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2011-2012下半期 映画まとめ

秋冬は、食のサロンや大きな商戦の時期もあり、感動した映画に出会っても、なかなかすぐにその映画に
ついて書くという余裕がなく、結局過ぎてしまいました。
忙しい時期、疲れきっていると、さらにシネマに足を運ぶことさえ辛い時期もあったりして、劇場公開を
見逃してしまった小さいフィルムもありました。

ちょっと3月までずれこんでいますが、下半期のまとめを自分なりに、自分の記録用に。。。
今回は、それぞれについて本当は感動を書きたかったのですが、簡単に。

(ドキュメンタリー映画)
*Michel Petrucciani
*Les mains d'Hermes : エルメスのものづくりの裏側のドキュメンタリーフィルム。上映がほんの
                   数日のみ、という貴重なフィルムでした。まさに完璧なものづくり!
*Dans les Bras : ピレネー中部の田舎にある、フレンチの三ツ星レストランの父と息子の創作現場の
              ドキュメンタリーフィルム。
*Je suis venu vous dire.... : 大好きなゲンズブールの貴重な秘蔵フィルムを集めたドキュメンタリー
                      フィルム。動く彼を見る機会自体が、最近は貴重なので、個人的に
                      かなり満足。
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(実話をもとにした映画)
*La dame de fer
*J. Edgar : FBIのもとを創立した男性の実話。デカプリオの演技力を見直し、感動。
         クリント・イーストウッドの映画作りにも感動。
*Intouchable: フランスでは社会現象を巻き起こしたくらいにヒット。主演のフランソワ・クルゼは
            若い時のジャズマンの映画で出会って以来知っている俳優で、パリのカフェでも
            お会いしたことがあり、個人的に好きな俳優。
*CLOCLO : 実話シリーズでは、私のナンバーワン。70年代のフランスの大アイドル、クロード・
         フランソワの人生を描いたもの。2時間半もある映画でこんなに短く感じた映画は初めて!
         この映画については後日、もっと書きたいと思います。

(小説の映画化)
映画もネタが不足しているのか、ベストセラーの映画化が年々増えている。
*L'amour dure trois ans : 主人公の男性の悲観的思考に共感。男性を演じた俳優は現代の
                     ジャン・ピエール・レオだと私は思うのだけど、、、。
*La vie d'une autre : フランス人女優Sylvie Testudが監督を務めた映画。ビノシュは不思議な
                 女優。綺麗にも見えるし、とっても醜くも見える、、、。
*Des vents contraire : ヒットしている若手作家の小説を映画化したもの。でも、この小説家の本は
                 どうも、私には文体が合わず、本は相性が悪かったけれど、映画はわりと
                 良かった、、、かな。 男性がひとりで子供を育てている、、、そんな家庭環境が
                 多いフランスの社会現象をも描いている、現実的にもありそうな場面がたくさん。
*Extremement fort et incroyablement pres : 9.11NYテロをベースにした小説の映画化。
                                   このテーマはどうしても涙が出るけれど、映画と
                                   しては、どうしてもハリウッド的に感じてしまう。

(フランス現代社会を反映)
*Des vents contraire
*Parlez moi de vous : 主演のカレン・ヴィアーは私にとっては、フランス人女優の中の
                  メリル・ストリープ。彼女が出る映画は、ピリッとしまるし、脇役でも凄い存在感。
                  今まで彼女を主演にした映画がなかったのが不思議なくらい。
                  核家族、孤立していく現代社会の孤独や寂しさを描いていて、個人的には
                  とても良かった映画。
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*Detachement : フランス映画ではないけれど、今年最初のショック、といっていい映画。
              去年話題になったイランの映画、Une separation と同様、現代社会の問題を
              残酷に、現実的に描いている、、のと、主役を演じたアドリアン・ブロディの存在感に
              よる映画のインパクトが素晴らしくて。彼の凛とした、品のある存在感は大好き。
              以前観た、戦争時代のユダヤ人ピアニストを演じたLe pianistもまた観ることが
              出来たのですが、本当に彼はハリウッドの俳優の中でも品があって、別格の存在感。
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(番外編)
*The Artiste : アカデミー賞も獲って、世界的に有名になったフランス人俳優、ジャン・デュジャルダンが
           まるで、古きよきハリウッドの、クラーク・ゲーブルのようでとってもよかった映画。
           結局みんな古き良き時代のハリウッド映画は好きなんじゃない?と再認識。

