの映画をみた感想とか聞いてみたいなぁ〜。
Commented by 40ansparis at 2013-06-11 15:18
fukiさん、普通平日でも古い映画にも若者はいるのですが、この映画は見事に年配のフランス人ばかりでした、笑。
最近はパリも映画館離れが増えてきているようです。ハリウッド映画や軽い映画には結構人が入ったり。でも日本も黒澤映画に若い人が入るか、、同じかもしれませんよね。
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