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L'etranger : カミュの異邦人

先日、サルコジ大統領が、偉人達のお墓所となっているパンテオンに、作家のカミュのお墓も移すべきと
主張。

それと関係あるのか、私には分からないけれど、今カミュのノーベル文学賞を取った「エトランジェ(異邦人)」が上映中。早速観てきました。
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今回観たい!と思ったのは、監督があのルキノ・ヴィスコンティ、主演はマルチェロ・マストロヤンニ。
そしてこの映画は、25年前から映画館で未公開だった、という話だったから。1967年、私の生まれた頃に
撮影された映画。

そして今読んでいるマリア・カラスの人生にも、ヴィスコンティが登場しているので、彼らが生きた時代に
気持ちが飛んでいって。。。

このカミュの原作は、和訳で10年も前に読んだけれど、正直難解な印象で、あまり心から理解して
いなかったと今となっては思うくらい。
そして、パリでのフランス語学校では、ある程度の文法を覚えて本が読めるレベルになると、先生の
オススメ本リストに必ずと言っていいほど入っているのが、このカミュのエトランジェ。
当然、私もカミュ自身が書いた、原語フランス語で読みました。

たとえ辞書で何度も、ボキャブラリーを確認したとしても、やっぱり和訳で読むよりも、すうっと頭で
理解が出来て、わかり易かった。
でも、映画を観て、あらためて確認出来たことは、フランス語で読んだからだけではなくて、自分が
40代になってから読んだから、かもしれないな、、と。

相変わらず、イタリア語が耳から入ってくる状況で、フランス語字幕を目で追って、映像も観て、という
忙しさは、私の脳みそフル回転。

でも、この小説を映像にするには、ヴィスコンティの世界観はとても合っているように感じました。

映像の世界を味わった後、あらためて、再度この小説を読みたくなりました。
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by 40ansparis | 2009-12-03 22:54 | cinema | Comments(6)
Commented by 森の子 at 2009-12-04 21:48 x
私のそうみそなら、すでにパンクして壊れて理解不能ですっっ。爆。
そんな風に違う国の言葉の本を読めるようになりたいっ。
マダムクレモンティーヌ・・・・・私も、小さい頃まさに、おてては、まっきっきでしたよ~~~~。
Commented by 40ansparis at 2009-12-05 05:53
森の子さん、こんな本当に独り言日記に、コメントして下さって、本当にありがとうございます。活字好きでも、まだまだ辞書を引き引き読んでいることも多いんですけれど、それでも、やっぱり本、好きなのです。
冬のこたつにみかんは、永遠ですね(笑)。
Commented by kanafr at 2009-12-05 11:31
遥か昔の学生の頃、かっこつけて手に取ったカミユの異邦人ですが、難解でした。フランスにきてからlapinさんのようにフランス語学校で読まされましたが、できないながら何となく分かった気がしたのは年齢もあるからかもしれませんが、日本では理解できない小説の中にある空気感が身近に感じられたからじゃないかなって思っていました。
冬のヴィタミンC、とっても大事ですね。
Commented by letterstand at 2009-12-05 18:03
「手紙」「言葉」「文字」のギャラリーを
東京・表参道のこどもの城の近くではじめました。
もしご興味ございましたらご覧ください。

コメント欄より失礼いたしました。

LETTER STAND
Commented by 40ansparis at 2009-12-06 07:02
kanafrさん、そう、私が今思うには、和訳がより難解にさせてしまっているような気がします。それに、ノーベル文学賞を取っている小説や小説家の文章って、とっても繊細なものが多いように感じるので、その繊細さが、訳し方によっては難しく思わせてしまうような。。。
主人公に、共感する部分を持っているか、いないかでも理解度が違うように思います。私自身は、今回映画を観て、不明だった部分がクリアになりました。
Commented by 40ansparis at 2009-12-06 07:08
letterstandさん、言葉、手紙、なるほど~。表参道のあのあたりは、都内で一番歩いた界隈なので、懐かしいです。言葉を読みに、ダイアリーへお邪魔したいと思います。
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