(フランス人のメンタリティー・アムール)
*L'art d'aimer: 監督のエマニュエル・ムーレの映画は、それほど大ヒットはしないけれど、いつも
            フランス人の日常の男女をよく描いていて、私はロメールの映画みたいに感じて
            個人的に凄く好きな映画。ただ、ヒットしないため、あっという間に劇場公開が終わって
            しまう、、、、。この映画にも、大好きなフランソワ・クルゼ氏登場。
*2Days in New York : 2Days in Parisを撮った女優、ジュリー・デルピーの最新作。
                  本来はこの上半期に入れなければいけないのだろうけど、、。パリ編同様
                  フランス人メンタリティーの独特さを描いているコメディ。(自己中心、勝手、
                  フランス女のヒステリック、、、などなど)フランス人の間でも楽しむ人と
                  下品なだけ!と毛嫌いする人と、賛否両論。

(再上映で再感動)
*Le sauvage : イヴ・モンタンのオマージュ上映にて。あらためて、素敵、、、、と惚れ直して、、、笑。
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*Michelangero Antonioni : マイナーかもしれないけれど、私、イタリア映画でもこの監督、大好き
                     なので、、、。大きなシネマのスクリーンで観れて大感動!!
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       そうそう、昨日のニュースで、、、、アラン・ドロン氏、入院と。。。。

*Le Mepris : 映像も、バルドーも、ピコリも、、、、ゴダール調のセリフの言い方も、そして素晴らしい
          音楽も、大好きな映画。これも大きなスクリーンで観れて、大大感動。。。

長くなりました。
このほかにも、観たのですが、まとめとしてどうしても印象深いものを選びました。

この上半期は、どんな映画に出会えるでしょう。。。。。楽しみです。
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by 40ansparis | 2012-04-05 21:48 | cinema | Comments(14)
Commented by fuki at 2012-04-06 11:06 x
わが街にもようやく「Pina」来ました。早速みてきましたよ。ラパンさんの愛情溢れるブログを読んでいて、見る前からテンションあがっていましたし(笑)。
3Dが全く違和感なかったのに驚きました。監督のひらめきとアイデアに脱帽。かつ、製作全てに関わる人たちのピナに対する尊敬の念やら愛情が伝わってくるところもすごい。かつダンスばかりなのに、心が揺さぶられ、飽きる事なく画に引き込まれてゆくその迫力。
紹介してもらっていて、本当によかったです。
Commented by いっこさん at 2012-04-06 22:28 x
ラパンさん、読書だけでなく映画の量も多いのに驚きました。
映画って二時間弱の間に人生や歴史などがコンパクトにまとめられていて怠け者の私にとっては手っ取り早い読書のかわりだったりします。(フィクションもあるから要注意なのですけどね)
Commented by whitelacenonyo at 2012-04-06 23:46
映画好きのラパンさん、良い映画をいっぱい観ているのですね。

