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知らぬ間に

サロン・ド・ショコラが終わったあとの、とある日。もう今は、少し日にちが経ってしまいましたが。。。

いつものカフェで、いつものように静かに読書をしばらくしてから、帰ろうと本などを片付け始めた時のこと。

ひとつ席を離れて隣に座っていたムッシュウが(後で聞いたところ、ギリシャ人だそう)
「あなたを描いていたんですよ」とハガキサイズのスケッチブックを私に見せながら話しかけてきました。

小さなそのスケッチブックにはさらりと、黒と茶のみの水彩で描かれた、読書する私の横顔が数枚
見えました。

全然気が付かなかったので「え?これ私ですか?」と戸惑いながら覗き込むと、ムッシュウは
「一枚はあなたに差し上げます」とぺらっとめくりすぐ私に下さった。
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思いがけない出来事に、嬉しいひとときだったのと、こんな風に普通にカフェや街に存在している
パリの無数のアーティストの方の存在を実感した日でした。
街で絵を描いている人は、パリにはたくさんいますけどね。

合いそうなフレームが手元にないので、しばらくは今読んでいるポッシュに挟んだまま、私と一緒に
出かけています。
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by 40ansparis | 2009-10-31 22:58 | cafe | Comments(14)
Commented by 森の子 at 2009-11-01 08:00 x
こんにちは。昨日のムッシュも素敵でしたが・・・・・良いお話ですね。
とっても素敵。心が、ぽお~っと温かくなったでしょう。
こんな風にあちこちにアーティストさんがいるのですねえ。

・・・・にしても、美人な40ansaparisさん。(^^)
Commented by luckyme at 2009-11-01 16:45 x
すてきだなあ。
きっとラパンさんの姿が絵心を誘ったにちがいない!
そして,この絵描きさん,ちゃんとラパンさんの雰囲気をとらえてらっしゃる。
パリではこのように,音楽でも絵画でもごく自然に生活と共にあるのですね。
すそ野の広さに驚くばかりです。うらやましい。

最後に,先日は私のところにもコメントを寄せてくださって,ありがとうございました:-)
Commented by stanislowski at 2009-11-01 17:25 x
静かで凛としたうつくしい佇まいだったのではないでしょうか?!
わたしもラパンさんのように、描かれてみたいわぁ。
先ずは自分が年齢に見合ったように姿勢を正さないとかな。
どんなフレームに縁取られるのかしら。アンティーク?モダン?
Commented by Tomojana at 2009-11-01 23:12 x
うわ~、なんだかとっても素敵なエピソードですね。
描きたくなるような素敵な雰囲気が、ラパンさんから流れ出て
いたのでしょうね。

ここじゃ、ひとりカフェに座っている女性をさらっと描き、それを
さりげなく本人に渡してくれる芸術家などないと思います。断言
しちゃいます。

前回のコメントにちょっとつながりますが、たとえ地理的には隣の
国でもドイツ人とフランス人は、恐ろしいくらい違っていますね。フラ
ンス人の友人に言わせると、起源が違うのだそう。つまり、ラテン&
ケルト系とゲルマン系の違いだと彼は言いたかったのだろうなと、
後から感じました。

いくつになっても現役バリバリのフランス男性が、パリにはうようよ
しているのですね?!よーし!!(笑)
Commented by hiromi at 2009-11-01 23:45 x
とっても似てますよ!!!
そろそろ、
塩キャラメルのショコラですね(笑)
Commented by melissa-aroma at 2009-11-02 02:19
うわ~なんて素敵なことでしょう♪
さすがパリですね!やることがお似合いです。こちらでそんなことされると、ちょっと引いたりしそうですが、よかったですね☆
うんうん!ラパンさんの雰囲気がよかったのでしょうね^^
私もそういうふうにサラサラっと描けるといいな~。私もカフェで練習しましょうか^^「あなたを描いていたんですよ」って言ったら逃げられそうです(笑)実行するならパリにしよーっと^^
Commented by 40ansparis at 2009-11-02 05:45
森の子さん、ホント、心がほんわかしました。こんな私を描こうだなんて。
自分では、広いおでこをしっかりと描かれたな、、、、とそこが実はとっても気になってしまい、そこばかり目に入ってしまいます(笑)。
Commented by 40ansparis at 2009-11-02 05:48
luckyme さん、本当にパリという街は、自然にアーティストさんたちが存在しているだけでなくて、それを暗黙の了解で温かく受け入れている人々の存在があるんですよね。だからこれだけ歴史上も、アーティストがたくさん住みついた街になったのでしょうね。
Commented by 40ansparis at 2009-11-02 05:49
stanislowskiさん、フレームのイメージはまだあまりないのですが、漠然とシンプルなものかな、と思っています。
今度蚤の市ででも探そうかな、とも思っています。ちょうどシックな色合いだから、新品のフレームじゃない方がいいような気がして。
Commented by 40ansparis at 2009-11-02 05:51
Tomojana さん、ケルト系とゲルマン系の違いですね~。なるほど~~。言われてみれば、同じ白人系でもその辺は微妙にキャラクターが違いますよね。フランス国内でも、イギリスに近い方の北や南仏やスペイン寄りの南の人たちは、違うと聞いたことがあります。面白いですね~。
Commented by 40ansparis at 2009-11-02 05:54
hiromi さん、塩バターキャラメルのショコラ、また入荷してますよ!
私もあのショコラは、飽きることなく買い続けては、おやつに食べてます!熱いお茶やカフェが美味しい季節に食べるのが一番ですよね。
次回是非、お会い出来たら、お声かけ下さいね。
Commented by 40ansparis at 2009-11-02 05:57
melissaさんたら、面白すぎです、コメント(笑)。でも、私が想像するには、きっとmelissaさんの場合は「あなたを描いていたんですよ」って言ったら、逃げられるよりも、逆に相手から口説かれたりするんじゃないかしら?うーん、どちらにしても、実行するならパリがいいかも、ですね(笑)。
Commented by いっこさん at 2009-11-02 21:12 x
いいなぁ、素敵なエピソード。
絵を描かれるのも声をかけられるのもカフェでゆったりした時間を過ごすからこそですね。(もちろん腰かけている人が素敵だからでしょうが)部屋の中でゴロゴロしてるか街で動き回っているかの両極端の私としては少しは見習わなきゃ。(えっ、何を目指してる?)
Commented by 40ansparis at 2009-11-03 06:01
いっこさん、私ももちろん、部屋でゴロゴロの日もあれば、街を歩きまくっている日もありますよ。ただ、私の仕事人生、どなたもある意味そうでしょうけれど、仕事が時間との戦いなせいか、とにかくプライベートの時間は割とマイペースにしていたいんですよね。声を掛けられるのは、パリは東京よりも確実に多いと思うので、特別感はあまりない気がしますよ。
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