マーガレットサッチャーは封切りの日に観に行きました。
メリルストリープでなきゃ演じられなかったでしょうね。
アドリアン・ブロディの映画ぜひ観たいわ。

日本もハリウッド映画ばかりでなくもっとフランス映画やイタリア映画
イラン、など上映してほしいと思います。
J. Edgar・・・観ました!よかったし、成長したデカプリオのメークにびっくりでした。
Commented by 40ansparis at 2012-04-07 05:32
Fukiさん、そうですか!!ご覧に慣れたのですね!ディズニーやアクションものの3Dは目が疲れますけれど、このPinaの舞台を3Dで観ると凄く臨場感があって凄いですよね?私もまた何度でも観たい映画です。そう言って頂けて私も嬉しいです。
Commented by 40ansparis at 2012-04-07 05:37
いっこさん、私としてはもっと観たかったのですよ。疲れきった時期がなければもっと。このリストにアップしていないのもまだまだあるんですが、自分としてはもっと観たかったんですヨ。
日本に居た頃と違うのは、休日はちゃんと休日なので、東京時代に失った時間を今パリで取り戻しています。色んな人生を勉強させられw、考えさせられますよね。
Commented by 40ansparis at 2012-04-07 05:45
Whiteさん、アドリアン・ブロディのLe pianistは特に彼でなければ出来なかった、と思う程、彼の存在感を感じる映画です。自らポーランド系ユダヤ人のポランスキー監督の映画で、戦争映画ですが、戦争シーンよりも人間の強さや優しさ、人生の残酷さが描かれた傑作です。是非ご覧になって欲しいです。きっとDVDもピアニストの方なら出ているでしょう。彼の素晴らしさ、わかって頂けると思いますよ。この秋冬の彼のこの映画では、ピアニストとはまた全然違う役です。日本での公開は、、、どうでしょう、、、。
Commented by mimi at 2012-04-08 06:08 x
*このところ、なかなか映画が観れてなくて、これを読むとうらやましくなるー。見逃した映画は沢山。
おつかれさま:)
Commented by akicosmosA at 2012-04-08 08:58
やはりすごいラパンさん*映画も見ていますね
嬉しい映画のお話。J. Edgar これは観ました。
エドガーの内面と苦悩をちゃんと描かれていました。
デカプリオとクリントイーストウッドいい組み合わせでしたが
ふたりの作品は何気ない日常の人間ドラマ、心の機微をやさしく
描いたような作品を期待してしまいます。
ピアニストの俳優さんいいですよね。最近出演作品多いです。
今はいいですね
綴って下さった映画の数々をユーチューブで予告などみてきました。
どれも観たいと思う作品ばかり♪日本公開が楽しみです。
軽蔑のB,Bいいですよねえ。もう一度見てみたいけど
多分DVDないでしょうね;;
映画のお話も本のお話もいい刺激です。
Commented by kanafr at 2012-04-09 04:35
フランスに住み始めた頃、懐かしの番組のシーンになると、必ず大勢のダンサーを従えて激しく踊るクロード・フランソワが現れ一体この人は誰?っていつも思っていました。

色んな映画をご覧になっていますね。
我が家の近くに映画館あるんですけどね、あまりそんなに上映本数も多くなくしかもやっていたとしても非常に短い。やっぱりそういう時パリ市内の方が便利ですね。
もっぱらDVDになった時ようやく見る感じになっています。でも映画によってはDVDにならない映画もあるので、見逃して悔しい思いをする事も多いです。
lapinさんの毎年恒例の映画まとめの記事とても楽しみにしています。
下半期も楽しみだわぁ~♪
l
Commented by 40ansparis at 2012-04-09 06:09
Mimiちゃん、ありがとう。
これでも自分としては、もっと観たかったものがあって、足りなかったなあ、と言う感じなの。春夏は結局バカンスの季節だから、どうしても秋冬よりも、子供向けやアクションものとかが増えるからね、、、。
Commented by 40ansparis at 2012-04-09 06:21
こすもすさん、そうですよね、現代はそういうチェックの方法がありましたね。私の好みは偏っていると思うので、フランスでしか公開されない様な映画もどうしても多くなってしまう時がありますし、大感動したものだけでなく、フランス人社会にいるからこそ考えさせられる映画もありまして、、。ピアニスト、ご覧になりましたか?いい映画ですよね。これも実話ですし。男性として、と言うよりも俳優として大好きな人です。(言い方が失礼ですけれど、私が好きな俳優にはその2タイプが分かれるもので、、笑)
Commented by 40ansparis at 2012-04-09 06:26
Kanaさんはclocloをリアルタイムで観ているのですね!羨ましい!
私はもちろん当時は日本に居たわけなのですが、何故かリアルタイムで知っているかの様に、彼の歌はほとんど知っているんです、笑。彼だけじゃなくて、60,70年代のフランスの歌謡曲、、、。だから当時の映画やモノが好きなのか、、自分でも謎です、、。
こんなかなり独断と偏見の映画まとめを、楽しみにして下さるなんて、、有り難うございます!
Commented by photoquirit at 2012-04-09 20:13
ラパンさまもBras の映画をご覧になったのですね。
あの大自然と、Brasさんの日常は、心が浄化されるようでした。

エルメスのドキュメンタリー映画があったことを、今ここで知りました。見たかったなあ・・。
ラパンさんの映画の記事、そして感想をこれからも楽しみにしています!
Commented by 40ansparis at 2012-04-10 05:36
photoquiritさん、観ましたよ~!
舞台裏が、私は結構好きなので、どんなジャンルでも舞台裏を見れる、と言うのはかなり私の好奇心をそそります。
エルメスのは、多分フランスでも、フランス庶民的にはどうでもいい(笑)映画だからでしょう、人も全然入って居ませんでした。。。
日本で上映した方が、興業成績的にはいいのじゃないかしら、、、と、他人事ながら心配してしまった程です。
やっとゆっくり出来るようになりそうなのでまたゆっくり伺いますね。
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